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【格闘技】

亀田興毅 十八番メンチ切り 31日にWBA世界王座防衛戦

2011年8月30日 紙面から

鋭い眼光でにらみつける興毅(左)に笑顔で応じたデラモラ(右)

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 調印式が29日、東京都内で行われた。WBA世界バンタム級王座2度目の防衛戦となる亀田興毅(24)は、現役大学生のインテリボクサーで無敗の挑戦者ダビド・デラモラ(23)を前に「頭でも負けない。オレの戦いの頭脳は東大級」と豪語。3度目の世界挑戦で王座奪取を狙う清水智信(30)も闘志をたぎらせた。

 出た。十八番のメンチ切り。恒例の写真撮影が終わると、興毅がデラモラに額を押しつけて“視殺戦”を仕掛けた。5秒、10秒、15秒…。だが、興毅の執拗(しつよう)な挑発も、デラモラは笑顔で軽くかわした。

 調印式の前も興毅は離れた場所から鋭い視線を投げかけた。デラモラもさすがに気付いていたようだが「印象? 別に。私を見ていたようだが、ショーの一環だと解釈していたよ」とクールな対応。

 デラモラはメキシコのティファナ大でマスコミ学を学ぶ現役大学生。公開練習でも「頭のボクシングで勝つ」と宣言した。しかし、これを聞いた興毅は「オレと正反対やな。オレは天下茶屋中学卒。でも、4歳から空手やって、戦いの頭脳は東大クラス。いや、アメリカのハーバード大クラスや。ボクシングの駆け引きなら負けへん。意外と引き出し多いねん」と言い放った。

 デラモラは23戦全勝16KOの強敵だが、興毅は「オレはもっともっと上を目指す。これくらいの選手に苦戦してたらアカン。きれいに倒すよ」とキッパリ。ボクサーとしてのIQはどっちが上か。 (竹下陽二)

 

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