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2011-06-11 01:52:43

悩み

テーマ:About me
軽ーいノリで始めた当ブログですが、官僚になったお友達から「参考にしてる」と連絡をもらったり、DCエリアで同時期にLL.M.に進学される方からご連絡を頂いたりと、予想外の反響を頂いており、嬉しいばかりです。


さて、そんな私は進学先も決まり、DCへの引っ越しも済ませ、部屋の整理、車の購入、免許の取得と着実に生活のセットアップを行っている真っ最中な訳ですが、それにしても消えない不安というのがあります。そんな不安を皆さんとシェアしてどうする、と思われるかもしれませんが、何事も書くとスッキリするタイプなので、つらつらと書かせて頂きます。はい、自己満足です、すいません。



①LL.M.後の進路:
これが最大の不安要素ですね。私は今のパートナーと一緒になるために、今後アメリカに半永久的に留まる予定ですので、何としてもアメリカで就職口を見つけなければいけません。ただ、外国人がアメリカで就労するのは年々難しくなってきており(アメリカ市民ですら超就職難でひいひい言っています。)、就労ビザをsponsorしてくれる企業というのはなかなかありません。最悪、彼と結婚してグリーンカードを取得すればこの点はクリア出来るのですが、あんまりそうやって彼に頼り切るのもなんだか嫌だなぁ…と思ってしまいます。出来れば就職先の企業に就労ビザをsponsorしてもらう形で留まりたいなぁというのが本音です。

また、私は企業の法務部や法律事務所からの派遣ではありませんので、現段階でコネが全くありません。コネ社会アメリカでコネが全くないというのはなかなか致命的です。これは、今後一年間DC近辺で開かれる色んな集まりにせっせと顔を出して改善するしか、手立てがありません。ただ、彼が仕事から戻る時間には夕食を用意しておいてあげたいし、その他諸々の家事なんかもあるので、色んな集まりに出席しようとしても時間の制約があるかも、という一抹の不安も残ります。

私は、自分の学術的関心と、学費、卒業後のアメリカでの就職のしやすさ、卒業後の希望の進路への進みやすさ等を総合的に考慮して、LL.M.という進路を選んだ訳ですが、指導教官の先生には「PhDも視野に入れておいては」と言われています。アメリカではPhDを持っている人はごろごろいますし、文系のPhDでも日本のように「モラトリアムを満喫しきったぐうたら学生」というマイナス的な見方はされず、「専門分野における高い知識を持った優秀な学生」というpositiveな存在として捉えられています。PhDを持っていれば、私の就職したいような人権NGOは勿論、アカデミアに留まることも出来ますし、その他の進路も格段に広がります。こうした事情によって、先生はPhDを進めて下さったんだと思いますが、いやぁまだLL.M.も取れてない内にPhDと言われるとどっと疲れるというか(ただの怠け者笑)、本当に自分にそんなこと出来るのだろうか…と思ってしまいます。早く社会に出て働きたいというエネルギーもありますし、また先輩や友達にも「ymkはコミュニケーション力が高いからアカデミアに留まったりしたらもったいない!」とよく言われるし、自分としても外の世界とたくさん触れ合える職場の方が楽しそうだし自分にも向いているだろうなぁと思っています。ですが、現段階ではLL.M.ごときでどの程度の就職口があるのか全くもって未知数ですので、こればっかりは卒業を目前に控えた時期に再度検討するしかないなぁという感じです。



②アメリカで外国人として難民法を専攻するという矛盾:
これは私の専攻に関わる話なのですが、私は難民問題に強い問題意識を感じていて、大学在学中も難民関連のボランティア・インターンばかりに参加してきましたし、大学でも難民法・国際人権法といった分野を中心に勉強してきました。難民数を減少させるためには、根源的には難民発生国における紛争解決が目指される訳ですが、これまでの国連や諸外国による努力が実を結んでいないことからも分かるように、根源的な解決にはまだまだ時間がかかることが予想されます。その一方で、日々世界各地で新しい難民が生まれ、移動しているというのは、紛れもない事実です。先進諸国は、そうする理由づけが何であれ(植民地主義への反省でも良いですし、途上国を利用して先進国に成り上がったという事実への恩返しというつもりでも何でも言い訳です。)、既にそこに存在するそうした人達に救いの手を差し伸べる義務があり、難民受け容れのために最大限の努力をすべきだと考えます。そうした難民が先進諸国に移住するにあたって直面する最大の問題の一つが法的地位の問題であり、私は難民法のスペシャリストとして、難民申請における法的サポートを行うことで、難民申請者の先進諸国における法的地位を確保し、生活の基盤を築く手助けをしたい、と願っている訳です。

