大手家電量販店の通販サイトで他人のポイントを不正に使って家電製品を手に入れたとして、中国人の男3人が盗みの疑いで警視庁に逮捕されました。
逮捕されたのは、東京・中野区の会社員、金昌輝容疑者(34)ら、中国人の男3人です。警視庁によりますと、金容疑者らは去年11月、大手家電量販店「ビックカメラ」の通販サイトで、他人のポイントを不正に使っておよそ1万7000円相当のデジタルカメラを手に入れたなどとして、盗みの疑いが持たれています。使われたポイントは量販店の店頭や通販サイトで購入した金額に応じて与えられ、商品の購入代金に充てることができるもので、警視庁は、金容疑者らが他人のIDとパスワードで通販サイトに侵入し、不正にポイントを使っていたとみています。これまでに顧客20人のおよそ80万円分のポイントが不正に使われたことが明らかになっていて、商品の発送先15か所のうち3か所が金容疑者らの自宅だったということです。調べに対し、金容疑者らは「人に頼まれて商品を受け取ったが、不正に手に入れたものとは知らなかった」などと、容疑を否認しているということです。警視庁は押収したパソコンなどを分析して、サイトへの不正侵入についても捜査しています。