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03/02(水曜日)
昨日、9回目の自殺総合対策会議を開いた。「最小不幸社会の実現」を掲げる私の内閣で、自殺対策は重要な課題だ。一人ひとりの悩みに、一番近い接点で丁寧に向き合えるよう、各省で考えられる限りの窓口を整備し、相談に応じてきた。
その成果が少しずつ現れたか、去年(暫定値)の自殺者は、9年ぶりに3万2千人を下回った。今年こそは3万人を割るよう、更に努力を重ねたい。昨日の会議では、今年度限りの予定だった関係閣僚らのタスクフォースの活動を続けることを決め、昨日スタートした「自殺対策強化月間」で、具体的行動に着手した。
自殺の減少には経済の回復が何よりだという指摘もあるが、それだけでは不十分だ。必要なのは、皆が「居場所と出番」を得られること。誰も見捨てず温かく包み込む社会を、家族や地域、そして国で積極的に築くこと。今年1月に設置した「一人ひとりを包摂する社会」特命チームとの連携も、欠かせない。
今悩んでいる方、どうか政府が用意した相談窓口を一度訪ねてください。そうした方が近くにいる方は、勇気をもって、相談を促してください。政府は、一生懸命対応していきます。
※相談窓口一覧は、こちら