と長々と説明してきましたが、これの何が問題かというと、これって日本人が日本でやる分には広く受け入れられるお仕事だと思うのですが、日本人がアメリカでやるには全くもって説得力が欠ける、ということなんです。日本人が日本国政府に「もっと難民受け容れましょう!」と言う分には良いんですが、日本人が合衆国政府に「もっと難民受け容れて下さい!制度設計整えて下さい!」と言った所で、「ここはお前の国でもないのに何で俺らがお前の言う事聞かなきゃいけないんだ」と言われて終了です。そもそも、アメリカの人権NGOで雇ってもらえるかも疑問です。政府の助成を受けているような機関では、米国市民しか雇わないなんてこともあるのかもしれません。

こんな事情もあり、大学院での専攻はどうしたものか…と日々途方に暮れています。彼にも、「日本語を最大限に活かす仕事を探すしかない。あと法律なんてアメリカではみんな勉強してるんだから、国際ビジネス法とか知的財産法とか、需要の高い法律を学ぶしかない。難民法じゃ仕事も見つからないだろうし見つかっても食っていけないよ。」と超現実的なアドバイスをもらっています。実際日系の掲示板でも、知財系の法律事務所で事務募集、みたいな求人をちょくちょく見かけるし、GWは知財で有名なので、これを機に知財をかじるべきか、と現実的に考えていて、アマゾンで米国知財法、みたいな教科書を買ってみたりしました。(憲法とか基本単元の教科書をさらって時間があれば手を出すつもり。)それに知財と人権、みたいな分野ってあまり開拓されていないので、両方に手を出す感じで履修するのもありかな、と思っていたりもします。

難民法やりたいなら、進路を国連機関一本に絞ればいいか、とも思うのですが、彼と一緒に暮らすためには世界のあちこちに赴任するような仕事は現実的ではないので、これも微妙です。DCオフィスでlocal staffとして採用、みたいな募集があるかだけは確認してみようと思いますが。



③ロースクール入学準備:
さすがにロースクール入学前にそれなりに勉強しないとダメだろうと思い、日本のアマゾンで英米法の教科書を大量買いして家族に送ってもらって、今その本達をせっせと読んでいます。テンションを上げるためにPC用の英米法辞典を買ってlaptopにインストールしてみたりもしました。こんな準備で良いのだろうか…と不安は募る一方で、他の準備方法も思いつかないし…。



④タイムマネジメント:
サマースクール開講が一か月後に迫る中、今はのんびりと暮らしている訳ですが、どうも家事に時間を取られすぎている感があります。安い食品求めていくつかのスーパーを放浪したり、足りなくなった生活用品を買い揃えたり、食事の準備をしたり、バスルームの掃除をしたり、アイロンをかけたり、ゴミ捨てに行ったり、お皿を洗ったり、洗濯をしたり、掃除機をかけたり。いやぁほんと家事って大変ですよね。たらたら家事をこなしているせいで、今も読書の時間があまり確保出来ていません。このままじゃ、ロースクールの授業が始まってからちゃんと勉強時間が確保出来るかが危ぶまれます。順番が悪いのだろうか、効率が悪いのだろうか。とにかく色々と模索してみるしかありませんね。

過去の日本人LL.M.留学生の方のブログなんかを見ていると、家族連れで来られたお父さんが多くて、「休日も家族サービスで勉強できなかったり大変そうだな~」なんて思っていましたが、冷静に考えたら家事全般をこなす自分もなかなか大変なのでは!と気づいてしまいました。しかも勉強の要領も悪いので、とにかく家事だけは最低限のことを素早くこなすよう心がけなければ、と思っています。



⑤NY Bar:
アメリカでLL.M.を修了された方の大半がNY Barを受けられると思うのですが、llmguide.comの掲示板で、「来年のNY Barを受けたければ今年の四月中に手続きすべし。手続き方法と期間に今年から変更あり。」みたいなpostがあって、「これ本当なのかな~」とか思ってる内に四月が終わってしまいました。なのでこれであっさり来年の夏のNY Bar受けれなくなってたりしたら嫌だな~と思いつつ、まぁそれはそれでどうしようもないか、とも思ったり。そしたら冬に受けるしかないですね。

