夜間作業、無事終了。
絶対に上手くいくという自負もあったけど、つまらないところで躓くかもという心配もあり、それでもみんなで頑張ってやり遂げました。
しかし五月に参画していきなり二つのプロジェクトを掛け持ちさせられ、絶対に失敗するという外野の心配や不安を全身に受けて、二つとも上手くいってしまいました。
これは外野が思っているほど難しいプロジェクトでなかったことと、メンバみんなが優秀だったので、私でなくても誰がリーダーをやっても上手くいったとは思うのですが。
社内的には結果オーライで万々歳、ですが、お客さんから見たら「なんだ、プロジェクトがかぶっていてもできるんじゃん」と思われて、今後も「やればできるでしょ」と仕事を振られてしまう危険性が。
今回はラッキーにラッキーが重なっただけだから、今後は絶対にプロジェクトは被らせないで下さいませ。
駅で解散して私は一人太田へ。
今朝、「そういえば群馬には天下一品は一軒しかなかったよな」と調べて、思いつきで行ったのですが、最寄り駅は太田駅ではなく細谷駅でした。
それでも足が何ともなければ三十分くらい歩くのはどうってことないですけど、炎天下と言うこともあって今日は無理。
タクシーで千二百円弱、ラーメン大より高くついてしまいました。
藤阿久交差点すぐ近くの天下一品太田店@群馬県太田市、平日のこんな時間にお客さんなんていないよなと思ったら、いませんでした。
郊外型天下一品仕様の店内はカウンター七席、四人掛けテーブル三卓、六人掛けベンチシート型テーブル三卓と三十七席もあります。
仕事が上手くいったので先ずは祝杯でも挙げるか、でも帰りが辛いので生ビール(小)二百六十円で一人祝賀会、お仕事上手くいって良かった。
ラーメンのメニューはラーメン、野菜ラーメン、コーンラーメン、チャーシューメン、スタミナメンと揃っていて、スープの種類が「こってり」「屋台の味」「あっさり」から選べます。
定食も揃っていてチャーハン、餃子、カキフライ、とサイドメニューも充実していますね。
つまみにザンギを、五個では揚げるのに時間が掛かるかと思って二個の一口唐揚げ百八十円にしましたが、冷凍物を油で揚げるだけだから二個でも五個でも同じだったな。
ザンギをつまみにビールを飲みながらスポーツ新聞を読むと、世界陸上でボルトがフライングで失格したとのこと。
ルールはルールだけど、こういうのはどうなんだろうなぁ。
さて、ビールを飲み終わったところで店員さんにラーメンをオーダー、数分でこってりラーメン(並)七百円が運ばれてきました。
スープを飲んでみると構えていたほどのこってりさは感じられず、あっさりとまではいかないけど、かなりさっぱりした感じです。
最近、北関東の家系のお店を調べていると、修行先に「石川家」というお店が頻繁に出てくるので、どれ、本店に行ってみるかと。
細谷駅から太田、春日部、と乗り換えてきてきてみたら月曜日定休とは、とほほ。
大勝軒@東岩槻(埼玉県さいたま市岩槻区): 中華ソバ700円草村商店、ひんぱんにお冷をつぎにくる。3+7、4×3
目覚ましを掛けずに(正しくは掛け忘れて)熟睡、目を覚ましてゆっくりと時計を見るとまだ早い時間。
ホテルに泊まって一度も寝坊したことはないけど、やっぱり寝坊は怖いので目を覚ますと先ずは時計を見てしまいます。
シャワーでさっぱりしてから書きかけの日記を書き上げ、早めに一軒目のラーメン屋に向かいました。
栃木で夜間作業があるので山形の朝(昼)はタイミングが良くても二杯しか食べられませんが、仕方ありません。
上り特急の発車ギリギリに駆け込む覚悟があれば二杯は食べられるけど、そんな勇気も度胸もないので私には無理ですね。
ホテルからほど近い栄屋本店@山形県山形市(ホームページ)に開店三十分前に到着してみると、既に家族客が一組、開店を待っているじゃないですか。
おお、どんなに名店でも地方だと開店前に並ぶことは滅多にないのに、ここは並ぶんだ、念のため早めに来て良かったよ。
開店十五分前になると後ろに続々とお客さんが並んで、ちらっと振り返った感じでは二十人超、開店時間を十一時半じゃなくて十一時にした方がいいんじゃないでしょうか。
開店十分前に暖簾が出され店内へ、おお、十分早かったので二杯食べられるかも。
店内は趣のある木造造りでやや天井が低い感じ、手前に四人掛けテーブルが四卓、二人掛け、八人掛け円卓、レジの隣に四人卓、小上がりには四人掛けが四卓もあります。
一人客なので円卓、に座ろうとして近くに二人掛けを見つけ、レジがよく見える向きの席に座りました。
続々とお客さんが席に着く中、「ご注文がお決まりでしたらどうぞ」と店員さん(この店もホールは全て女性でした)から声がかかったので、すかさずオーダーしました。
後から知りましたが、並んだ順や座った順ではなくオーダーした順にラーメンを作っているようで、早めにオーダーした私のラーメンが一番に出来上がってきました。
が、調理に二十分もかかり、店内の蘊蓄などを読んでいたので時間の経つのは長くなかったけど二杯目を食べる時間はなくなってしまいました。
店内に一つしかない給水器が空くのを待ってお冷やを汲んできて、メニューを見てみるとラーメンだけじゃなくてお蕎麦やおうどんも販売されているんですね、誰も食べていませんけど。
角盆に乗せられて運ばれてきた冷し栄らーめん千円、おしぼりも一緒に運ばれてきますが、おしぼりは先がいいなぁ。
透明なガラスのボウルに盛り付けられていて、そのトッピングは厚切りキュウリ、サニーレタス、トマト、メンマ、キヌサヤ、モヤシ、パセリ、コーン、チャーシュー、蒲鉾、半身のゆで玉子、むき海老、海苔。
ドンブリ全体に大量の角氷が乗せられていて、これぞ山形の冷しラーメンなのでしょうか、すんごいなぁ。
トッピングは食材の味を活かしてあるので説明は省きますが、スープは牛骨ダシをベースに魚介を効かせてあってとっても美味しい。
中太麺は芯まで冷えているのに固い部分が全く感じられない絶妙な茹で加減、スープによく合いますし、トッピングと一緒に食べてもとても美味しいです。
時間があれば暖かいラーメンも、いや、冷しの別メニューも、食べてみたいんですけど、それはまた今度の楽しみにとっておくことにします。
残ったスープに沈んでいるコーンを一つ一つすくい上げて全部食べてからご馳走様でした。
いやはや旨かったよ、分店でも食べてみたいよ。
店内を出て大通りを左に曲がって昨日のウチに調べておいた金券ショップに行ってみると、今日から夏休みとは。
昨日のウチに新幹線の切符を買っておくんだったよ、せめて昨日のウチにお店に立ち寄っておくんだったよ。
仕方ないので駅の券売機で切符を買い、最近は買うようになったお土産を物色し、電車の中で食べるお昼を買い。
結果的に三十分余ったのでラーメンを食べても間に合いましたが、それはあくまでも結果論、どこかで何かにつまずけば三十分なぞあっという間に過ぎてしまいます。
山形駅にある山形県唯一のスターバックス、地方に行くと必ず立ち寄って地域限定タンブラーを物色します。
調べた限りでは去年の十月に山形県に初進出と言うことで記念に売り出され、あっという間に売り切れたとのことですが、その情報を信じてお店に行かなくて「実は最近、発売されていました」では泣くに泣けない。
お店に行くとどこにもタンブラーはなく、念のため店員さんに訪ねると去年の発売日から三日間で売り切れたとのこと。
そんな貴重なタンブラー、殆どの人は使わずに死蔵しているんだろうなあ(もちろん私も死蔵します)。
さて、つばさで宇都宮へ。
新幹線は広軌(標準軌)、在来線は狭軌、山形駅には両方の線路が施設されているので、幾つかの線路を見てみるとなんか広いな(狭いな)と分かります。
私は鉄道に詳しくないので「なぜ線路の幅が違うんだ」と疑問に思う人はご自身で調べて欲しいのですが、色々な歴史的経緯があるようです。
本当は帰りも青春18きっぷとしたかったのですが、それだと夜間作業の開始時間に間に合わせるために朝七時過ぎの便に乗らないとなりません。
さすがにそれは無理、なので高い金を払って新幹線に乗ったのですが、東北に直接支援している(ことになるのか?)と思えば気持ちもラクになります。
窓側の席の下にはACコンセントが自由席であっても用意してあって、アイフォーンを充電しながら、自分はぐっすりと寝ながら。
さて、定刻になって全員集合、今回も無事に上手くいきますように。
新宿を定刻より七分遅れて二十三時十五分過ぎに出発、豪雨の影響で山手線が遅れたので出発を見合わせたのには驚きました。
高崎を過ぎると日付が変わるのでそのあたりで検札なのなのかなと思ったら、大宮の手前で検札、これでゆっくり眠れますね。
ご存じの方も多いかと思いますが、青春18きっぷは一日乗り放題の切符なので日付をまたぐ電車に乗ると二日分(二回分)検札されてしまいます。
ですので、日付が変わる高崎までは普通に切符を買って(新宿からだと千八百九十円)、高崎から青春18きっぷスタートにすると効率的です。
そんなことはこのムーンライトに乗っている人の殆どが知っていて、駅員さんも承知の上です。
新潟に着いたのは朝の五時過ぎ、新潟で降りるお客さんは皆無で、海沿いを南下するか北上するかに別れ、殆どの人は北上します。
なので北上する白新線の電車は隣のホームに来ているのですが、列車の車両数が減るので座れないかも知れないとダッシュする人、多数。
実際は車両数は減るけど南下する越後線、信越本線に流れる人を引くと、余裕で座れます。
もう、陽が出ているんですね。
海沿いを走ると朝日に波がきらきらと光って綺麗ですね。
羽越本線酒田駅に着いたのは八時半頃、あたりにはコーヒーショップもハンバーガーショップもありません。
ラーメン屋さんが開店するのは十一時なので、少し早めに行くとしても二時間はヒマ、駅の待合室でブラブラしていてもいいんだけど。
アイフォーンで近くのネットカフェを探すと徒歩五分くらいなので、アイフォーンの充電を兼ねて行ってみることにしました。
(もう二度と来ないのに)入会金三百円、最初の一時間四百三十円、以降、十五分百円、長時間滞在すると割引があります。
二時間強で千円近くとられるだろうけど仕方ないか、と腹をくくっていたら、千三十円で済みました。
一軒目は酒田駅から歩くこと十五分で満月@山形県酒田市(ホームページ)、このあたりのラーメン事情は酒田のラーメンに詳しいですね。
酒田では一番有名で美味しいお店だということですが、土曜日の開店十分前で誰も並んでいないことに驚かなくなりました。
地方の有名店はいつもこんな感じで、開店数分前から開店数分後に一斉に来店されるのです。
開店五分前になると暖簾が掛けられ、暖簾の写真を撮りたかったので、私の後ろに並んでいた数人のお客さんの後に回りました。
店内に入ると「こんなに広いのにラーメンしか売ってないのかよ」と思うほど広い店内、厨房に面したカウンター席が六席、カウンター席に並んでテーブル席は四人掛けが三卓、左奥の小上がりは八人掛け二卓、正面奥の小上がりは四人掛け、八人掛けが二卓と全部で五十四席。
席数が多いので店員さんも七人と多かったのですが、厨房の男性店員さん(店主さんかな)以外は女性店員さんなんですね。
酒田での記念すべき一杯目は何にしようかなとメニューを見ていると「ワンタンメン」「ワンタンメン」とあちこちからワンタンメンコール、後から周りを見渡してみると十人中七人がワンタンメンで二人がワンタンメン大盛り、残り一人がチャーシューワンタンメンといった感じです。
カレーうどんが気になるけど、ここまできてうどんを食べるわけにはいかないし。
オーダーして店内を眺めていると満月グループのスタンプラリーをやっていて、姉妹店の「清宝苑」「新月」「骭氏v「花鳥風月」「昇月」「華月」の全店を回ると抽選でドンブリや箸が当たるそうです。
もの凄く欲しいけど、食べ歩きのコースを全て捨てて酒田で七軒食べることにするわけにはいきませんし。
お冷やの水の味を確かめているうちにワンタンメン七百円が角盆に乗せられて運ばれてきました。
ドンブリすり切れ一杯にスープが注がれていて、レンゲで飲んでみるともの凄くスッキリしてハッキリした煮干しダシ、なんですかの煮干しダシは。
都内にはこのスープより遥かに濃い煮干しダシを出すお店もありますが、それは単に煮干しが濃厚なだけで澄み切ってはいない、水との相性が考え抜かれていない、と思います。
どちらも旨いけど、ワインの赤と林檎の赤が違うように、この煮干しスープは煮干し以外のダシが煮干しの味を出すためだけに合わせられています。
しかし、これだけ旨いスープを自宅近くで日常的に味わえるなら、あちこち食べ歩きなんてしないだろうに。
麺は低加水の平打ち麺でいわゆるピロピロした食感、スープの吸い上げがとても素晴らしいです。
主役がスープならば準主役はワンタン、ワンタンはお店の数だけ種類がありますけど、ここのワンタンは皮が極薄、薄すぎて透けて新聞紙の文字が読めるほどです。
薄いのでスープを良く吸ってとても美味しい、つまりはスープを味わうためのワンタンということ。
