石川・かほく市の海岸で妻が友人と堀った穴に落ちた夫婦が死亡 穴は海岸法違反の規模
27日夜、石川・かほく市の海岸で、金沢市の出村裕樹さん(23)と里沙さん(23)夫婦が穴に落ち、死亡した事故で、この穴の深さが法律に違反することが29日、わかった。
海岸法では、深さ1.5メートル以上の穴を掘る時には、知事への届け出が必要だというが、この穴は申請がなかったという。
穴掘りを目撃した人は、「『これ、何するの?』って聞いたら、『サプライズがあるんですよ』って」と話した。
2人が落ちた穴は、亡くなった里沙さんが、数人の友人と掘ったものだった。
穴はおよそ2.4メートル四方で、深さは2.5メートルほど。
事故のあった現場で29日、県の了承を得て、穴を掘ってみた。
中の方は非常に締まった状態になっていたが、一方で表面はすぐに崩れるようなサラサラとした状態になっていた。
警察では、穴が掘られた27日昼には湿っていた砂が、27日午後10時ごろには乾燥し、崩れやすくなっていたとみていて、警察は30日以降、穴を掘った友人から再び事情を聴く方針。
(08/30 01:07 石川テレビ)