そもそも、どんなところに就職口があるのかもわからないので、NY Barが必要になるかどうかも分かりません。ただ合格率の高さとそれによって得られるqualificationを勘案すると、まぁ受けておくか、とも思ったり。もし受けるとしたら、授業もそれなりにNY Barを見越した履修をした方が良いんですかねぇ。もう疑問が絶えません…。



⑥大学院手続き:
サマースクールが一か月後に迫る中、non-refundable depositを送ったっきり音沙汰なし。スケジュールも何もかもさっぱり分かりません。大学院からも、予防接種の連絡なんかも全く来ませんし、I-20や学費支払に関する連絡もなし。これって私だけなの?とちょっと心配なのですが、どうなんでしょうか?



とりあえず、不安は募る一方なのですが、ちょっと吐き出したらすっきりしました。本ブログにおいて、出願準備の項目は書き終わったのですが、今後LL.M.進学される方の何かの参考になるかもしれませんので、こういうちょっとした不安やら悩みみたいなのもたまに載せていこうと思います。
2011-05-24 13:33:56

イギリス生活に向けて

テーマ:Life in the UK
アメリカ編で、英米の共通事項も結構盛り込んだつもりですので、イギリス編はさらりと行きたいと思います。



⓪大学院合格!


①学生ビザ申請:
イギリス大使館 ビザ情報のページ (ここから「学生ビザ」に進んで下さい。)


イギリスビザはここ数年で手続きが大幅に変更になり、私が学生ビザを申請した2008年初頭から事情が大分変わっているようです。また以前は日本で申請したビザは日本で処理されていたのですが、現在は国外で処理されることになり、時間がかかるようになった、という話も聞きました。いずれにせよ大分複雑になった印象ですので、大使館のページ及び提携しているVFSグローバルのサイトをよく読んで申請して下さい。


但し、アメリカ大使館と違って、ビザに関する問い合わせは無料、ということですので、分からないことがあればどしどし聞いてみると良いと思います。また、アメリカ編と同様に、知恵袋やmixiを頼るのも一つの手です。


私が学生ビザを申請した時には、面接も数分で終わる簡単なものでした。またアメリカで言うI-20みたいなレターは必要なく、ビザさえあれば入国・滞在の両方が出来たのですが、今はどうなんでしょうか。残念ながら私にはわかりかねることが多いですので、最新の情報を載せている方のサイトを参考にしてみて下さい。



②航空券の手配:
③予防接種:
アメリカ編参照。



④部屋探し:
イギリスの大学寮は、ほぼ100%一人部屋です。更にun-suiteとshared bathroomの二種類があり、前者は個々の部屋にトイレシャワーが付いたもの、後者はトイレシャワーをフラットメイトと共同するものです。フラットメイトの数はまちまちで、2,3人~十数人、ということもあります。(この場合バスルームは一つでは足りないので数個付いている。)un-suiteの場合は、実質的にフラットメイトとシェアする領域はキッチンだけになりますので、心理的ストレスもかなり少なくて済みます。ですので、イギリスの大学寮はアメリカに比べてまだbearableかな~と個人的には思います。ですが、不衛生だったり寮費が高かったり(特にen-suiteは割高)という点は同じですので、寮以外の選択肢も考える価値はあると思います。


イギリスでは、大学側が地元の不動産業者を紹介してくれる場合が多いです。その業者の所に行けば、学生の多いエリアで他の学生とハウスシェアを出来るような安い物件をたくさん紹介してくれるはずです。(アパートのシェアというのは少なくて、二階建ての小さいタウンハウスみたいなところで、一人一ベッドルームを与えられるような形態がほとんどです。)ロンドン以外であれば、ハウスシェアの方が寮よりも安く済むのではないでしょうか。また不動産業者が家を探している他の学生とマッチングしてくれますので、例えばイギリス人と一緒に住んで英語を伸ばしたい、というような望みも叶うと思います。全体的に、イギリスでハウスシェアを探すのはそんなに大変ではないです(アメリカで言うminimum incomeとかSSSNみたいな条件は必要とされないことがほとんどです。)ので、渡英直後のみ寮に滞在してシェアハウスに切り替えるか、渡英後数日は地元のB&B(美味しいスコーンとかが食べれるB&Bに優雅に泊まるのも良いですよね~)に滞在しつつ、シェアハウス探しをする、という方法がおススメです。