チャーシューは薄手であくまでも脇役、メンマ、青ネギ、黒胡椒が僅かに振りかけられていました。
いやはや旨すぎ、食べ歩きの一軒目からこんなに旨くていいのだろうか、しかしラーメンデータベースの山形県ラーメンランキングで三位なのですが。
お店を出て歩くこと三十分、スタンプラリーはやっていないけど「満月ときたら新月でしょう」と意味の分からないことをつぶやきながら向かったのは新月@山形県酒田市。
続々と車が駐車場に吸い込まれていって、人が写らないように店先を撮るのは無理かと思いました。
狭い入口の先は二重ドアになっていて、その二重ドアのスペースにもお客さんが並んでいて、その先の店内にもどこが最後か分からないほどお客さんが並んでいます。
立ち待ちスペースの空き具合を無視して(または気が付かず)お客さんが店内に入るので券売機の前あたりはかなり混沌としていますが、店員さんは全然気にしません。
食券を買って店員さんに渡すと人数を聞かれ、所在なげに立ち尽くしているとさらにお客さんが入ってきます。
お年寄りのお客さんを考えてか立ち待ちスペースには椅子も用意されているのですが、一度椅子に座ると前に待っているお客さんが席に案内されても椅子から立たず、さらに混沌とする始末。
それでも店員さんが「ワンタンメンを二杯、ご注文のお客様」とか「五人組お客様」と声を掛けるので、ちゃんと並ばなくても呼ばれた順番に席に着くので問題は起きません。
なんだ全て私の取り越し苦労だったんだ、一人客だった私は七、八人のお客さんを飛び越えてカウンター席に案内されました。
都内なら倍は詰めるだろう広々とゆったりとした店内、カウンター三席、窓側カウンター六人と六人、店内中央が四人掛け二卓に二人掛け一卓、奥に六人掛け一卓、の全部で三十一席。
メニューはラーメン、ワンタンメン、つけめん、ひやしラーメンと揃っていて、冷し中華も用意されていました。
殆ど待たされることなく酒田のラーメン五百五十円、角盆に白地で「新月」と印刷されています。
先の煮干しを構えてスープを飲んでみたら最初に鶏ガラ、続けて煮干し、またまた鶏ガラ、そして煮干し、と色々なダシが複雑に混じり合った味わい、旨いぞ、二杯目も。
青は藍より出でて藍より青し、ということでしょうか、藍も青もかなりレベルが高いですけど。
中太の縮れ平打ち麺は良くスープを吸い上げてこれまた旨い、スープによく合っていますね。
チャーシューは二枚、煮豚系で特出した特徴はないけれどこれで充分です。
メンマに白ネギ、あっという間に食べてしまってご馳走様でした。
酒田駅まで三十分ほど歩いて戻ります。
それにしても暑い、山形だから夏といえでも涼しいかと思ったら暑い、炎天下を歩いて戻ると汗びっしょりです。
電車は一時間おきにしか走っていないのですが、その一時間置きを三つ組み合わせて次の目的地に行くので、一時間くらい空いてしまいました。
0番線からの始発となる快速最上川、見るからに旅慣れている人達が電車が入ってくると急いで乗り込んでいきましたが、何を急いでいるのかなとのんびりと乗ってみると、左側の席が二人掛けになっているんですね。
山形の人がそうなのか、東北の人がそうなのか、分からないですけど、二人掛けだと自分の荷物を隣に置いて一人座ることが当たり前の様で、荷物を置かずに空けておいて座ってこないで立っています。
四人掛け席も知り合いで四人で座ることはありますが二人で座っていることが多いですね。
で、新庄に着いたら接続している各駅停車は一時間後、こんな場所でもう待っていられないので新幹線とはとても思えない特急つばさに乗ってみました。
新庄駅が始発なので在来線と並んでツーショット、さすがに車内は相席で座っていました。
山形で在来線に乗り換えて赤湯、赤湯温泉があるのですが温泉に行くつもりは全くありません。
駅をでて左斜め上(方角的には東北東)に伸びている目抜き通りをまっすぐに歩きます。
郵便局がみえたら左に折れて、すぐの交差点を右手に折れると今回の旅の最大の目的である龍上海本店@山形県南陽市、新横浜ラーメン博物館に出店されてからその名前を知りました。
この本店以外に「栄町支店」「米沢支店」「宮内店」「高畠店」「山形店」「山大病院前店」、そして新横浜ラーメン博物店と全部で八店舗展開されています。
店先のメニューを見ると四種類しかないので、きっと店内にもっとメニューが書かれているんだろう、何を食べようかな。
ガラッと戸を空けると一昔前の中華料理屋さんでよく見かけた丸テーブルにパイプ椅子が目に入ってきました、めっちゃ好みです。
こういうテーブルとか店内の雰囲気はどんなに雑誌、ブログを読んでも実際にお店に行かないと分からないですね。
券売機が見つからないので口頭オーダーを悟って店内を見渡すと、店先のメニューと同じメニューが貼り出されているだけで他には冷し中華があるくらい。
そうなのか、と、口頭オーダーしてお冷やを注いで部屋の隅にある四人掛けテーブルに座りました。
他には四人掛けのテーブルが二卓、店内中央には六人掛けの円卓が二つも並んでいて、カウンター席がありません、一人客は肩身が狭いです。
店内の熊を眺めたり、デジカメの調整をしたりしながら出来上がりを待っていると十分ほどで出来上がってきました。
赤湯からみそラーメン七百八十円、プーンと海苔の香りが漂います。
濃い朱色のレンゲでスープを飲んでみると、豚骨とも鶏ガラとも野菜出汁ともどれ一つとして特出していないけれども引っ込んでもいない複雑に混ざり合った味わい、混ざり合って「龍上海の味」になっています。
この味わいがこの店を数十年に渡って営業を続ける原動力になり、八店舗もの支店展開を可能にしたのだと思います。
太い平打ち麺は大きくうねっていてかなり旨い、やっぱりラーメンだからスープが美味しくても、トッピングが素晴らしくても、麺が美味しくなければダメだと思うんだけど、やっぱり麺も美味しいです。
大盛りオーダーの人が半分くらいいるのにもうなずけるくらいの味わいです。
トッピングはメインとして赤味噌はニンニクが良く効いていて、辛さも充分、初めは混ぜず、少しスープを味わったら混ぜて、美味しく楽しめます。
他は柔らかいチャーシュー、コリコリしたメンマ、ネギになると、ずっと前からこのスタイルなのかなぁ。
ドンブリに印刷されているかすれた屋号を見たかったこともあってスープを全部飲んでしまいました、ああ旨かった、ご馳走様でした。
来た道をとぼとぼと赤湯駅前まで歩いて戻って、と。
電車の便は見るまでもなく一時間に一本、次の店に行くには新幹線で行っても営業時間内に着くことは難しそうです。
それじゃあ遅くまで営業しているお店に目標を変え、駅のホームでのんびりして電車を待ちます。
宿を取っている山形駅に着いたの十九時半、お店は駅から少し離れているので十五分ほど歩かなくちゃならない。
なんか疲れちゃったなぁ。
タクシーで行こうにもちょうど財布には万札しかないし、どこかで崩して乗ってもいいけど帰りは歩かなくちゃならないし、どうしうようか。
ま、駅前のお店にしとくか。
スルッと探して近くに見つけた麺藤田(めんどうだ)@山形県山形市、店主さんはづゅる麺池田@目黒で修行されてのこと。
この「めんどうだ」との読み方は「面倒くさい」という意味ではなく、手間暇掛けて打った麺を「この麺どうだ」という意味とのこと。
スナックなどの飲食店街の中心にあるオススメがつけ麺のお店で遅くまで営業しています。
店先の料理写真を眺めながら店内に入るとガランとしたスペースの左手に厨房、厨房の前に十席ほどのカウンター、右手は半分ほど仕切られていてテーブル席が二卓用意されていました。
券売機を見ると最上列がつけ麺、二列目がトリトン中華そば、残りはトッピングやライス、飲み物となっています。
食券を買ってカウンター席に座り、カウンター台越しに店員さんへ食券を渡すと「大盛りにされますか」と聞かれたので「普通で」とお願いしました。
つけ麺は並が220g(一玉)、大盛り330g(一玉半)までは同額、特盛り440g(二玉)となっています。
テーブル席ではファミリー客が楽しそうにラーメンを食べているなぁと店内を見渡すとビールはハートランド、瓶だったらスルーしようかと思ったのですが生と聞いたら飲まざるを得ません。
すぐに席を立って食券を買ってきて店員さんに渡します、瓶ですか生ですかと聞かれたので生をお願いしました。
久しぶりのハートランドの生六百円、今夜は山形で一人お疲れ様会、ふう、旨い。
気持ちだけは後二軒回るつもり満々だったのですが身体が言うことを聞きません、もう五十歳だからと甘えるのは簡単なので頑張ってみたのですが、普段から運動らしい運動を全くしていないのでダメだな。
ビールをグビグビッと飲み終わった頃に(カウンター台越しではなく)大きく回って運ばれてきたつけ麺八百円、中華そばが六百五十円なので百五十円増し、随分と高い印象です。
つけ汁は鶏ガラをメインに鮮魚を含む魚介系、都内では充分受け入れられている味ですが山形ではどうでしょう、都内でも始めっからこのつけ汁が受け入れられたわけではないですから、少しずつ知れ渡っていくといいですね。
真ん丸でツルッとした中太麺は自家製麺でとても美味しいです、こだわっているだけありますね。
トッピングはつけ汁に沈められているのですが、小切りのチャーシュー、メンマの代わりにキクラゲが使われているのが面白いですね。
途中から卓上の自家製香辛料を振りかけてみました。
「激辛ですから少しずつ」との断り書きを鼻で笑って五さじも入れてみましたが、もの凄く辛い、唐辛子ではなく山椒がたっぷり、これはいいですね。
食べ終わってからスープ割りをお願いし、汗をびっしょりかきながらご馳走様でした、とても美味しかったです。
修行先のいいところはそのまま磨き、自身のオリジナリティをも加えていてとても良かったです。
さて寝るか、寝る前に今日の分のブログをアップしないとな。
※結果的にアップできずに寝てしまいましたが。
朝はゆで太郎神田駿河台下店、今日はやや時間がなかったけど強行しました。
食べたのは水曜日に引き続きざるそば二百六十円にチャリティーチケットでコロッケ、コロッケは店内で揚げているけど充分に油切りされています。
前回はお蕎麦のもりに驚きましたが、今日は朝そばと同じ量、まあ、基準があるようでなく、決まりがあるようでない、そんなゆで太郎が好きです。
コロッケは箸で半分に割って、ほんの少し蕎麦つゆに浸けて食べました、美味しいですね。
お蕎麦を食べ終わったら、厨房に面したテーブルに用意されているポットからそば湯を割り入れて蕎麦つゆを飲みます。
ああ美味しかった、ご馳走様でした。
午前中はゆるやかに流れたのでお昼は外にラーメンを食べに行きました。
靖国通り沿いに面しているけど気が付きにくかった特製もりそば桑山@神保町(千代田区神田神保町)、池上大勝軒が神保町に移転して来て三年になろうとしています。
店先には店主と山岸マスターとのツーショットが貼り出され、店内には池上大勝軒で営業していた頃にマスターからいただいた色紙、使っていた暖簾が飾られていました。
券売機左上はもちろん特製もりそば、他には中華そば、あつもりやもりメンマも用意されています。
麺量は並が300g、大盛りは400gとありますが、大盛り無料は大勝軒としては珍しいのではないでしょうか、昨今のでは当たり前なのかな。
「当店の中華そば、もりそばはスープ、麺、チャーシュー、メンマ全て手作り」と書かれた貼り紙があり、メンマの手作りというのはどこからが手作りなんだろう。
壁側を向いたカウンター六席と五席、店内奥のテレビが見える席に座ってラーメンの出来上がりを待ちます。
しばらくして「おまちどおさま」と大勝軒特製冷し中華七百八十円、東池袋大勝軒系のお店で冷し中華を食べるのは初めてです。
冷水でしっかりと締められた太麺が平皿に敷き詰められ、その麺がみえないほど具材が敷き詰められています。
細切りチャーシュー、メンマ、薄切りトマト、キュウリ、玉子焼き、細切りハム、紅生姜、海苔になると、和辛子がたっぷり付いています。
一品ずつ味見しても仕方ないので、ガサッと箸ですくってガサッと食べます、旨いですねぇ。
時々、和辛子を箸ですくって口の中をさっぱりさせて食べ進めます。
スープはもりそばのつけ汁を少し濃くした感じで、今時、このつけ汁をどうのこうのという人も少ないですけど、何十年にも渡ってこの味を続けてきたのは凄いと思います。
麺は他のメニューと共通の太麺のようですが、芯に粗熱が残っているのが大勝軒らしいと言えばらしいし、復刻版なのでそういったところまでも復刻したと言えばそうかも知れません。
以前、とみ田や無鉄砲などの時代を代表するラーメン屋が出店していた某つけ麺博で「この中で麺柔らかめで勝負できるのは大勝軒だけだよな」とラヲタの知り合いが言っていたけど、「(麺の)芯に粗熱を残したままでも冷し中華が旨いのは大勝軒だけだよな」と思いました。
麺の一本も残さずにご馳走様でした。
食器を片付けるお客さんなんていなかったけど、店主さんの近くでご挨拶がしたかったので、食べ終わった食器を厨房近くまで片付けながら「ご馳走様でした」と声を掛けました。
