福島第一原発の100キロ圏内にある土壌から、チェルノブイリ原発事故での強制移住基準を超える濃度の放射性セシウムが、福島県の6つの市町村で確認されました。

 文部科学省が福島第一原発から100キロ圏内の2200カ所の土壌を調べたところ、1平方メートルあたりの放射性セシウム137が148万ベクレルを超える地点が、福島県の浪江町、大熊町、双葉町、富岡町、飯舘村、南相馬市の6つの市町村で34カ所に上りました。この148万ベクレルは、チェルノブイリ原発事故で強制移住の基準となった濃度で、今回の調査で最も高かったのは大熊町の1545万ベクレルでした。高い濃度の地点は、原発から北西方向に集中しています。地域によっては、帰宅できない期間が長期化する恐れも指摘されています。

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