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03/10(木曜日)
昨日、外務大臣の後任に、松本剛明さんを任命した。前・副大臣という、従来の外交路線を引き継ぐには最適任の立場であり、諸々の重要案件への取組を切れ目なく進めてもらう。
そして昨日はもう一件、重要な辞令交付を行った。五十嵐敬喜・法政大学教授に、内閣官房参与に就任していただいたのだ。五十嵐教授とは、20年以上前、土地問題についてのある雑誌の対談で知り合ってからのお付き合いだ。土地基本法や、92年の都市計画法改正案(議員立法)作成などに、一緒に取り組んだ。
それ以来、五十嵐教授は、公共事業、地域再生、さらには人口減少社会克服に向けた政治と行政のあり方という極めて長期的な政策課題等について、精力的に提言されてきた。今国会が始まった時、私のブログに掲載したあの深刻な人口変動グラフに対する、切迫した危機感も共有している。
現在政府が取り組んでいる課題は、いずれも将来の国の姿を決める非常に重要なものだ。五十嵐教授の国づくりに対する知見とエネルギーを、政府と改めて共有したい。それが今回の人事の趣旨である。国家戦略室の総理補佐チームとも、大いに協働していただきたいと思っている。