週末作業の最終確認をしてみたらポロポロと間違いが見つかり、作業者だけではなく上長、お客さんまでも「本番作業で発覚せずに今見つかって良かったよ」と思っているのだけれど、それは口に出来ない。
まあ、私は言っちゃうけどね。
定時にはシャンシャンと準備が完了する、はずはなく、結局ギリギリまでかかってしまいました。
事務所を出ると外は雨、今夜から旅に出るので傘は邪魔なので濡れならが駅まで走り込んで。
夕飯にラーメンを食べたかったのですが、アイフォーンのバッテリーが心許ないのでどこかで充電しないと。
充電しながらラーメンを食べられるお店は新宿近くには無くて、南新宿のマックに行って店員さんのコンセントがあるか聞いたらないと言われたので、少し遠い東南口のマックに行きました。
チキンフィレオセット六百二十円、高い。
さて、新宿駅五番線から発車するムーンライトえちご。
前回乗車した時は「また、いつか乗ってみたいなぁ」と思ったけど、たったの三年後にまた乗ることになるとは夢にも見たことがありませんでした。
あのころは食べ歩き初心者で何も分からずにあちこちを食べ歩いていましたが、三年経った今でも全く成長せずに未だに食べ歩き初心者。
前回は新潟に出て南下しましたが、今回は日本海をたっぷりと見ながら北上、天気がいいといいな。
週末に掛けての夜間作業の準備が整った、いやはや、最後は一山も二山もあったわけですけど。
先週あたりからお昼はラーメンを食べに行かれていたのですが、今日はお弁当、ちょっと奮発して三百九十八円のトンカツ弁当にしました。
当然朝飯もとらずに時間の許す限り頑張って、色々な手続きを済ませました。
七時過ぎに職場を出られたので、よっぽど昨日に続いて川崎の未食店に向かおうと思ったけど、明日の準備があるから来週に回しました。
豪徳寺駅から商店街をまっすぐに南下して数分、ソフトバンクショップの向かいのビルの二階に味壱@豪徳寺(世田谷区豪徳寺)(ホームページ)
、先週の月曜日(八月十五日)にオープンしたばかりのラーメン屋さんです。
狭い階段を上がっていくとフェラーリのバイクがお出迎え、店内に入るとドアにカランコロンが付いていないので店員さんが奥に行っていると挨拶がありません。
気にしなければいいと言えばいいんですが、そういう最低限のサービス(挨拶)が出来なくて流行ったお店はありません。
店内は開店したばっかりだから小綺麗でカフェのような装いですが、だからといってこの店内を「おしゃれ」と表現するほどカフェを知らないわけではありません。
せめて壁にリトグラフの一枚でもあれば、入口近くに生花の一本でもあれば。
壁際に一列に並べられた一人用テーブルに座ってオーダー、メニューは醤油味のみのようですがスタンダードが七百五十円です。
とりあえず九月末までは開店記念で五百円とのことですが(サービスチケットを持っていかなくてもレジで五百円しか請求されません)、その後が気になりますね。
今日はラーメンにチャーシューごはんをつけた「セット」も五百円(つまりチャーシューごはんはサービス)でしたので、殆どのお客さんは「セット」にしていました。
その壁向きのテーブルが七席、四人掛けテーブルが二卓、六人掛けが一卓の二十一席が用意されていました
壁向きの席って何も見るものがないから携帯をいじるかメニューを見るかしかやることがなくて困ってしまいますね。
これがカフェなら、少なくても壁を背にした席配列にすることでしょう。
それほど待つことなく味壱らぁめん七百五十円(開店サービスで五百円)、ドンブリは流行の丈が高い逆三角形。
スープを飲んでみると浅めの豚骨醤油スープ、濃すぎず薄すぎず、ではなく、どちらつかずの中途半端な濃度。
真ん丸い中太麺はモチモチした食感でとても美味しく最後まで熱々、自家製麺とは思えないけどそう示唆する表現が微妙ですね。
チャーシューの代わりに辛めに味付けられた豚バラ肉、太いメンマに刻みネギ、そして水餃子が二個。
なぜこの豚骨醤油スープに辛子豚肉、なぜこの豚骨醤油スープに水餃子なのか、ちょっと理解に苦しみます。
スープを半分ほど残してご馳走様でした。
お店を出て駅へと戻る途中、というか、先のお店と同じビルかと思うほど近い場所に車屋@豪徳寺(世田谷区豪徳寺)、店先に花が届いていたので新店なのかなと店内に入るとリニューアルのよう。
調べてみると今週の月曜日(八月二十二日)にリニューアルオープンしたとのこと、テーブルや椅子は新しくなっていましたが、厨房の調理器具は使い慣れた以前のまま。
リフォームを半分だけにとどめたのにはお店の事情があるでしょうけど、新しいぶどう酒を古い皮袋にいれる者はいない、という話しもありますし
※新しいぶどう酒〜の話しはマタイの福音書が出典ですが、ここで宗教論議はしませんのであしからず。
店内は厨房に面したカウンター六席、カウンター席の背中はカウンターを向いたテーブルが八人分ほど、奥には四人掛けテーブルと全部で十八席。
メニューは野菜、バターを始めおじや、土鍋もラインナップ、冷やし中華は六種類もあってラーメン前面に出してはいますが肉野菜炒めや自家製餃子も用意されています。
しばらくしてラーメン五百三十円、いわゆる昔ながらの中華そばですがなるとが乗っていません。
茶濁の濁が濃いどんよりとした麺相、豚骨や鶏ガラ、野菜で取ったダシに醤油ダレのスープ、レンゲが小さくてスープが飲みにくいです。
やや細めでやや縮れた麺は可もなく不可もなく、特にこれといった特徴がないので説明が難しいです。
トッピングは巻きチャーシュー、茹でほうれん草、メンマに板海苔、薬味ネギは薬味の役割を果たしているラーメンには久しぶりです。
お客さんは数人いてどなたもビールから、ビールを飲めば良かったと後悔しながらご馳走様でした。
経堂に未食店があるので調べると徒歩十五分、とりあえず今日のところは止めておきました。
朝はゆで太郎神田駿河台下店、いつもより少し遅い時間ということもあってお客さんが多いですね。
今までは盲目的に朝そばを食べていましたが、手元に乗せ物のサービスチケットがあるんだから、ざるにチケットで乗せ物を乗せればいいんじゃないかと、やっと気が付きました。
ということで、今日はざるそば二百六十円にサービスチケットでかき揚げ、お蕎麦の量が朝そばに比べてかなり多いので、顔を覚えられて多くされたのかと思いましたが、そもそも朝そばのお蕎麦が少ない(だから安い)ということに、やっと気が付きました。
てんこ盛りのお蕎麦を蕎麦つゆに浸けてずるずると手繰り、時々、薬味のネギやわさびで口をさっぱりさせながら食べます。
周りを見るとなぜか同じようにして薬味ネギやわさびを蕎麦つゆに入れてしまわない人が多く、まさか私のブログを見て、、、なんてことは地球が滅亡してもあり得ませんから。
お昼は担々麺本舗辣椒漢@小川町(千代田区神田錦町)、一回食べて「この店はメニューコンプする」と誓ってはみたものの、日式と宗式のあまりの味の違いに愕然として、しばらく足が遠のいていました。
たまたまではなく方向性がぶれているわけだから、何回か食べたら美味しいこともある、と言うことは期待できません。
ということで、日式は今日、味の確認をして間違いがなければ「宗式はメニューコンプする」に方針変更しようかなと。
店外の券売機で食券を買い、店先で数人の外待ちをしていると店主さんが店先にまで出て来て食券を引き取っていきました。
いつもの店員さんが休みのようで奥さんか知り合いか分からないけど、あれこれ説明しながらお店を切り盛りしていました。
少し待って店内へ、初めて一番奥の席に案内され、紙エプロンを受け取って首から回しかけてラーメンが出来上がってくるのを待ちます。
「激辛のかたぁ〜〜」と声を掛けられて「はい」と片手を上げて受け取った激辛担々麺(麻辣可)九百円、メニューに「麻辣可」とあっても何も言わなければ何も起きないのですね。
茹でられた大きな青梗菜が横たわった担々麺のスープを飲んでみると化学調味料に頼らない鶏ガラや野菜の美味しいダシの味わい、担々麺と言われなければ美味しいんだけどな。
太麺は少し柔らかめの茹で加減でとても美味しく食べられます。
「激辛」ということで細かく刻まれた青唐辛子がドンブリ中央に盛り付けられ、全体をかき混ぜて食べてみると確かに辛い、かなり辛い、まっすぐに唐辛子の辛さ。
挽き肉の粘っこさが貝割れ大根のシャキシャキ感で相殺されてとても美味しいです。
殆ど残すことなくご馳走様でした、さてと、(極個人的に)今後の方針は決まりました。
今日も早く帰れるともくろんでいたら突然の残業、仕方ありません。
帰り際に買おうと思っていたムーンライトえちごの指定席券、水道橋駅まで買いに行きました。
日付を伝えて購入すると、最後の一席でしたと駅員さん、ふう、無理して買いに来て良かったよ。
で、戻るすがら、ずっと気になっていた日高屋神保町店@神保町(千代田区神田神保町)、この時間だと食べているお客さんより飲んでいるお客さんが多いですね。
私だってこれから会社に戻るんじゃなければ生ビールを引っかけたいところですが、仕方ありません。
空いているカウンター席に座ってオーダー、日高屋はどの店舗も広めですが五人掛けのカウンター席が三列、四人掛けテーブルが二卓に二人掛け一卓、奥にも客席がありますが荷物が置かれていて使われていません。
さて、店先を通るたびに大きなポップで気になっていた盛岡冷麺五百九十円、やっと目の前に登場です。
冷麺とはところてんのように押し出し麺という製法で作られるため、透明感があり強いコシがあり、冷たいスープにしか合わないんじゃないかな。
トッピングが多いのは冷やし中華と似ていますね、味玉、輪切りネギ、細切りハム、細切りキュウリ、ワカメ、キムチと盛りだくさん。
かき混ぜることなくトッピングを単品で食べ、時々麺を手繰って食べます。
ほほぉ、これが日高屋の冷麺ですか、美味しいですねぇ、食べているお客さんもちらほらいますね。
スープは浅めの醤油味で酸味が足りなかったので卓上に用意されている酢を回しかけ、一気に食べてしまいました。
ご馳走様でした、また、食べに来てしまうと思います。
今日もやや出遅れて朝そばが食べられませんでした。
いっそのこと遅刻してまでも食べてやろうかと思いましたが、思っただけでそんなことをする勇気も根性もありません。
お昼は札幌味噌や@神保町(千代田区神保町)、神保町界隈のラーメン屋さんもだいぶ訪問してしまって、もう、残っているお店の方が少ないかなぁ。
開けっ放しの入口をくぐって空いている席を探すと「すみません、しばらくお待ちください」と店員さんに声を掛けられました。
節電とは関係なく少し照度を落としたカウンターのみの店内は奥に十席、左手前に四席、その四席の端っこに案内されました。
メニューは味噌らぁ麺と味噌オロチョン、醤油味、塩味、味噌カレー、つけ麺もラインナップしていますが、だれも頼んでいません。
味噌オロチョンと醤油オロチョンでは辛さが選べ、二倍、四倍(標準)、六倍、十倍、二十倍とあったので食券を渡す時に「二十倍で」とお願いしたら「はい二十倍ね」と店員さんは眉一つ動かしません。
さては中本通いの私のメンがこんな店にまで知れ渡っているのか、、、はワケはありませんよね。
先ずはランチタイム(と言っても十五時まで)サービスの半ライス、ライスだけだとラーメンの残りスープに入れるしか、なのですが、テーブルにはのりたまの入った壺が置かれています。
ぱっぱとご飯に振りかけてご飯を半分ほど食べたところで味噌オロチョン七百五十円の辛さ20倍がカウンター台に置かれました。
調理を見ていたらスープに唐辛子を入れるのではなく、ドンブリに唐辛子粉を辛さに応じた杯数入れるだけのようです。
真っ赤なスープをむせないようにゆっくりと飲んでみると、唐辛子だけの辛さ、中本で言うところの蒙古タンメンレベルなので「オロチョン」と呼ぶほどには辛くはありません。
しかしこの辛さはモヤシと一緒に炒めたスープの豚骨ダシの味を良く引き立てます。
大きなチャーシューは脂身が多いけどこの味噌味にはこの脂身がちょうど良く、これでもかのモヤシはスープと一緒に食べるととても美味しく、板海苔もスープに浸すとちょうどいい感じでした。
麺を殆ど食べたところで残りのご飯を食べ、スープを飲み干す勢いでご馳走様でした。
夏季限定の(サラダラーメンではない)ラーメンサラダが気になるところです。
仕事が予定通り終わったので武蔵小杉まで、神保町からだと三田線で一本なのですが同じ電車に乗ったままなのに都営三田線と東急目黒線の乗り換えになってしまい四百五十円も取られてしまいます。
半蔵門線で渋谷まで乗り、渋谷で東急東横線に乗り換えた方が七十円も安く、定期券内でもあるのでグッと安く、早く着きます。
一軒目はみそごろう@武蔵小杉(川崎市中原区)、自家製麺 然@武蔵小杉(川崎市中原区小杉町)の夜営業のお店です。
つまり昼間は濃厚魚介豚骨スープ、夜は濃厚魚介味噌豚骨スープ、麺は昼間も夜も同じ自家製麺のようです。
メニューは味噌ラーメンと味噌つけ麺の二種類だけ、券売機で食券を買ってU字カウンター席の手前側に座りました。
