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03/01(火曜日)
今日の未明、来年度予算案が衆議院を通過した。これで、予算の年度内成立が確実となった。
これから、参議院での予算審議と、衆議院での予算関連法案の審議に焦点が移る。関連法案については、与野党の合意が得られるまで、しっかりと協議をしてゆくことになる。
今の状況は、98年の金融国会の時とよく似ている。あの時は、現在とは逆に、自民党が与党で衆院の多数派を握り、参院は私たち民主党中心の野党が多数を占めるねじれ状態。政府与党の「ブリッジバンク法案」は、そのままではどうしても成立不可能という力関係だった。しかし、そのような政治の膠着をいつまでも続けていたら、本当に大きな銀行の取り付け騒ぎが起きかねず、日本発の金融恐慌に発展してしまうかも知れないという瀬戸際にあった。
そんな危機感の中で、与野党は最終的に《政局より政策》の道を選び、ねじれ国会でありながら協力し合って金融再生法案(我々の側が出した提案)を成立させ、金融危機は回避できたのだ。
今回もまた、何としても国民生活を守るために、これから予算関連法案で与野党の合意を目指して全力を傾けたい。