20日ごろから、ツイッター上ではFacebookの「いいね!」ボタンについて、ドイツで「プライバシー法違反で罰金50万ユーロの可能性」があるというニュースが話題になっている。
これは、19日にドイツ北部・シュレースビヒホルシュタイン州のプライバシー保護局局長が発表したリリースがきっかけ。これを、ツイッター広告サービス「つあど」の運営者・朝山貴生氏がブログで紹介したことをきっかけに、日本でも話題になったようだ。保護局長のThilo Weichert氏によると、「いいね!」ボタンを押すと、Facebookの会員かどうかに関わらず、本人の許可なしにアクセスデータなどの個人情報がFacebookのサーバーに送信されるため、これが違法であるという。局は、ボタンを設置しているサイトからの自主的な撤去を求めており、ドイツ国内において、9月30日までに「いいね!」ボタンが撤去されない場合、サイト運営者に対し、最高で50万ユーロ(=5750万円)の罰金が科せられる可能性も示唆している。
日本では、この記事に関して1000人以上が当のFacebook「いいね!」ボタンを押し、ツイッターではこんなつぶやきが(8月28日18時35分現在)。
「えぇぇぇぇぇ!?」
「またまたご冗談を…」
と記事の内容がにわかに信じられない人や、
「恐ろしいな」
「なんとまぁ(;´∀`)/」
「厳格さが独っぽい」
「ネットの利用やプライバシー規制の範囲の取り扱いは、ますます慎重にしないといけないって事だな」
と、改めてネット上の個人情報について注意をしなくてはという感想を持つ人もいた。、
保護局局長の見解としては、企業の「いいね!」ボタンを押したことによって、流出した個人データの責任はFacebookに転嫁すべきではないという。これに対して、
「FBじゃなくてイイねボタンを設置したサイトが処罰対象かよw」(編集部註:FBはFacebookの意)
という意見も。
本件に関しては、EUをはじめロシアなどのブロガーも反応し、記事にしている。9月末以降、どのような続報が聞かれるか、注目したいところだ。
(R25編集部)
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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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