食券を渡すと「ニンニクと背脂はどうしますか」ときかれるので、「生ニンニクと多め」とお願いします。
カウンター席の一部は四人掛けテーブルになっていて、残りは十二席、入った時は私だけでしたが、何かのイベントが終わったかのようにぞろぞろとお客さんが入ってきてあっという間に満席になってしまいました。
いつも通りにカスターセットをチェックするとおろしニンニク、豆板醤、そして煮干し、煮干しは昼間のメニューで使われている平子煮干しのようです。
七分ほどして味噌らーめん並盛り七百五十円、大きめの逆円錐形ドンブリと小さいシャーレに生ニンニクが盛り付けてあります。
どろりとした濃厚な味噌スープは江戸甘味噌、ねっとりとして甘いのですが後味はしつこくありません。
そんなスープにぷるんぷるんの太麺、かなりの高密度麺はスープをはじき返すかと思いきや、しっかりとまとわりついています。
トッピングはコーン、茹でモヤシ、崩しチャーシュー、板海苔が二枚にみじん切りの青ネギ。
麺を半分食べたところで生ニンニクと卓上に置かれていたおろしニンニク、そして平子煮干しを合わせてみました。
ニンニクは始めっから入れておいて欲しいくらいスープによく合います、が、煮干しは煮干し、そのままかじりながらビールのつまみにした方が良さそうです。
って、元からラーメンには入れてはいけないのかな、やっぱし。
ゆっくりと太麺を味わいながら食べ、もう少しでスープまで飲み干してしまいそうになりながらご馳走様でした。
いったん駅に戻り、南武線で武蔵溝ノ口まで、溝の口駅には何度かラーメンを食べるだけのために降りたことがあります。
新店があるわけではないけれど、ラーメンの繁盛本で紹介されているお店があるので来てみました。
駅から歩くこと数分でらーめんむつみ屋溝の口店@溝の口(川崎市高津区)、全国チェーンですね。
ちまたのラーメンフリークは一風堂を除く全国チェーン店が開店しても見向きもしないのですが、単なるラーメン好きの私は全国チェーン店であってもポツリポツリと食べに行きます。
ラーメンに特にこだわりを持たずに「食事の一環」と考えている人達は、三十分も一時間も並んでラーメンを食べることなど想像も出来ず、そこそこの味でそこそこの値段のお店であるチェーン店でラーメンを食べると思います。
そういう人達とラーメンの話しをする時に六厘舎がどうの、七彩がどうの、なんて話しは通じないので、むつみ屋、日高屋、幸楽苑、などチェーン店の味や接客も知っておきたいです。
さらに、むつみ屋はチェーン店と言えどもお店毎に少しずつメニューやサービスが違っていて、ここ溝の口店では週替わりで赤味噌と白味噌のラーメンを販売しています。
他にもランチのライスや餃子セット、夜のつまみセット、限定メニューと揃っています。
店内入ると厨房には女性二人、席は厨房に面して七席、入り口側の壁に四席、テーブルは四人掛けが二卓に二人掛けが一卓の二十一席。
空いていた入り口側の壁に面したカウンター席に案内され、とりあえずビール五百円とつまみ百円をお願いしました。
外で飲むならには生ビールが飲みたいです、今夜は溝の口で一人お疲れ様会。
つまみは白胡麻が振られたメンマと味玉、キムチの三点セット、味玉だけで百円を取るお店もあるからかなりお得、お得ではあるけれど私は味玉が好きではないのでキムチだけでも良かったのだけれど。
お客さんが帰れば入るという繁盛ぶりで、シッカリ地に根を張った営業をされているんだなぁと。
ビールを飲み終わったところでHi辛醤(はいからじゃん)らーめん六百八十円、どのむつみ屋でも販売しているような大きなポップが貼り出されていますが、実際は水の口店だけの様です。
数種類の唐辛子をブレンドしたと説明書きがあり、まあ、私の舌では唐辛子の違いは分からないけど、色々な辛さが入り混じっていることは分かります。
中太麺は程よい長さでとても食べやすい、子供でもこの長さだと食べるのに引っかかったりしないんじゃないだろうか。
挽き肉とニラの炒め物もかなりの辛さ、全体を良くかき混ぜて見ましたが全体が辛くなっただけです。
ちょっとトッピングが寂しい気もしますが、これはこれで美味しいラーメンです、ご馳走様でした。
登戸経由で帰宅。
朝から雨だと気持ちまでふさぎがちだけれども、気温が抑えられて過ごしやすい。
このまま夏が終わってしまえばいいのに、また明日から暑くなるらしい。
それでも来週は九月、少しは過ごしやすくなるでしょう。
お昼の一杯目は麺喰屋澤水道橋店@水道橋(千代田区西神田)、先週一度行ったのですが、夏休みで振られてしまいました。
小岩の本店は行ったことがあり、水天宮の二号店は未食です。
店先の券売機を見ると「8月限定ラーメン」のポップが目に付き、ボタンに目を転じると、らーめん、塩らーめん、胡麻らーめん、担々麺、つけ麺と続き、まあ、スタンダードを食べてみるかと券売機左上の法則に従って食券を買い、店内へ。
まだまだ学生が夏休みとあってか、九席と二席のカウンターには二人しかお客さんがいませんでした。
店員さんに食券を渡すと「大盛りにされますか」と聞かれたので、丁寧にお断りしました。
新規開店して半年、店内は清潔が保たれ、調味料はミルで砕くブラックペッパー、酢、七味唐辛子、辣油、と揃っています。
七分ほどして醤油らーめん六百八十円、真っ白で重厚なドンブリに盛り付けられています。
見た目は濃厚魚介豚骨ですがレンゲで啜ってみると後味スッキリのベジポタ系、簡単に作れそうでもの凄く作るのが大変なベジポタ、季節の野菜を活かすのか、季節を通して安定させるのか。
桜井商店のストレート太麺はやや固めに仕上がっていてとても美味しい、スープとの絡みも抜群でスルスルと食べられます。
ちらりほらりと散らされている白ネギはどうなんだろう、なぜ、ラーメンにはネギを入れないとダメなんだろう、なければならないラーメンとなくてもいいラーメンとあると思うけど。
トッピングはシッカリした味わいのチャーシュー、極太メンマに水菜の茎の部分だけ、ネットの情報では塩味だとほうれん草が乗るらしいので胡麻とか担々麺はどうなのか気になりますね。
あとは板海苔、板海苔も要らないと思うけどな。
とはいえ、ネギも海苔もなければラーメンとは言えないという人も多いことでしょうし。
何度かくることがあればネギを抜いてもらえるようにお願いすることもあるかも知れませんね、ご馳走様でした。
お昼の二杯目は麺処おかじ@神保町(神田神保町)、ラーメンデーターバンクによると店主さんは歴々の有名店で修行されたとのこと。
お店の場所がまんてんの目の前ですので大行列の前を過ぎてラーメン屋に入る、みたいにイメージしていましたが、雨と夏休みでカレー屋さんには一人も並んでいませんでした。
店内に入ると目の前の厨房、厨房を囲むカウンター席はお寿司屋さんのそれのよう、なんだかとっても木材の香りが似合います。
右手奥の券売機で食券を買います、初訪なのでスタンダードから、と思ったのですが、「どうせ九百円近いんだろう」と勝手に決めつけていた夏季限定の冷やしラーメンがスタンダードメニューと同額だったので、思わず買ってしまいました。
メニューは鶏白湯と清湯、つけ麺も用意されていて、トッピングに赤玉があるのは修行先の本丸亭ゆずりでしょうか。
四人掛けと七人掛けのカウンター席一番奥に案内され、ラーメンの出来上がりを待ちます。
テーブルにはカエンペッパー(唐辛子)とホワイトペッパーの二つのギャバン、いつか使ってみたい組み合わせです。
後から来たお客さんに抜かされ、六分ほど待って納涼冷やしラーメン七百五十円、なんとも手間暇がかかったラーメンです。
取っ手の長い田舎柄杓も本丸亭譲りだな、とクスッと笑いながらスープを飲んでみると醤油ベースの旨味のハッキリした味わい、いいですねえ。
やや縮れた太麺は芯までシッカリ冷えていてとても美味しい、これは冷やしじゃなくてラーメンを試してみたいです。
トッピングは他店の冷やしラーメンと一線を画していて、揚げ茄子の煮びたし、蒸し鶏肉、寒天は梅味と柑橘系(柚子かカボスかそれ以外かは食べてのお楽しみ)、水菜、刻み海苔、と盛りだくさん。
麺を食べ終わる前に「お好みでどうぞ」と揚げ玉とおろし生姜を合わせてみたら、これはこれで面白い、もう少し早めに入れてみても良かったですね。
ご馳走様でした、いやはや旨かった、また食べに来ます。
夜は蒙古タンメン中本高円寺@高円寺(杉並区高円寺南)、今月は何とか中本全本支店に訪問することが出来ましたが、来月は無理でしょう。
お店の中を覗いてみると八割方お客さんが入っていての盛況ぶり、テレビ効果がまだまだ続いているのか、テレビ効果とは関係なく地に足が付いたのか。
前回(先月)に冷やし豚からを食べてしまったから食べたいメニューがないなぁと券売機に向かい、既に食べたけど美味しかったから食べてみようと食券を買いました。
長いカウンター席が埋まっていたので久しぶりに短いカウンター席、体型の似た男性二人の若い店員さんと店長さんで切り盛りされています。
今夜は高円寺で一人お疲れ様会、今夜は飲まないでおこうと思いつつもビールを頼んでしまいました。
ラーメン屋でビールを飲むようになったのはいつの頃からかなぁ、思い出そうとすればするほど思い出せない。
見るとはなしに店内を見渡すと女性の一人客も目に付きますね、以前では考えられない盛況ぶりで渋谷店に似ていますね。
難しい経営は私には分からないけど資金さえ続けば飲食店は長く営業したもん勝ちですね、まあ、資金がある時点で勝ちかも知れません。
ビールを殆ど飲んだところで極北極八百五十円とサービスチケットでゆで玉子、「このメニューは今日が最後で、明日から極北極やさいになります」とのこと。
なんだ前もって知っていれば明日来たのに、と心の中で毒づきながらスープを飲むと極旨、原形をとどめないほど煮込んだ豚骨スープ入りの北極スープのWスープ、旨すぎます。
ただのWスープではなく、大きな中華鍋の中で二種類のスープを合わせ、輪切り唐辛子もろとも一煮立ちさせているからたまりません。
お店の繁盛はこのスープのおかげかだと思っているのですが、北極スープの辛さがベースなので食べたくても食べられないのでしょうか、一人も食べている人がいません。
かといって他のスープじゃあ、単なる濃厚豚骨スープになってしまうし。
茹でたてのシャキシャキもやしがいい感じ、サッポロ製麺の中太麺も固すぎず柔ら過ぎずで美味しいですね。
後からミニ味噌タンメンスープ百七十円、辛さで麻痺しかかった口の中をリセットしてくれて、最近の私のお気に入りです。
スルッと食べてしまってご馳走様でした、いやはや旨かった。
朝から雨なので愛犬の散歩に行けず。
少しずつ小降りになってきたのでもう少し待てば行けなくもないけど、今日は出掛けるので。
ラーメンの繁盛店2011年版とラーメンマップ神奈川の未食店を見比べて、そろそろ本腰入れて川崎、横浜に回らないと間に合わなくなります。
営業時間を眺めながら三軒ほどお店を選んで家を出ました。
一軒目は横浜地下鉄ブルーラインのセンター南駅と仲町台駅の真ん中のお店、定期券の区間を上手く使いながら安くて早く着くルートを検索します。
町田で横浜線に乗り換えて中山へ、中山からグリーンラインでセンター南駅へ、アイフォーンのマップに従って歩いて十五分で到着。
白河中華そば@仲町台(横浜市都筑区)、店主さんはとら食堂@福島県白河市で修行されたとのことで、そのとら食堂にやっと行かれたのでこのお店にも来ることが出来ました。
雨の日曜日だからそんなに混んでいないだろうとお店に向かうと、外待ち四人、雨が降っていても近所の人が徒歩や車でお昼を食べに来ていました。
私より前に並んでいた女性は一人だったので女性一人でも食べに来るんだなぁと思っていると、車を駐車場に置いてきた旦那さんが後から合流されました。
都内の行列店では「全員揃ってからお並び下さい」がマナーであり、後から合流は御法度ですが、いったん都内を外れると「一人並んでいて後から合流」が常識ですね。
私の後ろに並ばれたお客さんでも何組もそういう感じで、合流に対して誰も何も言ったりしませんね。
店先の長椅子に座れる人は座り、座りきれない人は立って待つのですが、座ると軒先でギリギリ雨がしのげる感じ、店員さんに「次のお客さん、どうぞ」と呼ばれて店内に入ります。
十分ほどで店内へ、左手の厨房を囲む奥に長いカウンター席のみ、左から四席、三席、七席と十四席ですがポツリポツリと席が空いています。
一人で食べに来るお客さんは殆どいないので席が空いてしまうと一人客を先に通すことをせずに空けたままにしているんですね。
都心の行列店では一人客を先に通して客回転を上げるというか、お客さんを待たせない様にするのがお店も多いですが、都心を離れれば飛び越して座らせることなど考えられません。
席に座る前に店員さんがお冷やを持ってきて下さったので、「中華そばを」とオーダーしました。
平ザルのチャッチャと湯切りする音と共に出来上がってきた中華そば六百三十円、メニューには支那そば、ざる、と揃っています。
