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2011年8月30日18時36分

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禁煙補助剤「チャンピックス」で意識障害6人

 厚生労働省は30日、禁煙治療に使われる飲み薬「チャンピックス」(成分名・バレニクリン)を服用した患者のうち6人で、気を失うなど副作用が疑われる意識障害が起こっていたと発表した。

 厚労省によると、チャンピックスは国内で販売されている禁煙補助剤の中で唯一、脳に直接作用する。6人は40〜70歳代の男女。うち3人は自動車の運転中に起き、2人が意識を失い、1人が眠くなった。3人ともけがはなかった。残り3人は、ぼーっとするなど意識のレベルが低下した。

 60代の男性は、飲み始めて8日目に起きた。服用してから約20分後、車の運転中に意識を失い、気づいた時には、側溝に車が突っ込んだ状態だったという。

 チャンピックスは2008年5月から販売され、年間使用者数は推計41万4千人。販売元のファイザーは医師向けの説明文書を改訂し、自動車の運転や危険を伴う機械の操作をさせないよう注意を促している。

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