その他はアメリカ編を参照して下さい。



⑤日本での諸々の手続き:
アメリカ編参照。



⑥海外旅行保険:
おおまかな所はアメリカ編を参照して頂きたいのですが、アメリカとの最大の違いは、半年以上イギリスに合法滞在出来るビザを持つ外国人もNHSという国民保険サービスに加入することが出来るという点です。大学の入学手続きの一環として、大学の留学生課から大学の近くの病院を紹介してもらえるはずです。その病院に行き、書類に記入して登録を済ませれば、今後何か身体の不調があった場合には、その病院に行けばほぼ無料で診察を受けることが出来ます。(但し、歯科や眼科は例外あり。また薬代は確か自己負担だと思います。)


ですので、イギリスに留学される方は、「自分は身体が頑丈だし、もし風邪をひいてもNHSを利用してほぼ無料で診察してもらえるんだから、もしかして海外旅行保険に加入しなくても、事足りてしまうのでは?」なんて考えてしまうかもしれませんが、NHSにはちょこちょこ例外がありますので(特に歯科で治療を受ける必要が生じた時の負担は大きいです!)、海外旅行保険にも併せて加入しておくことをおススメします。



⑦クレジットカード:
イギリスではアメリカほどクレジットカードは利用されておらず、銀行口座を開設する時にもらえるデビットカード(その場で口座から引き落としされる)が普及しています。ですが、念のためクレジットカードを最低一枚は持ってきておくと安心でしょう。


ちなみにデビットカードを使うとよく「cashbackしたいか?」と尋ねられます(これはアメリカでもそう)。これは、デビットカードを使うついでに口座から現金を引き落とすというシステムで、要するにATMに行ってお金を引き出す手間を省いて、スーパーのレジで現金をもらえるようにしよう、ということです。「Yes」と答えると、「いくら?」と尋ねられる(最高額が決まっています。せいぜい数十ポンドまで。)ので、金額を答えると、レジからその金額の現金をもらえます。そして、あなたのデビットカードからは、そのスーパーでの購入金額に加えて、cashbackした分の金額が加算されて引かれます。買い物の最後にお金をもらうのって何だか不思議な感じで得した気分になってしまいそうですが、結局自分の口座からその分がきっかり差し引かれているので、別に得も損もしていないということになります。



⑧現地通貨への換金・トラベラーズチェック・キャッシュパスポート:
アメリカ編参照。



⑨荷造り:
基本的にはアメリカ編と同じですが、安い家庭用品が買えるお店として、PrimarkやWoolworthsなんかがあります。特にPrimark(プライマーク)は洋服も売っていて、まぁそれはそれは雑な造りの壊れやすい服を売っているんですが、時々ハッとするくらいかわいい洋服も売っていたりして、気づいた時には足繁くお店に足を運んでいる、なんてこともあります。


⑩国際免許証:
イギリスもそれなりの車社会ですが、留学生で車まで購入する人はあまり見かけません。というのも、電車とバスが発達していて、何処に行くにも公共交通機関で事足りてしまうからです。ですが、夏になったら湖水地方にドライブ旅行したい、なんて方は、国際免許証を持って行かれると良いと思います。


⑪空港からの交通手段確保:
イギリスでも、タクシーが一番便利かつ安全な交通手段でしょうか。あとは、イギリスの地方都市に行かれる方も、日本からロンドンのヒースロー空港へ飛んでから移動、という場合が多いと思うのですが、その場合はNational ExpressのCoach(コーチと言いますが、要はバスです。)が各都市に向けて出ていますので、それに乗って自分の目的地の近くまで行ってから、タクシーに乗り換え、というのが一番安上がりかと思います。


後はMega Busという超格安バス(運賃が何と1ポンド、なんてものも!)なんかもありますが、こういった激安バスは基本的にロンドン市内から出ているので、空港からの移動にはあまり便利ではありません。