濃い褐色に色づいた醤油スープ、鶏ガラと豚骨をふんだんに使って磨き上げた醤油スープ、修行先のスープを思い出してしまいます。
それでもどうしても比べてしまいます、同じと言えば同じ、違うと言えば違う、ラーメンは難しいですね。
中太の縮れ麺はアルデンテのように芯が残っていてとても美味しいです。
チャーシュー、メンマ、なると、茹でほうれん草、板海苔、刻み白ネギと見た目は全く同じですね。
一軒目なのにスープを殆ど飲んでしまってご馳走様でした、ふう、美味しかった。
店を出ると十人前後のお客さんが並んでいて人気のほどがうかがえます。
次は店は川崎なので、お店のすぐ近くを走っているブルーラインの仲町台駅まで十分ほど歩きます。
新横浜で横浜線に乗り換えて東神奈川まで、東神奈川からは京浜東北線で川崎まで、川崎駅の西口に出て線路を戻るように歩きます。
シンフォニーホール前を過ぎて五分ほど歩くとマキタ@川崎(川崎市幸区)、川崎駅周辺ではこの辺だけラーメン屋さんが少ないです。
って、店先には女性客が三人待っていて、明らかにお馴染みさん、明らかに三人並べる席が空くまで待っている感じ、それじゃあ私も待ちますか。
女性三人組が店内に入っても他のお客さんが中々出てこないので、ちょっと中を覗いてみたら全員女性客じゃないですか、そういう店なんですか。
二十分以上待ってやっと一人出て来たので店内へ、厨房に面して五席と横を向いて一席の六席だけの狭さでお世辞にも綺麗とは言えない店内、それでも女性客が多いのはなぜだろう。
店内を見渡すとメニューらしき貼り紙は一つしかありません、分かりやすいというか分かりにくいというか。
トッピングはないのかなともう一度店内を見渡すと、厨房の壁に、チャーシュー、メンマ、タマゴ、野菜、バター、コーン、と短冊が掛けられていました。
ちょうど茹で湯を換えたタイミングだったらしく、七分ほど待たされて醤油普通六百五十円、それではいただきます。
イレブンフーズ@青物横丁で修行されたと聞いていたので、ドカッとでかいチャーシューが目の前に、と思っていたら盛り付けの順番が違う様です。
スープを飲むと軽めの豚骨醤油スープ、あえて濃厚にせずにとどめているところがさすがイレブン仕込みという感じです。
大橋製麺の太麺がかなりいい感じですけどイレブンでは酒井製麺だったような、まあ、お店毎に考え方がありますからね。
トッピングは分厚く柔らかいチャーシュー、スープに沈んでしまっているのがちょっと残念です。
辛み付けされたメンマに細切りキクラゲ、ワカメ、そしてイレブンらしさ全開のざく切り玉ねぎ、丸木耳がないなぁと思ったら、チャーシューと同じように数枚スープに沈んでいました。
これは旨いなぁ、こんなに旨いならあえて人通りに出店しなくても全く問題ありませんね。
食べ終わる直前に他のラーメン屋さんでは見かけない揚げ玉をスープに浸して食べてみましたが、意味が分かりませんでした。
スルッと食べてしまってご馳走様でした、ドンブリをカウンター台に返してお勘定を済ませると「お待たせしましてスミマセン」と声を掛けていただきました。
当たり前のことですがお客さんをちゃんと見ているんですね。
さて、次は川崎の果て、というか、工業地帯にあるお店へ。
お店から川崎駅を越えて京急川崎駅へ、初めて乗る京急大師線、車内はガラガラ。
この大師線は近いうちに地下化されるとのことで、どの駅も工事中でした。
産業道路駅で降りて、目の前の産業道路を南下すること徒歩12分、ちょうど雨が止んでいて助かりました。
ラーメン近藤家川崎店@川崎(川崎市川崎区)、私は本店原理主義なので「川崎店」ではなくセンター北にある本店から訪問するべきなのに、両ラーメン本共にこちらの川崎店を紹介されているのでこちらへ。
近藤家は六角家の姉妹店の位置づけでなり、横濱家、介一家の味を作り出してきた近藤さんが自ら出店した地名ではなく名前を冠した家系のお店です。
三時を過ぎたアイドルタイムであっても真っ白い調理服に身を包んだ男性店員さんが四人も働いていて、私語を一切交わすことなく、黙々と仕事をされています。
入ってすぐ左手にある券売機を見ると(醤油)ラーメンと塩ラーメンの二種類、ボタンはありませんがつけ麺も出来るそうで、もう少し訪問しやすい場所にあれば試してみたいです。
店内は広い厨房を囲むカウンター席、右手から四席、八席、十一席、二席の二十五席、昼間や夜の食事時にはすっごく混み合うんだろうなぁ。
数人分の麺を手もみして小さめの寸胴に落とし入れ、茹で上がったら腕の一部となっている平ザルでちゃっちゃと湯切りして、できあがり。
ラーメン六百五十円、他店では武蔵境の家系のお店で見たことしかないとき玉子百円をトッピングしてみました。
三枚の大きな板海苔がドンブリを覆っていてトッピングの様子が全く分かりませんから、まず、海苔を横にどかすところから。
大きなチャーシューとぷるっぷるの麺を確認してから、ドンブリを持ち上げてスープを飲んでみると実に旨い、スンゴイ旨い、これぞ豚骨醤油という四字熟語であるスープです。
その豚骨醤油スープに溶き卵、マイルドになると思いきやさらに豚骨味が引き立っています。
醤油味がやや控えめなのは隠し味に桃や林檎が使われているそうで、ほんのりとした甘みを感じられる人もいるようですが、私は豚骨醤油しか分かりません。
やっぱり家系は旨いな、神奈川に住んでいて良かったよ、横浜が近くて良かったよ(ここは川崎だけど)。
そのまま全部食べたいほどの味ですが、途中でおろしニンニクを二さじ、酢をさっと一回し、これはこれでとっても美味しい。
三杯目なのにスープまで飲み干してしまってご馳走様でした。
なんとなくまだまだ食べられそうな体調でしたが、体調がいい時こそいたわっておかないと、無理をしなくちゃいけない時に無理が出来ないので。
帰りは京急で横浜まで行き、相鉄線で海老名まで、途中で一杯飲みたかったけど我慢して帰宅しました。
先ずは久しぶりに愛犬の散歩。
二週間、いや、三週間ぶりくらいで愛犬は大喜び、あちこちで匂いをかいでマーキングをしていきます。
種明かしをしてしまうとブログというかバラエティがつまらなくなってしまうけど、陽が落ちて涼しくなってから家族が毎日愛犬を連れ出しています。
それを書くとつまらないので書きませんでしたが、読者の中にはブログに書いてあることが全てと言わんばかりに「動物虐待だ!!」と声を荒げる人がいますので、念のためお伝えしておきます。
この辺のところは「作者はああ言っているけど、実際は家族が散歩に連れ出しているんだろうな」的に読んでくれると思っていたんですけどね。
飲食店の話しも同じ、人付き合いも同じ、仕事の話しも同じ、だって本当に仕事が出来なかったらとっくにクビになっているでしょうに。
ついでに断っておくと、食べた物、行ったところを、を全て紹介しているわけではないし、食べた順番や行った順番も話しを面白くするために前後させることもあります。
ブログはフィクションでありバラエティですから、一緒に楽しめるといいのですが。
オヤジの話し相手をしていたら出掛けるのが遅くなってしまい、家を九時に出てお店に十一時に付く予定が、十一時に家を出る始末。
そういうことならとずっと訪問を待ち合わせていたAJITO@秦野市、二宮@秦野市のセカンドブランドとのネット情報ですが、店内を見てもどこにも書かれていないし、ラーメンの方向性はまるで違うし、二宮の方に書かれているのでしょうか。
お店は非常に見つけにくいとのことでしたが、幟が無くても暖簾がでていなくても端から順番に見ていけばすぐに見つかりました。
今では幟もタペストリーあるのですぐに見つかる、というか、「アジト」という名前には似つかわしくなってしまいました。
店内に入ると音量大きめの壁掛け液晶テレビ、居抜き前の店舗から使われていると思われる椅子とテーブル、二人掛けが六卓。
左手に券売機があったので見てみると魚介豚骨ドロつけめん、豚骨醤油ラーメン、豚骨塩ラーメンと揃っていて、つけ麺は並200g、中盛300gは同額です。
食券を買っても店主さんは奥の厨房から動く様子がなく、大きな清水器には「お冷やはセルフで」と貼り出されていたので、椅子に座って店主さんが食券を引き取りに来てももう一度席を立ってお冷やを汲まなければならないのでは、と。
椅子に座らずに厨房まで食券を届け、その脚で大きなコップにお冷やを入れて戻ってきました。
開店直後ということもあってか誰もいない店内、帰るまで誰も来ない店内はアメリカのドラマがずっと放送されていました。
十分ほどして魚介豚骨つけめん七百円、ランチタイムはライス無料なのですが平日だけでした。
都内では一世を風靡した豚骨ベースのドロドロした粘度のつけ汁はお店の特徴を出しにくいのですが、このあたりではこの店だけですので十分なインパクトがあります。
つけ汁の中にはこの手には珍しい細切りのメンマとチャーシュー、メンマもチャーシューも二宮とは全くの別物。
青ネギはともかく白胡麻はどうなんでしょうか。
太麺は粗熱が取り切れていなくて芯に熱が残っているタイプ、つけ汁に浸けて食べると中々の美味しさ、こんなに美味しいのになぜお客さんが来ないのでしょうか。
麺量をあまり多く感じることなく食べ終わってしまい、つけ汁が残ったのですが店内のどこにもスープ割りが出来ることが書かれておらず、店主さんからも案内がなかったので、つけ汁をそのまま飲みました。
レンゲがまっすぐ長いタイプなので上手く飲めない、器を傾けて飲みました。
ご馳走様でした、空調が効いていないと言う話も聞いていましたが、今日は過ごしやすい天気でしたので問題なかったです。
さて、新宿へ。
限定メニュー発売の時間まで時間があるので、ビックカメラであれこれと物色。
三脚コーナーで小一時間、ああじゃないこうじゃないと探したあげくに近くのストラップコーナーでデジカメのストラップを購入。
続けてアイフォーンアクセサリーコーナーでmophieのJuice
Pack Plus for iPhone 4をゲットしました。
そのJuicePackの電源ケーブル(?)であるマイクロBコネクタがUSBケーブルコーナーに見つからなかったのですが、なんてことない、スマートフォンコーナーに沢山ありました。
時間になったので蒙古タンメン中本新宿@西新宿七丁目、月替わり限定メニューを発売しているころは土曜日の開店時間によく食べに来ましたが。
中本の道で数日前に告知、公式メルマガでは昨日配信された新宿店限定メニューである北極の超 新宿Ver、店内には一切告知がありません。
本日から今月末までの十日間だけの期間限定、十五時から十九時と二十四時から二時半までの時間限定で販売されます。
前回の発売は去年の五月、その時も突然発売開始になって慌てたものです。
ちょうど店内待ちが満席になろうかとするほどの混み具合、新宿店はこんな時間でもこんなに混んでいるんだ。
やっぱり限定メニューが販売されるとなると違うなと思ったら、北極の超のオーダーは五人に一人くらいでしたので、土日は普通にこのくらい混んでいるんですね。
二十分ほどで着席、最近はどの店舗もビールを出すのが早いから新宿もうかうかしていられないぞ、と思ったら、座る前に既にビールとグラスが置かれていました。
次は座る前に置かれているんじゃないかと、、、と、久しぶりの昼新宿店にビール五百円で乾杯。
ビールを飲みながら久しぶりに顔を見る昼間の店員さんをからかいながらラーメンの出来上がりを待ちます。
新宿店は他店より北極に力を入れていて、色々と美味しく食べられるように工夫しているのですが、何をどうしているのかが分からないところが残念なところ。
そうこうしているウチに北極の超新宿Ver九百円に単品インド百三十円、いつにもまして新宿らしい豪快な盛り付け。
麺相的には北極ラーメンにインド(カレー)、茹でモヤシ、味噌タンメン野菜、白髪ネギ、温泉玉子、コーン、フライドガーリック、そしてバターとてんこ盛り。
単に北極ラーメンに盛り付けただけではなく、通常は仕込調理のところを都度調理しているところが吉祥寺店の北極の四季シリーズと似ています。
辛さは通常の北極より遥かに辛いですが、新宿店では辛さ五倍までのサービスを実施しているのでそこまでは辛くありません。
ラーメンの感じ方、食べ方は人それぞれですが個人的には北極の超は北極ラーメンの油そばだと思っているので全部を良くかき混ぜて食べます。
前回より遥かに辛いスープ、遥かに旨いスープ、これは旨いですねぇ、九百円ではとても食べられません。
サッポロ製麺の太麺は我が意を得たかのように生き生きとしていてとっても美味しいです。
スープを半分ほど飲んでからサイドメニューで頼んでおいた単品インドをどさっと入れ、また良くかき混ぜて食べ進めます。
麺を食べ終わったらドンブリを傾けてレンゲでスープを飲み、最後はドンブリを持ち上げてスープを飲み干してご馳走様でした。
次はいつになるか分からないから、今回はもう一杯くらいは食べておきたいですね。
今週は朝ご飯を食べていないので少し早めに家を出ていつものゆで太郎に行こうと思ったら、なんと小田急線が朝から遅れているじゃないですか。
