九州電力と四国電力は30日、川内原子力発電所2号機(鹿児島県薩摩川内市、出力89万キロワット)と伊方原子力発電所1号機(愛媛県伊方町、出力56.6万キロワット)の定期検査を始めると発表した。それぞれ9月1日、4日に定期検査に入り、3カ月程度停止する。定検に伴い九州電は保有する6基の原発のうち、4基が停止、四国電は3基のうち2基が停止する。
定検入りに伴い、九州電の9月の電力供給能力は8月末比5.2%減の1591万キロワットに低下。九電は9月の最大電力需要を1518万キロワットとみており、余裕度を示す供給予備率は4.8%となる見通し。
12月には玄海原発の1、4号機(佐賀県玄海町)も定期検査に入る。この時点でほかの4基が停止していれば来年1月の供給能力は1353万キロワットで、1月の最大電力需要予想(1420万キロワット)を4.7%下回る。
一方、四国電は定検入りに伴い、予備率が0.5%まで低下する恐れがあるため、3日に始める予定の火力発電所の検査入りを9日に延期。9月5~9日の供給予備率は11.4%を確保するという。
火力の検査入り後の9月中旬以降についても、電力需要が落ち着くため、安定供給の目安とされる8%を上回る見込みとしている。
九州電力、四国電力、川内原子力発電所
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