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03/03(木曜日)
一昨日、今年1月の労働力調査の速報値が公表された。内閣発足以来、「雇用、雇用、雇用」と唱え取り組み続けてきた成果が、いくつかの数字に表れてきているように思う。
完全失業者数は309万人で、去年の同じ月に比べ14万人減少した。完全失業率も、一昨年4月以来5%を超えていたのが、昨年12月に4.9%と21ヶ月ぶりに5%を割り、1月も引き続き4.9%だった。季節調整値でみると就業者は昨年11月から増えており、一方、完全失業率は昨年10月から減り続けている。しかし、依然として厳しい状況であることには変わりない。気を抜かずに、地域での対策を強化したい。
中でも年度末の今月、ラストスパートをかけるのが、新卒者雇用の応援だ。新設した「新卒応援ハローワーク」には、既に延べ12万人以上の方が訪れている。また、昨年9月に倍増したジョブサポーターの支援で内定を得られた件数は、昨年9月から12月で2万5千人を超えた。既卒者を雇用する事業主への特例奨励金の適用件数は、9月末からの累計で24万人分に上っている。
これから今月末に向け、ジョブサポーターを更に100名近く増員するなど、支援を一段と強化する。各地のジョブサポーターさんは、人生経験も仕事の経験も豊富な先輩達である。就職活動の若者たちと共に悩みに向き合い、良い結果に涙を流して喜んでくれる人もいる。そんな姿を、私もハローワークで目撃し、この取組の意義を確信した。
これから社会に出ようと就職活動中の皆さん。一人で思い悩むことなく、ハローワークに連絡して、是非これらのサービスを利用し、自分の力を存分に発揮できる仕事を、見つけて下さい。