遅れているといっても乗ろうとした電車が遅れてきたから待たされるということじゃなくて来た電車に乗るだけなんですけど、全体的にゆっくりペース。
乗った電車は海老名止まりという表記だったので、横浜に出るか東林間に出るか考えていたらそのまま新宿行きに行き先変更になってラッキーでした。
昨夜のラーメン談義でラーメンの勉強の必要性を痛感して「新店も大切だけど一通り老舗を食べておかないと」と思い立ち、 トーキョーノスタルジックラーメン掲載店を制覇すべく再び動き出しました。
お昼は雨の中を伊峡@神保町、普通に神保町界隈を歩いている人には目の付かない大通りから一本入った場所にあります。
店先に置かれている立て看板にメニューが貼り出されていて、ラーメン四百三十円、焼飯五百三十円とは今風のラーメン屋にしたらかなりの破格値ですが、やろうと思えばこの値段で営業できるってことですね。
開け広げられた戸をくぐると正面に厨房、裏手の入り口側壁向きにも合わせて全てカウンター席で、三席、二席、五席、四席と全て席数を変えているのは何かのこだわりがあるようですね。
「いらっしゃいませ」の元気な挨拶に「半チャンラーメン」と返し、後ろ手の清水器でお冷やを汲んで席に着きます。
ちなみに半チャンラーメンの「半チャン」とは「チャーハンの半分」のことで、それならば「半チャー」なのではという疑問が沸きますが、ゴロから考えると「半チャン」なのでしょう。
半チャンラーメンといえばここ伊峡だけではなく、近くにさぶちゃん、ちょっと離れてたいよう軒、そしてさぶちゃんでラーメンの作り方を教わったという馬かんべぇが有名ですけど、日本全国どこででもやっていそうですね。
程なくしてラーメン、続けて半チャーハン、合わせて半チャンラーメン六百三十円。
ラーメンはハッキリした醤油ダレに豚骨、鶏ガラ、野菜から煮出したスープを合わせてあり、正統派醤油ラーメンというか元祖醤油ラーメンというか、(既に二十三年も前の)昭和の味というか。
私のような年寄りにとっては「昔は醤油ラーメンと言えばこの味だった」と言い切れますが、三十歳代の人にとっては「昔の醤油ラーメンはこんな味だったんだなぁ」と想像することでしょう。
やや黄色がかかった細麺は長年連れ添った夫婦と同じで、長い間にシッカリと寄り添っている感じ、美味しいですねぇ。
昔ながらの製法と思われるチャーシューはかなり固い歯ごたえですが、こうでなくてはこのスープと麺には合わないんじゃないかな。
下味の付けられたメンマ、パッと散らされた白ネギ、板海苔が一枚、必要にして十分なトッピング。
チャーハンは胡椒を振るか醤油を垂らすことを前提にしているかのような薄味、胡椒をパッと振ってステンレスのスプーンでいただきます。
ご馳走様でした、お客さんはひっきりなしに出入りしていてとても活気があって、末永く営業して欲しいと願うばかりです。
早く終わると思われた仕事は手続きを待たされ、終わったのは八時過ぎ、それでもなんとか来週の準備が整いました。
さて、今月の中本未訪問店は残り二軒、月初には全店回るのは到底無理だと諦めていましたが、なんとか目処が立ちました。
雨が降っているので傘を五百円で買うか、三田線に百七十円払って一駅乗るか、で、一駅乗って水道橋から亀戸へ。
亀戸駅からお店は近いという思い込みで傘を買わなかったけど(さらに言えば帰りには雨が止んでいるという前提)、駅から結構遠いじゃないか。
蒙古タンメン中本亀戸@亀戸(江東区亀戸)に着いてみると、ビーチパラソルのさらに大きい版の傘が店先に広げられています。
帰る頃には外待ちがありましたが私が着いた時にはジャスト店内待ち、夜営業では副店長さんが調理されていると聞いていましたが、今夜は店長さんが調理されています。
他にも男性店員さんが二人厨房に入っていて、とっても活気がありますね。
今月から営業時間が、平日は二十三時まで、土日は十時からと拡大され、以前よりも通いやすくなりました。
食券を買って店内待ちの行列に並びます、圧倒的に二人連れ三人連れのお客さんが多くて一人客はもの凄く少ないですね。
店員さんに食券を渡すと、亀戸店専用のサービスチケット(麺大盛り、野菜大盛り、ライス大盛り、スライス玉子、プチ麻婆丼)を渡され、裏側には「十月二日に開店四周年記念イベントを開催します」とあります。
ここ亀戸店では平日であっても開店記念日にイベントを開催するのですが、今年は日曜日、今から楽しみです。
程なくしてカウンター中央席に案内されてビール三百五十円、今夜は亀戸で一人お疲れ様会、亀戸店のビールには付き出しは付きません。
ビールを半分ほど飲んだところで「はい、ふらわさん」と店長さんが運んできて下さった味噌卵麺八百五十円。
この濃い山吹色したスープは亀戸店の特徴で、これがまた旨いんですよ、旨すぎて久しぶりにスープまで飲み干してしまいました。
中本のレギュラーメニューとしては三番目に辛いメニューですが、この程度では全く何ともなくなってしまいました。
十分火が通っているにもかかわらずクタッとしていないモヤシ、豚バラ肉やスライスガーリックは少なめですがそれでいてこの味わい、どうやって味付けしているのでしょうか。
そんなスープに負けないサッポロ製麺の中太麺、スルスルと食べます。
ゆっくり味わって食べたのですがいつもより早く食べ終わってしまいました、ご馳走様でした。
さて、今夜は早く寝て明日は愛犬の散歩に行くぞ。
今週は会社を休めるほどではないけどヒマで、来週も同じくらいヒマで。
普段の私であればヒマさえあれば誰かを誘って飲んでいるのですが、この時期、お盆休みの人が多いので誘っても近くにいなかったりしますし。
さりとて仕事をしている人はそれなりに忙しいわけだから遠慮してしまいます。
何人かの友達に暑気払いに誘われている時はラーメンを食べることも出来ないほど忙しく、暇になったら誰にも誘われないという。
お昼は店先を通るたびにその大行列が気になっていたうどん丸香@神保町、食べログの口コミは食べログのシステムに挑戦するかのように560件も書き込まれていて。
普段通りに二十人以上が並んでいる後ろに続き、しばらく待っていると店員さんがクリアケースに入ったメニューを持ってきてくれます。
まあ、紛れもない讃岐うどんの専門店ですが裏表にびっしりとメニューが書かれていて、何種類あるか数える気も起きないほど。
汁が温かいか冷たいか、麺が温かいか冷たいか、と、トッピングの多さだけなんですけどね。
オーダーミスとかしないのかと心配になるほど早く、並んでいるウチに人数とメニューを聞かれますが、オーダーミスなんかしないからここまでお店が流行っているのでしょう。
そのメニューの端に「店内や厨房の写真撮影、各種商業的メディアへの無断掲載はお断りします」とあり、それにしては食べログに写真が沢山載っていたなぁと思ったら、商品以外の撮影は禁止ということです。
十五分ほどして店内へ、タイミングによっては店内で少し待たされるようですが、私の場合はすぐに座れました。
十人程度が座れる学食でよく見かける長いテーブルが二列と、数席のカウンター席、席に着くと同時にお冷やとうどんが運ばれてきました。
ぶっかけ五百八十円、冷水で締めたうどんに少しのタレと天ぷらを載せただけでこの値段?と感じる人も多いでしょう。
あれこれと高級食材に頼ったり、色彩の妙で目を引くのではなく、シンプルなメニューだからこそ難しい、難しいからこそお店の違いがハッキリ出ます。
花鰹、貝割れ大根、青ネギ、大根おろし、おろし生姜を含めてガサッと麺と冷たいお出汁を絡めて一口。
輝いている麺を見ただけでこの店がどれだけ水にこだわっているのか分かりますし、一口食べただけでその美味しさに言葉を失います。
すげぇなこのうどん、これが本物の讃岐うどんなのか。
強いコシではなくほどほどのコシ、はじき返すような弾力ではなく包み込むような柔らかさ、麺を二玉にするんでした。
ただ、私は讃岐うどんを本場で食べたことがないので、本来はどうなのかとか、本場と比べてどうなのか、というのは分かりません。
そもそも讃岐うどんと讃岐ではなうどんの違いも分からないけど、このうどんと出汁が旨いことは分かります。
また、食べに来ます、ご馳走様でした。
事務所を早く出られたので、小腹を埋めようと代々木公園で途中下車して八幡そばへ。
店の作りや接客はイマイチですがお蕎麦は旨い、駅そばで通いやすいと思いながらも各駅停車しか停まらないから今日で二回目。
前回は定番の(温かい)かき揚げそばを食べたので、今日は夏季限定の冷やしかき揚げそば四百四十円。
麺と蕎麦つゆを冷たくしてあるはずなので、温かい方が美味しい天ぷら(かき揚げ)はどうなんだろうと思いましたが、単に揚げ置きでした。
温かい時も歯ごたえがシッカリしているお蕎麦は冷やすと固いくらい、蕎麦つゆは冷たくしてありましたが、平盆は常温でイマイチ。
かき揚げは殆どが玉ねぎで油切りは充分だけどちょっとガッカリ、美味しいけど美味しいだけでした。
さて、夜は麺処まさご@町田市、随分とご無沙汰してしまいました。
この店はラーメン屋とは思えないほど生ビールと餃子が美味しいのですが、カウンター席が壁に向いているので一人で立ち寄りにくい、かといって奥のテーブル席に一人で座るのも気が引けてしまいます。
がしかし、今夜はツイッターで知り合ったラーメン好きとの待ち合わせ、しかもその人がお店の店主さんと知り合いとくれば奥のテーブル席に堂々と座れます。
「こんばんわと、ふらわです」と名乗って店内へ、ふと、ネット上のブログやSNSで本名ではなくハンドルで記事や日記を書かれている人は、お店などに誘われた時はなんて名乗っているのだろう。
いずれ本名で呼び合うとしても、初めはハンドルを名乗ったりハンドルで呼ばれたりするんじゃないだろうか、どうだろうか。
それとも自らを名乗ったりしないのかな、初対面の人には自ら名乗りなさいと私は人生の先輩に教わりましたけど。
飲むお客さんには後会計もOKなのですが、とりあえず券売機で生ビールの食券だけは買いました。
ということで、とりあえずは生ビール五百円で一人お疲れ様会、キンキンに冷やしたジョッキが実にビールを美味しくさせますね。
スポーツ新聞を読んだり、手隙の店主さんとお喋りしたり、さすがにお腹が空いたなぁと感じたので餃子六個二百八十円をお願いしました。
この餃子、何も掛けなくてもちゃんと味が付いていて実に美味しい、大きめの身持ちがいいんじゃないかと思いつつもこの一口サイズがちょうど良いのかもと。
ビールが無くなったのでレモンサワー三百八十円、テーブル席なので酒が進みますね。
この店はテーブル席だけではなくカウンター席の壁にもコンセントが用意されていて、携帯電話の充電が出来ます。
鞄からアイフォーンの充電器を出して充電、ふう、助かりました。
そうこうしているウチに友達登場、初対面ですがどこかで見かけたことがありそうな気がします。
久しぶりにラーメン屋でラーメン談義、友達は(今は六本木に出店して千葉のお店は休業されてる)ビーハイブが大好きで、何度も通ったとなんとも羨ましい人。
友達は時間を掛けて新店を回ったり、色々な人に会ったり、色々なラーメン本を買ってラーメンの勉強されているのには頭が下がります。
私も少しはラーメンの勉強をしないとダメだなぁ、とこのときは思いましたが、すぐに忘れて、また適当に食べ歩いてしまいそうです。
さて、時間もすっかり遅くなってしまったのでラーメン、ラーメン屋だからね。
メニューには載っていないツイッター限定のまさごラーメン八百五十円、どうやってオーダーしたらいいのか分からないので、店主さんに聞いて下さい。
味噌ダレの豚骨ラーメンに激辛のサンマーメンの餡を乗せてあって、先ずは熱々の野菜から食べます。
一通り野菜を味わったところで細麺、熱々でも伸びずにシッカリとした味わい、美味しいですね。
人によっては激辛と感じてもおかしくないほど唐辛子が入っていましたが、私にとってはちょうどいい感じでとても良かったです。
ご馳走様でした、月に一度は通うことにしよう、って、もっと来ようかな。
お昼は油そば三夢來(さむらい)@神保町(千代田区神田神保町)、街全体がお盆休みと熱暑で閑散としている中、呼応するように店内も閑散としています。
見かけない店員さんが働いているなぁと思ったら、これまでは必ず夜営業に訪問していて昼営業は初めてでした。
店先のメニュー表には「来週から新メニューを発売するのでつけ麺と中華そばは販売していません」と貼り出されています。
つけ麺と中華そばは変えずにスープや麺を変えてくるのか、それともメニューそのものを変えてくるのか。
開店して三ヶ月経っていないのにメニュー変更はどうなんでしょうか、今から楽しみです。
券売機の上から順番につけ麺まで食べていて、中華そばを食べたらメニューコンプ、と思っていたら中華そばを販売していないので、初心に戻って券売機左上の法則に従います。
カウンター席中央に座ると、カウンター台に返しが付いたりしてちょっと印象が変わりましたね。
なぜか先に渡される中華スープ、油そばを食べて口がべとつくときに飲むとちょうど良いのですが、今のタイミングで渡されるとその頃にはすっかり冷めてしまいます。