⑫携帯電話:
イギリスの大手キャリアと言えば、Vodafone, O2, Orange, T-Mobile辺りでしょうか。イギリスの素晴らしい所は、Pay as you go phoneで余計なお金がかからない、ということです。受信は無料ですし、携帯を利用したというだけでservice feeが取られるなんてこともありません。純粋に自分からかけた通話や送ったテキスト(英米では携帯電話番号を使うテキストと呼ばれるショートメッセージが一般的で、日本のような携帯メールアドレスはありません。ですので友人との連絡先交換も番号のみです。)に対してのみ、料金が発生することになります。そのため、一度top-upすればしばらくもちます。ですので、わざわざ月額プランに入る必要もないと思いますし、私の友人もみんなほとんどPay as you goでした。後は、長電話したい時は皆よくSkypeを使って電話をしていました。Skype同士は無料ですし、Skypeから携帯に電話をかけるのも、普通に携帯から携帯にかけるより格安です。こういった手段を駆使して、携帯代金を安く済ませることが出来る訳です。


それでもどうしても月額プランに入りたいという方は、月額プランに入るのに必要な手続き等は、私は経験がないのでわかりかねます、ごめんなさい。


SIMに関する話はイギリスでも同様です。またHanaCellはイギリスでもサービスを展開しているようです。


⑬銀行口座開設:
イギリスの大手銀行と言えば、Lloyds TSB, Barclays辺りでしょうか。イギリスでも、大学の近くの支店 に行けば、口座開設の手続きが比較的スムーズに進むと思います。イギリスではCheck bookも口座開設時に無料でもらえましたし、アメリカのように気づいたら維持費が差し引かれてた、なんてこともありませんでした。


やや話が逸れますが、イギリスではATMのことをATMとは言わず、Cash Point等と呼びます。また、日本やアメリカと違ってATMは屋内ではなく、屋外の路上にむき出しになっている場合がほとんどです。(このためhole in the wallなんて呼ばれることも。)なので、お金を引き出すのがめちゃくちゃ怖いです。引き出す時は、友人と言って傍に立っていてもらうか、もしくは私は出来るだけ普段はデビットカードで生活して現金を使わない(よって引き出す必要がない)ようにしていました。



⑭自動車の購入:
これに関しては全く情報がありません。他の方のブログ等をご参照頂けると幸いです。
2011-05-24 13:31:14

アメリカ生活に向けて④

テーマ:Life in the USA
⑪空港からの移動手段確保:
ここまで準備が進んで来たら、実際に現地に到着してからご自分のアパート・ホテル・寮へ移動する手段を確認しておきましょう。タクシーが安全(ちゃんと空港から外に出た所にあるタクシー乗り場から乗りましょう。空港で声を掛けてくるような運転手のタクシーに乗るとぼられます。)ですが、やはり高いですよね。ご自分の行先の近くまで行くバスなんかがあれば、それを利用して、そこから電車やタクシーに乗り換えて節約する、というのも手です。後は、Super Shuttleという乗合式のバンがあって、これはタクシーのように行先までちゃんと連れて行ってくれる上に、タクシーよりも安めです。基本的には事前予約が必要ですが、空港発の場合は、空港にあるSuper Shuttleのカウンターに行って直接その場で(事前予約なしで)申し込むことが可能なようです。他の乗客と乗合であるため、バスが満員になるまで待たなければいけなかったり、それぞれの行先まで連れていくため時間がかかったり、という弊害もありますが、タクシーよりも大分安く済むことを考えると、試す価値はあるかもしれません。



⑫携帯電話の購入:
現地に着いたらすぐに携帯電話を購入しましょう。アメリカではVerizon, at&t, T-Mobileが大手キャリアですが、日本で言うとそれぞれdocomo(高いけど電波が良く入る)、softbank(安いけど電波が悪い)、auみたいなイメージだそうです。アメリカで携帯を購入する際、注意しなければならないのは、月額のプランに加入するのが大変という点です。SSNがない人は、高額(数百ドル)のデポジットと引き換えに月額プランへの加入が許される、という場合がほとんどです。ですので、Pay as you go(プリペイド)携帯を買って(こちらは誰でも買えます。)、携帯を使う都度お金をtop-upする(残りの金額が減った場合には、ネット上や電話でtop-up出来ます。)、という方法を取るのが一般的です。ですが、アメリカのPay as you go phoneは受信にもお金がかかったり、携帯を利用するだけで日毎のservice feeとして1ドル取られたり、と思った以上にどんどんお金がかかります。その場合は、Pay as you go phoneのプラン(例えばat&tでは一日2ドルで使いたい放題、というプランがあります。)に加入する、という手が考えられます。


