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ページ更新時間:2011年08月31日(水) 10時14分

うつ病を血液で診断、広島大が発見

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 うつ病かどうかを血液の遺伝子に起こる化学反応を用いて客観的に診断する方法を、広島大学の研究グループが世界で初めて発見しました。
 これは、広島大学大学院の医歯薬学総合研究科の山脇成人教授らの研究グループが発表したものです。

 うつ病の患者とうつ病ではない人の血液を解析した結果、うつ病の患者には血液の遺伝子に起こる「メチル化」という化学反応に特有のパターンがあることがわかったということです。

 今のところ、うつ病は精神科医による問診などを通して診断され、誤差の大きい血液を用いた診断方法は補助としてしか使われていません。今回の発見により、自殺の予測や新しいうつ病の治療法、新薬の開発につながることが期待されています。

 研究成果は、アメリカの科学誌の電子版に掲載されています。(31日09:02)

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