原発作業員 急性白血病で死亡
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原発作業員 急性白血病で死亡

8月30日 22時35分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

福島第一原子力発電所で今月上旬、一時働いていた40代の男性作業員が、急性白血病で亡くなっていたことが分かりました。東京電力は「被ばく量が少ないため、放射線が原因とは考えられない」と説明しています。

東京電力によりますと、この男性は今月上旬、下請け企業を通じて福島第一原発で働き始め、1週間程度、休憩所のドアの開け閉めを担当していたということです。男性はその後、体の不調を訴えて急性白血病と診断され、病院で治療を受けましたが、亡くなったということです。急性白血病は放射線の被ばくが原因で発病することもありますが、東京電力によりますと、この男性が福島第一原発で作業した間に浴びた放射線量は0.5ミリシーベルトで、内部被ばくもなかったということです。また、男性は原発で働く為に必要な放射線管理手帳を今回初めて取得したとみられ、以前に原発で働いた記録がないことなどから、東京電力は「放射線が原因とは考えられない」と説明しています。