2011年 8月 30日
緊急着陸の米軍関連機修理へ
岡山空港にアメリカ軍の関連機2機が緊急着陸したトラブルで30日、燃料漏れを起こした機体の修理が行われました。定期便の運航に影響はありませんでした。29日午後6時すぎ、訓練中のアメリカ軍の関連機2機から岡山空港の管制室に緊急着陸の要請がありました。緊急着陸した2機のうち1機は上空で燃料漏れを起こしていて、誘導路に進入したところでエンジンが止まり、油が漏れ出しました。空港の消防隊が処理にあたりケガをした人はおらず、定期便の運航にも影響は出ていません。空港では故障した機体をエプロンに移動させた後、アメリカ軍が派遣した技術者が修理を行いました。2機は、山口県の岩国基地から厚木基地に向かっていたということで、広島市の中国四国防衛局がアメリカ軍に対し、航空機の詳細について照会を行っています。

テルサ譲渡撤回を受け入れへ
岡山県早島町の町長選で県の宿泊研修施設岡山テルサの受け入れに反対する新町長が誕生したのを受け石井知事は仮に町側から譲渡の白紙撤回を求める申し出があった場合、受け入れる考えを示しました。石井知事は岡山テルサの受け入れ反対を訴え当選した早島町の中戸哲生町長と来週にも会談を持つことを明らかにした上で、仮に岡山テルサの譲渡に関する覚書の白紙撤回を求める申し出があった場合は、受け入れる考えを示しました。石井知事は、仮に早島町への譲渡が白紙に戻った場合は県の財政構造改革プランに沿って民間への譲渡に向けて手続きに入ると話しました。

伊方原発1号機検査で停止も9月は安定供給
四国電力は愛媛県の伊方原発1号機について定期検査のため来月4日から運転を停止すると発表しました。他の発電所の定期検査を延期することで来月は電力を安定供給できるということです。四国電力によりますと伊方原発1号機は来月4日から運転を停止し、今年11月16日に送電を開始する予定ですがストレステストの実施状況次第では検査期間が延びる可能性もあるということです。1号機の出力は56万6000キロワットで運転停止により電力供給量は大幅に低下しますが徳島の阿南火力発電所3号機の定期検査の開始日を遅らせるなどして余力を示す予備率は10%前後を確保できるということです。四国電力は伊方原発3号機の運転再開の条件となるストレステストの1次評価の報告書を来月中にまとめ、原子力安全・保安院に提出することにしています。