もしくは、日系の携帯電話会社の月額プランに加入するという手もあります。大手ではHanaCellやKDDI mobileが、在米日本人向けのプランを用意していて、中には日本語入力の出来る携帯なんかも取り扱っているようです。英語での手続きが不安であれば、こうした日系の会社を利用するのも一つの手でしょう。(それにしてもやたらと安いので、私もHanaCellに移行しようか実は検討中です。)


こちらでPay as you go phoneを購入する場合、特に必要な書類はありませんが、戸惑うかもしれないこととして、SIMカードだけ購入するか、携帯本体も購入するか尋ねられるということです。日本ではどの携帯もSIMロックがかかっていますので、携帯とSIMカードはセットでしか購入出来ません。(最近はロック解除の流れもあるようですが。)ですが、アメリカではSIMカードと携帯を別々に購入出来ます。例えば、しばらく使っていた携帯が古くなったな、という場合には、新しい携帯本体だけを買って古い携帯に入っていたSIMカードを取り出し新しい携帯に投入すれば、昔と同じ番号で、昔の携帯に入っていたメールや連絡先も保存されたまま、新しい携帯をすぐに使い出すことが出来る訳です。ですので、例えば昔留学していた友人がSIMフリー(ロックが解除された)の携帯を持っているのであれば、それを譲ってもらえば、後はSIMカードを購入するだけですぐにその携帯を使い出すことが出来、費用を浮かせられます。じゃあSIMカードまたは携帯はどこで買えばいいの、というと、それぞれのキャリアのお店か、RadioShackやbestbuyといった大手電化製品店に行けば確実に安く買えます。私もat&tのお店に行った時に、携帯とSIMを買いたい、と言ったら「携帯本体はRadioShackの方が安いからそっちに行った方がいいよ、うちではSIMだけ売るね」と言われました。ちなみに、こちらで買った携帯に万が一SIMロックがかかっているという場合は、キャリアのお店でも解除してくれますし、もしくは色んなところでSIM unlockというサインを見つけることが出来ると思いますので、そういうお店に持ち込めば数ドルでunlockしてくれます。



⑬銀行口座開設:
こちらで大手の銀行と言えば、Citibank, Bank of America, CHASE, Capital Oneあたりでしょうか。進学先の大学院に聞けば、開設の際に必要となる書類を教えてくれると思います。どれもサービス面で大差はないと思うので、大学の近くにある銀行を選べば良いのではないでしょうか。開設の際は、これまた大学の近くの支店に行くように気をつけましょう。Bank tellerの能力というのも支店によってバラつきがありますので、外国人留学生のケースを扱い慣れたtellerさんが多い支店に行くのが確実です。(私もこれが原因でManhattanのCitibankを三軒もたらい回しにされた経験があります。)小さなことのようですが、そつなく確実に仕事をこなしてくれる人を「きちんと選んで」物事を頼む、というのは実は留学のストレスを大幅に減らす方法だったりします。注意点としては、学生用口座を作ってもらうという事です。例えばCitiでは、普通の口座は一定金額預金していないと勝手に維持費が引かれますし、小切手帳をもらうのにもお金がかかります。一方、学生用口座は預金額に関係なく維持費ゼロ(但し一年単位で更新の必要有り)です。こちらも小切手帳はお金を払わないともらえませんが。このように、知らず知らずのうちにお金が勝手に引き落とされていたりしますので、事前にきちんと確認すると同時に、オンラインでこまめにbalanceをチェックするようにすると良いと思います。



⑭自動車の購入:
基本的に、車をfinanceしたい(ローンで購入したい)人は、SSNが必要であると同時に、十分な収入があることを証明する必要があります。また、既出のクレジットヒストリーも確認されます。ですので、留学生には車をfinanceするという手段は現実的ではありません。(まぁそもそも数年しかいないのに新車は買わないですよね。)ではどのような手段があるかというと、中古車ディーラーに行って一括払いで購入する、という方法です。必要な書類は現金または小切手と、有効な免許証(海外免許証も可、という場合が多いです。)のみです。ディーラーによって条件が異なりますので、直接問い合わせて確認してみて下さい。もしくは入れ違いで帰国される日本人の方に譲ってもらう、というのも手です。ディーラーから買う場合、その中古車の事故歴や適性価格を知るためにcarfaxというのを見せてもらうと良いでしょう。こちらでも頻繁に宣伝していますが、’Show me the carfax.’と言えば相手にも伝わるはずです。
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