続けて出されるトッピング、細長く四角い平皿にはキュウリ、錦糸玉子、大葉、メンマ、レタスと、お客さんが来て慌てて盛り付けた感じです。
最後に三夢來流油そば(醤油)六百五十円、大盛り400gまで同じ値段ですが今日は並盛り200gにしてみました。
大盛りからすれば半分の量ですがそれでもかなりの量があり、麺とタレとをかき混ぜ、続けて平皿に用意したトッピングを全部入れて軽くかき混ぜます。
元々さっぱりした油そばで食べやすいのですが、夏と言うことで僅かに粘度と濃度を抑えてあり、「冷やし」にしなくてもとっても美味しくいただけます。
少し食べたところで辣油と酢を回しかけ、麺が半分ほどになったら刻みタマネギをこれでもかと言うくらいスプーンですくって混ぜ合わせて。
並盛りの量を確認したかっただけだけど、これだけ美味しくて、さらに色々と味が楽しめるとなると、やっぱり並じゃあ物足りませんでした。
ご馳走様でした、来週、また、食べに来たいと思います。
お昼の二軒目は初代継承哲麺@神保町(千代田区神田神保町)(ホームページ)、哲麺○○代目という屋号が特徴的ですがホームページを見ると必ずしも○○代目と付くわけではないようです。
今年の二月に都内有名ラーメンブロガー達が試食会レポを発信していましたので、お店のことはそのころから知っていました。
メニューは豚骨スープに塩、味噌、醤油、トッピングは十種類くらい、ランチタイムにはカレールーがかけ放題なランチカレー百円もあります。
店先の券売機で食券を買って店内へ、右手に厨房、厨房に面してカウンター六席と二席、通路、左手壁側にカウンター七席、奥にも厨房があって狭いスペースを上手に使っていますね。
卓上には博多豚骨ラーメンに応じるかのように辣油、白胡麻、酢、醤油たれ、塩たれ、紅生姜、辛味高菜、ブラックペッパーと、どの場面でどうやって使うのか分かりにくい調味料もありますね。
しばらく待って冷やしラーメン五百円、私の前の人も後ろの人も同じメニューでした。
色々なラーメン屋さんが色々と工夫を凝らして販売されている冷やしラーメン、哲麺の冷やしラーメンは冷やし中華似ですがドンブリはラーメンドンブリをそのまま流用して平皿に乗せてあります。
冷たい醤油スープに極細麺、茹で方を工夫されているようで麺が絡みついておらず、食べやすいです。
トッピングは味付けウズラの卵、幅広メンマ、紅生姜、チャーシュー、細切りキクラゲに輪切りに青ネギ、そして鶏皮の細切れ。
この鶏皮の細切れが実に旨い、お店のトッピングメニューには乗せられておらず、店員さんに確認したところでは夜営業時につまみとして販売しているとのこと。
スープ、麺、共に冷やされすぎておらず、とても美味しく頂きました、ご馳走様でした。
夜は数ヶ月ぶりにブチョーと人生の作戦会議。
どちらも会社人生はそう残り長くないので、老後の楽しみというわけでもないけれど、趣味と実益を兼ねた人生を送るために作戦会議。
一人で頑張るのもいいけど、お金のためだけに頑張るのも寂しいので、気の置けない友達と楽しくやりたい。
自分の人生は自分で決める、誰かが誘ってくれたり誰かが声を掛けてくれるのを待っているんじゃなくてね。
三十席ほどの店内は調理場一人、ホール一人でそつなく回しています。
飲み物は「すみませーん」と声を掛ける前に「お飲み物はどうしますか」と声を掛けてくれて、店内満員になるほどの人気店の理由が垣間見えます。
枝豆食べて、焼き鳥つまんで、ハイボールなんて飲んでしまって、第一回人生の作戦会議、終了しました。
夜の二軒目は蒙古タンメン中本池袋@池袋(豊島区西池袋)、新宿で分かれたブチョーには「飲んだ後によく中本にいけるよな」と呆れられてしまいましたが、仕事関係以外の友達を作るという意味では中本通いも一つの人生の作戦会議です。
テレビ効果があってもなくても時間帯によっては階段下まで並んでいる池袋店、来月にはここ池袋店の副店長さんが高田馬場の店長になります。
二十分ほどして店内へ、狭い店内なのに空き席待ちのお客さんが十人以上、立って待っています。
今夜はビール無し、飲んで飲めなくはないけど、無理に飲んでも美味しくないしね。
買った食券を店員さんに渡す時に「辛さ三倍で」とお願いしました。
池袋店は北極ラーメンと冷し味噌ラーメンで辛さ二倍、三倍サービスを実施していて、初めは一時的な限定サービスでしたがすっかり根付いてしまいました。
もう十分ほどして「こちらへどうぞ」とカウンター一番奥の席に案内されました、先ずはビールで、、、じゃなくてお冷やで喉を潤します。
並んでいるウチに食券が通っているのにしばらく待って冷し味噌やさい九百五十円の辛さ三倍、麺少なめ、野菜大盛り六十円、サービスチケットで茹で玉子、今夜の調理当番は林さんでした。
辛さ三倍の冷し味噌スープはざらざらした食感で、これぞ激辛、激辛な中に炒め野菜が沈んでいるというか浮いているというか。
その炒め野菜には所々焦げ目が付いていて個人的に大好きな炒め方、激辛と相まってもの凄く旨いです。
麺を手繰ってつけ汁に浸けてざらざらしたスープと野菜と一緒に食べるとさらに旨いです、いやぁ、たまらないなぁ。
食べていると隣の席に座ったお客さんが中本特製エプロンをされていて、知り合い以外でエプロンをされているお客さんを見るのは初めてでびっくり。
ポイントを貯めて引き替えてもらったそうで、次はTシャツを狙っているそうです。
たまたま持っていた中本特製タオルを鞄から出すと「それは40ポイントなんです」とのこと、(もらい物で知らなかった)そうなんだ、確かにポイントカードに書いてありますね。
ポツリポツリと中本談義をしながらご馳走様でした、いやはや旨かったです。
朝はど・みそ町田店@町田市原町田、六月より朝七時から十時までの間だけ朝ラーメンが発売されていたのですが、やっと食べに来ることが出来ました。
ど・モーニング@人形町(中央区日本橋人形町)で朝ラーが始まった時は速攻で駆けつけて食べましたが、味噌ラーメン屋さんとは全く趣の異なる醤油ラーメンでした。
この店のはどんなのかな、と食べるまで楽しみを取っておくタイプの私はあえてネット情報とか探さずに今日を迎えました。
ガランとした店内に入ると、この時間はメニューが一種類なので店員さんがすぐに麺を茹で始めます。
カウンター席に座ってお冷やを飲んでいると「随分遠くに行かれていましたね」と話しを振られ、ラーメンが出来上がるまでしばし四方山話。
殆ど待たされることなく朝ラーメン五百円、おお、醤油ダレは醤油ダレですが、随分と濁っていますね。
木製のレンゲでスープをすくってみると鶏白湯ベースの旨味に絡みつくように濃厚煮干しが駈け上ってきて、おお、青森の朝ラーのようです(行ったこと無いけど。
麺も特製の細麺で食べやすくなっていて寝起きの身体に染み渡っていきます。
他のラーメンと共通のバラ肉巻きチャーシュー、どさっと白ネギ、ガサッと茹でほうれん草、なるとに板海苔、と今風の中華そばとも言えなくもありません。
濃厚で味がシッカリとしていながらさっぱりとした後味、朝からこんなに美味しいラーメンを食べてもいいのかと。
ご馳走様でした、平日限定だから中々食べに来られそうもないけど、何とか頑張って来るかな。
昼は麺屋33(さんじゅうさん)@神保町(千代田区神田神保町)、「33」の由来は二人の店主さんが3に縁が深い(片方の店主さんは開店した時に33歳だったとか)とのこと。
ネットの評価とか通販の売れ行きなんて見なくても、昼に夜に店先を通ると必ずお客さんが外待ちしていますから。
事務所の近くなので並んでまでは、と思って様子を見ていましたが、この時期、学生だけではなく社会人もお盆休みで偶然にも外待ち無しです。
店先に張り巡らせたメニューや蘊蓄をよく読んでメニューを決め、券売機で食券を買うとすかさず店員さんが出てきて「いらっしゃいませ、カウンター奥の席へどうぞ」と案内してくれます。
食券を渡すと「海老が入りますが甲殻類のアレルギーはありませんか」と断りが入ります、私なら噛んでしまいそうなくらい早口です。
カウンターは六席、奥に四人掛けのテーブルが二卓ほどのラーメン屋以外では商売できないほど狭い店内、それでも厨房には三人、ホールに一人の店員さんがいます。
周りのお客さんを見ているとつけ麺とラーメンのオーダーが半分々々ですね、麺の量は大盛りまで同額とあって大盛りを頼まれる方が多かったですね。
さて、つけめん33塩七百五十円、麺量は並盛りにしておきました。
つけ汁は丸鶏をダシのベースにしているだけあってこれでもかの鶏の味わい、単に鶏の味わいだけではなく貝柱などの魚貝のダシもふんだんに使われていて、この味でこの値段は百円から二百円は安いんじゃないかと。
うっすらとした山吹色の中太麺、つけ汁にくぐらせて手繰ってみると、まだ喉を過ぎていかないウチから次の麺を手繰るほどの美味しいさ、こりゃ、並んでも食べたくなるわな。
つけ汁にはチャーシューやメンマ、青ネギやなるとが入っていましたが、あくまでも脇役、ドンブリの中だけでランキングを付けるとしたら神保町一でしょう。
麺を食べ終わってスープ割りを頼むと、「葱をお入れしますか」と聞かれたのでお願いしました。
スープ割りで最後の一滴まで楽しんでご馳走様でした、朝に続いて昼も美味しいラーメンです。
夜はORAGA NOODLES@五反田(品川区西五反田)、店長さんの顔を見るのはずいぶんと久しぶりです。
ラーメン屋らしくないラーメン屋を目指していて、それでも新橋時代は人通りのある裏通りに面していたのですが、こちらでは殆ど人通りのない裏通り。
ここでこそ頑張り甲斐があるというもの、応援しがいがあるというもの、あなたが折れないのだったら私も折れない、誰がなんと言おうと。
先ずはビール四百円、昼間働いている若い店員さんが夜も頑張っていて、ハートランドとオリオンビールがあるというので迷わずハートランドビール。
荻窪あたりのラーメン屋でもハートランドが復活したと聞いて、キリンビールの工場もやっと製造を開始したということですね。
エメラルドグリーンのエンボスボトルをクッと傾ければ、瞬間、都会の喧噪が鳴りをひそめ、見たことも聞いたこともない遠い海底の静けさに包まれます。
目を開けていては見えないもの、目をつぶればみえるもの、目では見えないもの、心でしかみえないもの。
ビールを半分ほど飲んだところでつけ麺七百五十円、いつも同じようにみえていつも違う味。
スープを改良し続け、製麺所に注文を出し続け、必ずしも前進とはいかなくても前にしか向いていないラーメン作り。
つけ汁は「濃くしてみました」と言われたとおりに有名行列店に負けないほどの濃厚さ、濃厚であるけど後は引かない潔さ、この味わいの先の先で山岸マスターがにっこりと微笑んでいます。
刻み玉ねぎのシャキシャキ感がどろりとしたつけ汁をシッカリと受け止めていますね。
カネジン食品の特注麺は中太平打ち麺でつけ汁につかず離れずの相性、つけ麺は一体感よりも寄り添い感がいいとおもう。
ラーメンだと食べながら話しているとどんどん冷めてしまうけど、つけ麺だとそうでもありません、次のお客さんが来るまでずっと喋りっぱなしだったというか。
いつもそうだけど、あまりにも美味しくて、スープ割りを忘れてしまってそのままつけ汁を飲んでしまいました。
ご馳走様でした、なにやら新作の予感、とは言え気まぐれな店主さんのこと、期待しないで待つことにします。
今朝もゆで太郎神田駿河台下店、食券を渡すと「冷たいお蕎麦とゆで玉子ですか」と確認されました。
すっかり顔を覚えられているのは私だけではなく、何人かのお客さんが店員さんと馴染みのようです。
ここでにわかではないベテランのふらあまにあならば「そろそろ酢が出てくるのでは」と楽しみにされていることでしょう。
はい、そろそろ聞いてみますね。
今回はチャリティークーポン券でコロッケを付けてみたので、朝そば二百九十円がこんなに豪華になってしまってお昼過ぎまでお腹いっぱいでした。
お腹いっぱいでも夜までは持たないので、お昼を食べに外に出ました。
なんとなくブラブラとしていたのですが暑くて目的のお店を探すことが出来ず、目に付いた鯉幟(こいのぼり)@小川町(千代田区神保錦町)に入ってみました。
店先の写真から分かるように、ラーメン専門店ではなくチャーハン、麻婆丼、中華丼、焼き肉定食などが揃っています。
戸を開けて店内に入るとすぐ左手に券売機、食券を買って店内を振り向くと「こちらへどうぞ」とテーブルにお冷やを置いてくれました。
入口近い四人掛けテーブル以外はハイチェアの二人掛けテーブルのみ五卓、厨房では大きな中華鍋を振っている音が聞こえてきます。
夜は立ち飲みになるようで、全品三百円のメニューが貼り出されていました。
少し待ってラーメン五百五十円、「塩わさびラーメン」にもの凄く惹かれたのだけれども。
旨味がたっぷりの醤油スープは甘いと言うより甘ったるい味わい、砕けた脂がまとわりついてきます。
細めのやや縮れ麺はまずまず、可もなく不可もなくと言ったところでしょうか。
