NHK宮城県のニュース　仙台放送局

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底引き網漁解禁直前に避難

来月１日に解禁となる底引き網漁を前に石巻市で漁の安全を願う神事が行われました。
しかし、台風が北上していることから、神事が終わると同時に船を避難させることになり、漁のスタートも先送りになる見込みです。石巻市の漁港では底引き網漁が来月１日に解禁となることから漁業関係者が漁の準備を進めていて、３０日は沖合でスルメイカなどを狙う２隻の漁船で漁の安全を願う神事が行われました。
船のブリッジには漁師の代表などが集まり、神職が祝詞をささげて安全を祈願しました。
しかし、大型で強い台風１２号が北上し、東北地方に近づくおそれが出てきたことから、神事が終わると同時に漁船を避難させることになり、２隻の漁船は魚市場に近い岸壁からおよそ６キロ離れた波の影響を受けにくい岸壁まで移されていきました。
２隻の船を持っている漁業会社の社長・鈴木廣志さんは「台風ではしようがない。海に出られるようになれば、復興のために一生懸命、漁をしたい」と話していました。鈴木さんによると漁のスタートは来月４日以降になりそうだということです。

08月30日　18時58分

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