工場で使用する水について2011年08月31日
いま放射能関連のできごとが日本中の消費者に重大で深刻な影響を与えており、特に農産物、魚介類、牛肉とその影響も広範囲にわたっているので、消費者としてはたいへん不安につながる問題として捉えています。
食品企業としてもそのような消費者の気持ちを十分に理解し、さまざまな手当てを講じています。
とくに使用する原材料や水について厳重な管理をし、万が一にも製品に放射能の影響が出ないよう神経をとがらせています。
そのような状況の中で改めて気づかされたのですが、食品工場というのは当然、水を大量に使うのですが、それがほとんど井戸水だということです。よく考えて見ると大量に使うだけに水道水を使っていたらたいへんな費用が発生し、製品の値段にも跳ね返ってしまいます。
井戸水ならコストを大幅に下げることができます。
いろいろな資料などを見ますと、井戸水というのは数十年前に降った雨が時間をかけて地中にしみこみ、地下水となり汲み上げられる
ということですので、その安全性はきわめて高いものと思います。
今回のようなできごとが起こるとあらためて環境面や安全性などからアナログ時代の手法の良さを感じています。