民主党の横峯良郎参院議員が、賭けゴルフなどを報じた週刊新潮の記事で名誉を傷つけられたとして発行元の新潮社(東京都新宿区)などに5500万円の賠償を求めた訴訟で、東京高裁(芝田俊文裁判長)は30日、議員側の請求放棄の申し立てを認めた。議員側が報道をすべて認めた形で訴訟は終結した。
横峯議員は毎日新聞の取材に応じ、賭けゴルフの事実を改めて認めたが「1回1000~1万円」と説明。「1打1万円」などとする報道は否定した。請求放棄の理由については「4年裁判をやったからもういい」と述べた。「議員失格ではないか」との批判には「一生懸命やっている。議員失格とは思っていない」と反論し議員辞職を否定した。【太田誠一】
毎日新聞 2011年8月30日 18時40分(最終更新 8月30日 19時56分)