清掃工場を改修 がれき処分へ
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清掃工場を改修 がれき処分へ

8月29日 5時43分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東日本大震災で発生した大量のがれきを処分するため、岩手県釜石市は、去年閉鎖した清掃工場を改修して、独自に焼却処分を進める方針を固めました。

震災で釜石市では、推計で82万トンのがれきが発生し、市では、今月と来月の2か月間、民間企業による試験的な処分を行ったうえで、10月までにがれきの処分計画をまとめることにしています。この計画に盛り込む処分方法の1つとして、釜石市は、去年12月に閉鎖した家庭ごみや粗大ごみなどを処分する清掃工場を改修し、がれきの焼却施設として利用する方針を固めました。岩手県内のがれきの処分を巡っては、大船渡市のセメント工場が、津波に流された木材などの焼却をことし6月に始めていますが、自治体が独自にがれきの焼却施設を設けるのは、岩手県内では初めてだということです。使用するのは、焼却後の灰などが少ない「ガス化溶融炉」という設備ですが、稼働からおよそ30年が経過しているため、市では、年内に、炉の整備や計器類の修理などを行い、本格的ながれきの焼却処分を始めたいとしています。