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リニューアルの大阪駅、デートの待ち合わせするなら…

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2011/8/31 7:01
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 どの街にも、広く知られる「待ち合わせ場所」がある。場所が分かりやすい、待ち時間をつぶしやすいといった特徴を持ち、東京ではJR渋谷駅のハチ公前などが有名だ。だが関西最大のターミナル駅、JR大阪駅では、これまで便利な待ち合わせ場所がないとの声が多かった。5月に全面リニューアルした後の同駅はどうなっているのか、探ってみた。

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 「『行ってみたい』と思わせる、シンボル的なエリアを作りたかった」(JR西日本創造本部の大阪ターミナル開発チーム・宮崎博司課長)

 JR大阪駅の1日平均の乗降客数は約85万人。関西で最大規模だが、これまで「待ち合わせに適当な場所がほしい」「自分の居場所を説明しやすい目印がない」といった声が多かった。かつては駅の中央コンコース北側に「噴水小僧」と呼ばれる噴水があったが、「待ち合わせ場所としての認知度は高くなかった」(同社広報部)といい、2004年に撤去された。

 大阪駅の全面改装は1874年の開業から4回目。リニューアルした新駅は百貨店やホテルなどが併設され、「大阪ステーションシティ」と呼ばれる。単に乗降するだけでなく、街としての機能を持たせようと設計されている。5代目となる現在の駅で「初めて“待ち合わせ場所”の概念を取り入れた」(宮崎課長)という。

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 実は、隣接する阪急梅田駅には「梅田の待ち合わせ場所の老舗」(阪急電鉄広報部)がある。1階コンコース東側にある大画面モニター「BIGMAN」だ。もともと周辺を通行する乗降客ら(1日平均約46万人)向けの情報発信ツールで、テレビ番組などを放映。周辺で待ち合わせをする際の、格好の時間つぶしになっている。

 JR西日本は当初、待ち合わせ場所をわざわざ設ける考えは無かったという。だが「駅で過ごす時間の魅力を高めるために欠かせない」との声が開発チームに上がり、「待ち合わせ場所となる広場を8つ設ける」との結論にたどり着いた。駅ビルの低層階・高層階にそれぞれ広場を設け、どの階からもアクセスしやすくするためだ。

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