NHK長崎県のニュース　長崎放送局

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対馬に「朝鮮通信使」壁画完成

江戸時代に朝鮮半島と江戸との間を往復した親善使節団「朝鮮通信使」を高校生が描いた壁画が完成しました。
この壁画は今年１１月に対馬市で「朝鮮通信使ゆかりの町全国大会」が開かれるのにあわせて大会実行委員会が地元の県立対馬高校に制作を依頼していました。
対馬高校では美術部の６人の部員が壁画制作に取り組み、このほど市内の消防団詰め所の外壁に縦２．４５メートル、横が５．５メートルもの作品を完成させました。朝鮮通信使は当時の李氏朝鮮の外交使節団であわせて１２回、江戸との間を往復しましたが１２回目となった最後の通信使は対馬で親書の交換を行いました。
壁画はその時の様子を描いたもので、当時の対馬藩主と通信使一行の正使が実物大に描かれており、両者がほほえみながら握手を交わしています。
場所は対馬市厳原のほぼ中央を流れる、本川の河口付近で、当時通信使一行の船が着岸したとされる場所です。
正使のバックには通信使の船、藩主のバックには厳原港の入り江が描かれており対馬と朝鮮半島の人々の友好関係が表現されています。

08月30日　16時12分

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