NHK青森県のニュース 青森放送局
自衛官懲戒処分
先月、青森市内でタクシー運転手の男性2人に暴行を加えたとして警察に逮捕された陸上自衛隊青森駐屯地の自衛官が30日付けで停職15日の懲戒処分を受けました。懲戒処分を受けたのは、陸上自衛隊青森駐屯地の第9通信大隊に所属する西村崇2等陸曹です。
西村2等陸曹は先月2日、青森市横内の路上で、乗っていたタクシーの運転手の男性に殴る蹴るの暴行を加え、止めに入った別のタクシー運転手の男性も殴ったとして暴行の疑いでその場で逮捕されました。
はじめに暴行を受けたタクシー運転手の男性はろっ骨を折るなどの大けがを負いました。
西村2等陸曹は先月、傷害の罪で略式起訴され、青森簡易裁判所から罰金30万円の略式命令を受けています。
陸上自衛隊青森駐屯地によりますと、当時、西村2等陸曹は同僚と酒を飲み、タクシーに乗って帰宅しようとしたところ、泥酔していたため、自宅とは別の場所に誘導してしまい、運転手と口論になったということです。
青森駐屯地第9通信大隊長の鈴木実2等陸佐は「自衛官としてあってはならないことであり、誠に遺憾に思う。今後はさらに指導を徹底し、再発防止に努めていきたい」とコメントしています。
県内では、▼ことし4月、八戸市で陸上自衛隊八戸駐屯地の40歳の自衛官が、酒気帯び運転で事故を起こして警察に検挙されたほか、▼ことし5月にはむつ市のスーパーで、海上自衛隊下北海洋観測所の46歳の自衛官が店員の胸ぐらをつかむなどして暴行の疑いで逮捕されました。
▼さらに、ことし6月には、八戸市で車の運転のしかたでトラブルになり、会社員の男性の後頭部を殴ったとして、陸上自衛隊八戸駐屯地に所属する自衛官の男が暴行の疑いで逮捕されるなど、自衛官の不祥事が相次いでいます。
08月30日 19時48分
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