車・自動車SNSみんカラ

2011年08月24日
※今回紹介したアプリの使用を誤ると、GPS機能が使えなくなるなど深刻な問題が発生する事があります。私ライーザは、今回紹介したブログの内容を実行した事により発生した問題に関しては一切責任を負わないものとします。GPSの設定変更は、自己の責任において行って下さい。

スマホのGPS精度は機種によってバラバラで、私が持っているスマホ「Galaxy S2 SC-02C」はGPSの精度がかなり悪い方です。googleマップのアプリを開いて現在地を確認すると1km以上離れた場所が現在地として表示されるので、ナビとして使うには致命的な誤差です。電車に乗ってドア近くで「GPS test」というGPS衛星からの受信状況を調べるアプリを起動すると、掴んでいる衛星の数である"In View"の値は6なのに、端末が位置座標を特定するのに使用している衛星の数である"In Use"の値が0のまま一向に増えず、googleマップのアプリを起動すると、現在地のマークが数秒おきに点から点にワープします。しかも、線路から離れた位置にワープして一度も線路上に表示されませんでした。Galaxy S2のGPSの精度はイマイチって聞いていましたが、ここまで悪いとは予想外でした。

そんなGalaxy S2のGPSの精度を改善する方法があるというのを知り試してみました。これは非root端末でも可能なやり方ですが、今回利用するアプリの設定によってはGPSが全く利用できなくなりますのでご注意下さい。また、Galaxy S2以外の端末でも可能かどうか不明です。

今回「AngryGPS」というアプリを使うのですが、Android公式マーケットにはありませんので、以下のHPからVibrant_CM7_GPSFix_V1.4-Script.zip(このブログの執筆時点でのバージョン)をダウンロードし、このアーカイブの中に入っているAngryGPSmod.apkをスマホにインストールします。
http://forum.xda-developers.com/showthread.php?t=1199613

AngryGPSmod.apkをスマホにインストールする方法としては、

1)スマホで直接上記のサイトにアクセス → 該当アーカイブをダウンロード → ZIP書庫を解凍できるアプリを使う
2)PCで上記サイトにアクセス → 該当アーカイブをダウンロードして解凍 → 該当ファイルをマイクロSDカード経由でスマホに移動する
3)PCで上記サイトにアクセス → 該当アーカイブをダウンロードして解凍 → 該当ファイルを共有フォルダに移動 → Windowsファイル共有(SMB)に接続することが出来るアプリとWi-Fiを使い、ネットワーク経由でスマホからPCにアクセスしてインストール

などが挙げられ、今回は3の方法で「AngryGPS」をインストールしました。利用したアプリは「ES ファイルエクスプローラー」というファイラーです。アプリの紹介及び使い方については下記のサイトを参照。
http://androbiz.com/tool/convenience/707.html

「ES ファイルエクスプローラー」でPCにアクセスできるID及びパスワードを使ってログインは成功したのに、共有フォルダにアクセスしようとすると、

これは以下によって引き起こされるかもしれない:
・WiFiはオフです
・SMBサーバはネットワーク範囲を超えます
・IPは無効です
・ファイアウォールによって妨げられました
・SMBサービスは取り止めになっています


上記のエラーメッセージが出て該当フォルダにアクセスできない事があります。その場合、まずWindowsサーバーのイベントビューアのシステムログを確認してください。そこに、

イベント ID : 2011
ソース : Srv
説明 : サーバーの構成パラメータ "IRPStackSize" が小さすぎるため、
サーバーはローカルデバイスを使用できません。このパラメータの値を大きくしてください。


上記のエラーメッセージが出ている場合は、下記のサイトを参考にして対処してください。私のPCはIRPStackSizeエントリが存在しなかったので、作成して18の値を入力したらスマホからPCの共有フォルダにアクセスする事ができました。
http://support.microsoft.com/kb/177078/ja

AngryGPSのインストールが終わったらアプリを起動します。Settingsをタップし、以下の3箇所のパラメータを変更します。

General Settings > Operation Mode:「STANDALONE」を「MSBASED」に変更
SUPL Settings > Server Type:「UMTS SLP」を「1X PDE」に変更
SUPL Settings > AGPS Mode:「SUPL」を「CP+UP」に変更


これで設定完了です。「GPS test」を起動してGPS受信状況を調べてみると、AngryGPSで設定変更する前よりも、端末が位置座標を特定するのに使用している衛星の数である"In Use"の値が0から切り替わる速度が速くなり、この値も設定変更前よりも増えました。そして、googleマップ上の現在地がだいたい同じ位置に表示されるようになり、電車に乗っている状態でgoogleマップのアプリを立ち上げるとちゃんと地図上の線路の上をマークが移動するようになりました。上手くいきました。

これでGPSがちゃんと機能するようになったので、googleマップやGPSLapsなどGPSを利用するアプリがようやく実用で使えるレベルになったかと。AngryGPSで変更したパラメータの一部は元の値に戻る事がありますので、時々チェックしてみてください。

写真はJRの電車に乗って移動中の「GPS test」のスクリーンショットです。通路側の座席に座っていて、電車の速度が63km/h(GPS上の表示)出ている状態で、掴んでいる衛星の数である"In View"の値が11、端末が位置座標を特定するのに使用している衛星の数である"In Use"の値が10とGPS衛星をしっかり捕捉&受信できています。

「AngryGPS」で設定変更前後の「GPS test」の動作状況と、「AngryGPS」で設定変更している様子を撮影してYouTubeにアップした動画がこちら。



http://www.youtube.com/watch?v=_GTgVfWUcJE
Posted at 2011/08/24 00:54:53 | コメント(2) | トラックバック(0) | 携帯電話
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