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04/23(土曜日)
「もっと現場を見ろ」「邪魔になるから行くな」「時期尚早」「遅すぎる」---様々な意見が飛び交う、総理の被災地訪問。《事実》を、淡々とお見せします。いつもの音楽もナレーションも、付けません。まずは、石巻から。
<移動の車中から、外の人達と握手する総理>
女性:よろしくお願いします!
総理:しっかりやります!
漁民:お願いします!
<石巻市役所で地元首長らの報告を聴く>
亀山 石巻市長:雇用を守るということが、今一番必要な対策だと思っております。
阿部 東松島市長:国の出番です。間違いなく、国の規模でこの災害を乗り切っていかないと、復旧・復興はないと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
<市役所内のラジオ石巻 臨時サテライトスタジオで生放送に出演>
ラジオ局DJ:菅総理はこのあと市内を回り、私たちの街の現状を視察します。
総理:石巻の皆さん、こんにちは。私、総理大臣の菅直人です。是非とも皆さんに、元気よく、復興の道筋を歩んでいただきたい。国としても全力をあげて、そうした皆さんの歩みに、全力をあげて一緒になってやっていきたい!
<石巻市内を見渡せる高台へ。住民に声をかける>
総理:ご苦労様。本当大変でしょうが…
<地元選出衆議院議員から被害状況の説明>
安住淳議員:あのマルハニチロの主力工場ですけど、この中は全然だめです。
<総理への注文>
女性A:早く復興するようにね、やっていただきたいです。
女性B:(総理の手を握って)お願いだから、みんなが幸せになれるようにしてね。
<再び移動のバス。運転する自衛隊員のヘルメットには「まげんな!東北!」の文字>
<移動の車中も、新たな余震の影響などを聴き取り>
総理:松島も(自衛隊)基地が水が出ないと言ってましたけど、どうですか、県内の…
村井宮城県知事:かなりライフラインはやられました。水道が止まり、ガスが止まりという
<インタビュー/総理が訪問する意義は―>
村井宮城県知事:まず、地元の人たちが安心しますので。また総理自らが被害状況を見ていただきますと、対応にまた違いが出てくるかと思いますので、このように来ていただけることを本当にありがたいと思っております。
<バスが急に止まる>
男性:ちょっと降りていただいて、はいお願いします。
<急きょ下車して、がれき撤去現場へと歩く総理>
総理:どうもご苦労様です!
作業の手を止める住民たち:あー菅さん!あ、あー!!
作業を説明する自衛隊員:剥がしながら、ああやって止まった所で、自衛隊や警察が剥がしていく…
総理:これだけの災害に対して、警察や自衛隊の皆さんが本当に寝食を忘れて頑張っていただいてる事を、本当に誇りに感じています! どうか頑張って下さい! ありがとうございます!
警察官ら:ありがとうございます!
総理:どうもありがとうございます!
<避難所では被災した皆さんと直接対話>(撮影なし/字幕のみ)
「これからどういう風に、自分たち生きていくのか…」
―総理が受けとめた、80代・女性の方の言葉
<漁業関係の方から直接要望を聞くため、石巻漁港へ>
安住淳議員:宮城県の漁船が、漁業船がすっかりダメになっちゃって…
総理:どうもご苦労様です。いや本当にご苦労さんです。
漁業関係者:車、それからこういう廃材が、海中に散乱しております。たらい回しでなく、早急に漁場、あるいは航路の撤去作業をしていただきたい。
集まった漁業関係者たちと総理:(声を合わせて)がんばろう、石巻! ガンバローー!
つづく