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最終更新:2011年8月31日(水) 12時26分

別府女性殺害、携帯ICカード使用

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 大分県別府市で温泉めぐりをしていた看護師の女性が殺害された事件で、死体遺棄の疑いで逮捕状の出ている男が、女性の携帯電話からICカードを抜き取り使用していたことが分かりました。一方、警察は男の身柄の移送を始め、大分に到着次第、逮捕する方針です。

 31日朝、大分に身柄を移されるため羽田空港に向かう安藤健治容疑者。少し口を開けたまま、ぼんやりした表情で前を見ていました。

 安藤容疑者は去年9月、大分県別府市の山林に1人で温泉めぐりをしていた神戸市の看護師、横手宏美さんの遺体を遺棄した疑いで逮捕状が出ています。

 これまでの調べで、横手さんの衣服についていただ液のDNA型が安藤容疑者のものと一致していたことが分かっていますが、その後の警察への取材で、安藤容疑者が横手さんの携帯電話に入っているICカード=「SIMカード」を抜き取り、自分の携帯電話で使っていたことが分かりました。

 「(安藤容疑者は)普通の人間、おとなしい人間。(Q.安藤容疑者はよくしゃべる?)仕事の面はね、余計なことに関してはしゃべらない」(元同僚の男性)

 警察は安藤容疑者の身柄を大分に移して死体遺棄の疑いで逮捕し、今後は横手さん殺害にも関与した疑いがあるとみて調べを進める方針です。(31日11:40)