固い歯ごたえのチャーシュー、幅広のメンマ、白ネギに板海苔、やっぱり「塩わさびラーメン」にしておくんだったか。
午後の打ち合わせは奇跡的に事が上手く運び、世の中にはこんなに上手くいくこともあるんだと驚き、普段の自分の行いからすれば信じられません。
こんなこと一生に一回しかないかも。
仕事を早めに終えて、ああ、こんなに早く終わるのが先週だったら友達と暑気払いできたのになあ、と思いを馳せても過去も未来も変わりません。
神保町ビルから汗びっしょりになって蒙古タンメン中本御徒町@御徒町(台東区上野)まで歩きました、三十分くらい、汗かきの私には自殺行為でした。
気が遠くなりながらビルに入り、弱い冷房に中をフラフラになりながら並んでいると先に食券を買うように店員さんに促されるので、いったん、店内へ。
見慣れた店員さんと見慣れない店員さん、店員さんに聞こえるか聞こえないかの声で「開店三周年、おめでとうございます」と挨拶しました。
食券を買ってもう一度列に並び直し、再び店内に戻って席に着けたのは並び始めて三十分後でした。
さて、ビール五百円で今夜は御徒町で一人お疲れ様会、なんだかんだ言いながらもう三年も経つんですね。
付き出しの茹でモヤシをつまみながらビールは旨いですねえ、汗をびっしょりかいた後のビールは格別です。
そうこうしているウチに味噌卵麺八百五十円にサービスチケットで野菜大盛り、今夜の調理担当である小田さんが直々に運んできて下さいました。
モヤシの一本々々がピンと立っているモヤシ炒め、唐辛子と豚バラ肉とガーリックと調理人の真心で味付けされてとっても美味しいです。
スープはやや辛さ抑えめで飲みやすく、モヤシ、麺、スープ、と順番に食べ進めます。
美味しいですねえ、サッポロ製麺の中太麺もシッカリとした味わい、スルスルと食べられます。
麺と野菜を少し早めに片付け、卓上の酢を回しかけて味変え、辛いから酢で和らげるのではなく、辛旨で唯一無二なのにさらに酸味で唯一無二に高めて楽しみます。
以前、卓上に置かれた醤油や胡椒で味変えしたことがありましたが、私は酢が一番好みです。
サラッと食べ終わってしまってご馳走様でした。
鏡のように静まりかえった河、どこからきてどこへいくのか。
午前中はのんびりして午後から出掛けることにしました。
こうやってのんびりすると、あちこちに出掛けすぎていて身体が疲れ切っていたのがよく分かります。
口では平気で頑張っているように言っていても、やっぱり無理は出来ないんだな。
お昼を大きく回ってからバイクを走らせます。
どこに立ち寄るか全く考えていませんでしたが、お店の前を通るたびに気になっていた鉄龍山厚木店@厚木市に入ってみました。
店外、店内と真っ黒に装飾されていますが決して嫌みな色ではなく、店内は自然光たっぷり、町外れの中華料理屋さんです。
かなり前から営業されているので味については全く心配要らないでしょう、どれを食べても美味しいとは思いましたが、やはりここはラーメンで。
少し待って冷やし担々麺八百四十円、真っ白な平皿に盛り付けられています。
茹でてからシッカリと冷やした麺にピリ辛のごまだれを掛け、レタス、ニラ、を散らした上に挽き肉が乗せてあります。
生に思えたレタスとニラですが、嫌な苦みや辛味がないのはなぜでしょうか、ごまだれによく合います。
野菜スープも付いていて、冷たくなりすぎた口の中を暖めてくれたりします。
量もほどほど、とっても美味しく頂いてご馳走様でした。
バイクをさらに走らせて、座間ひまわりまつりへ。
前回来た時に使った「花見台」が工事中の貼り紙がされていて使えず、うーん、それじゃよく分からないなぁと他を探していたら、もう一箇所ありました。
よく分からないけど、座間市はそれなりにこのお祭りに力を入れているらしいのですが、花見台を整備してくれないとなぁ。
夜ものんびり自宅療養、明日はまた仕事だし。
寝坊して起きたら汗びっしょり、嫌な夢を見たわけじゃないけど暑い夜なのに寝苦しいことなくぐっすり寝ているし。
陽は高くさんさんと降り注いでいるので、愛犬の散歩は無理ですな。
お昼は余ったご飯で簡単なチャーハンを作ってみた。
ビーマンと玉ねぎを小さく刻んでさっと炒め、豚肉もさっと炒め、ご飯と玉子を炒めた上に合わせて全体を混ぜて出来上がり。
世の中の男性陣や旦那衆ならもっと美味しく作れるだろうけど、月に一度も調理をしないからこの程度で精一杯。
味付けは塩胡椒だけ、薄味が好みの私にはこの程度で十分です。
久しぶりに麺一真@秦野へ行ってみた、青春18きっぷでのお土産も渡したかったので。
夏は飲食店、特にラーメン屋さんは厳しい季節ですが、なんとか今年で六年目、もう六年も通っているのか。
数人いたお客さんも食べ終わって私一人の店内、店主さんと女将さん、のんびりした時間が過ぎていきます。
近場のお店の去来を話しつつ店主さんの出身地に行った時の話しとか、とりとめのない終わりのない話しを。
程なくして出来上がってきたつけ麺七百円、細めの平打ち麺が二玉と食べ応えがあります。
今ではスープはあっさり目の味付けで一種類だけ、濃いめを望むお客さんもいるそうですが、それではあちこちとかぶるのでこの味わいでいいと思います。
麺皿はラーメンドンブリが使われていて、チャーシュー、水菜ではなく小さく刻んだレタス、メンマが添えられていて、板海苔が刺さっています。
美味しいなぁ、売り上げた落ちているとは言っているけど、そんなことは無いと思うけど。
ご馳走様でした、とっても美味しかったです。
食べ終わってからもしばしラーメン談義、とっても楽しかったです。
あんまり暑いのでどこにも出掛ける気にならず、自宅療養、のんびりしてしまった。
仕事がトラブってしまったのであちこちに説明が必要になり、九時前には事務所を出られるところを十時を過ぎてしまいました。
出掛ける時間が一時間遅れると、その後の予定がずるずると遅れてしまうのですが、この気を逃すと次はいつになるか分からないですからね。
水道橋駅で青春18きっぷに最後のスタンプをもらって、いざ、水戸へ。
秋葉原駅経由で上野駅に行き、上野駅から勝田行き常磐線、乗り換え無しですし眠かったので熟睡したかったけど、あまり寝られなかったです。
水戸駅北口を出ると雲一つ無い日本晴れ、お店が駅から遠かったらバスを探すかタクシーに乗りたいところですね。
歩いて行こうとすると、水戸と言ったら水戸黄門と水戸納豆、ということで水戸黄門の銅像がありました。
「じんせい、らくありゃ、くーもあるさ」と誰が聞いているか分からないのに口ずさんでしまいます。
見渡す限りが繁華街という駅前ではないのに、ラーメン屋さんはポツリポツリと点在しています。
駅のロータリーを過ぎて、二本目を左に緩やかに下っていくと、つけ麺坊主@茨城県水戸市が右手に見えてきました。
店先にメニューが貼ってあるので一通り確認し、八月限定のメニューもあり、そのメニューだと完食すれば特製手ぬぐいがもらえるということで頑張ってみるかと。
がらりと戸を空けて店内へ、典型的な地方のラーメン屋の作りで、手前の三和土にあたりスペースに券売機が置かれ、その奥の右手に厨房、厨房を囲むようにカウンターが十席と三席、用意されています。
券売機で目的のメニューを探して食券を買い、先客二人を越えて店内中央の席に座り、食券を渡すと「大盛りにしますか」と聞かれたので「普通で」とお願いしました。
麺量は並が350g、大盛りが450g、特大が600g、デカ盛りが1000g、茹で上がり量なので茹で前では約250gになり、かなりの量になります。
店内を見渡すと人気ランキングやら辛さランキングやらが貼り出されていて、一回目はそれをチェックせずに食券を買う人が多いでしょうから、二回目から参考にするということでしょうか。
辛さは辛くない、微々辛、ちょい辛、激辛、超激辛、極辛、超極辛、となっていて、店長さんが着ていたTシャツの背中には「極旨」と書かれていました。
麺をゆっくりと茹で上げてから、トッピングを順番に乗せて、乗せて、まだ乗せるのか、と思っていると出来上がってきました。
八月限定発売の極辛麻婆らーめん千八十円、辛さは最高峰の超極辛、普通の神経では想像できない麺相です。
テーブルに降ろした瞬間、この一杯だけ食べればいいんだったらスープまで飲めるけど、水戸まで来てこの一杯だけはつらいです。
トッピングの隙間からレンゲを差し入れてスープを飲んでみると豚骨ダシの味がしてびっくり(というほどでもないか)、辛さはそれほどでもありません。
辛さは使われている唐辛子以上の辛さにはなりませんし、普段から同じくらいの辛さのラーメンを食べていますし。
数口飲んでからトッピングの山を上から崩し、振りかけてあった唐辛子粉と麻婆豆腐を食べてみると、まずまずの美味しさ。
箸を差し入れて麺を引っ張り出すと平打ちの中細麺で固めの仕上がり、多加水麺でしょうか、スルスルと食べられます。
トッピングはメンマ、モヤシ、ニラ、豚ばら肉、麺と同量(ということはないでしょうけど)に感じるくらい多くてもしゃもしゃと食べます。
食べログには「中本インスパイア」とありましたが、これってインスパイアとは違うんじゃないでしょうか。
完食するなら途中でスープを飲まなければならないところを飲まなかったので、麺やトッピングは食べ終わりましたがスープは残してしまいました。
ご馳走様でした。
食べ終わって声を掛け、新宿では大変お世話になりましたと頭を下げました。
何となく顔を思い出してくれたみたいで、いえいえ、こちらこそ、と。
色々なことがあってここに店を出すことにしたんでしょうけど、これからも頑張って下さい。
駅に戻って、どこかコーヒーショップでもと探したのですが、適当なお店が見つからず。
スターバックスはあったのでとりあえず立ち寄って地域限定タンブラーを探すと、手持ちのとは違うバージョンになっていました。
よしよし、と買って無料券は使わずに財布へ。
駅ビルの最上階に行ってみると、広いスペースに机が散在していて無料で休めそうなので、そこで。
平日だったら誰もいませんでしたが、休日は混み合うんだろうなぁ。
帰りに寄らなければならないお店への時間を逆算し、駅ビルの四階のお店へ。
水戸駅南口に連結しているエクセルみなみの四階にあるらー麺街道、上りエスカレーターに近い方からTETSU、大山、一本気、なんつッ亭の四軒。
一本気以外はラーメン集合施設常連店、よく分からないけどこの水戸の地にもTETSUやなんつッ亭の名声は届いていて、近くにあったら食べに行ってみたいと思っている人が多いのでしょうか。
ここで食べて「本店に行ってみたい」と思う人は何人いるでしょうか、実際に食べに行く人はどのくらいいるんだろうか。
とはいえ、全店回るつもりは全くなく、我らが地元のエースであるなんつッ亭水戸店@茨城県水戸市だけ食べたらいいかな。
時間帯によっては呼び込みをしていましたが、そもそもフロアにお客さんがいないから、何せ平日の三時過ぎだし。
メニューにはぼくの空もぼくの空スペシャルもありましたが、塩味は用意されていませんでした。
店先にはSUICA対応の券売機が設置され、一通りメニューを確認してから食券を買って店内に、テーブル席に先客二人。
ホールの女性店員さんにカウンター席へ案内され、すぐにお冷やが渡されました。
カウンター六席、二人掛けテーブル四卓、四人掛けテーブル三卓とスッキリした配置、壁にはなんつッ亭らしいポップが沢山貼り出されていますが、整然と貼り出されていて
つまらない感じ。
視線をあちこちに巡らせる楽しみは無く、左から右へ流せばいいのはつまらないなぁ。
と思いを巡らせているとラーメン七百円、真っ白いドンブリなんだから運ぶ時にスープが揺れると縁が汚れちゃうんだよね。
スープはまさになんつッ亭の豚骨スープ、世に何百種類、何千種類と豚骨スープはあるでしょうけど、この豚骨スープの味わいは間違えようがありません。
正直、どこかで「インスパイア」があってもおかしくないのですが、聞いたことがありません。
しかし麺は別物、自家製麺は望めないのでしょうけど、見た目だけ同じにしても中身は全く別、もう少し、いや、かなり頑張って欲しい。
チャーシューは大ぶりなのと端っこの余り物(?)が入っていてラッキー、茹でモヤシに青ネギに板海苔。
ご馳走様でした、水戸にはまた来ることがあるかも知れないので、また立ち寄るかも知れません。
ここ水戸から大宮に行くのに、上野経由と小山経由があって、乗り換え時間の差の数分しか違いません。
せっかくだから小山経由で行こうと思って友部から水戸線で大宮に向かいました。
というか、水戸駅から出ていた水郡線、乗ってみたかったなぁ。
なんかもの凄い時間を掛けて大宮駅に到着、ホームから南口出口まで迷わないほどに駅に慣れてしまいました。
呼び込みの激しい通りを入っていって蒙古タンメン中本大宮@大宮(埼玉県さいたま市大宮区)、この店に来られると中本全本支店を月内に回れそうな気がしてきました。
外待ち一人の後ろに続いて外待ち、しばらくして店内に入って券売機に向かおうとしたら、正面の調理場には他の店で見慣れた人がいるじゃないですか。
中本では店舗間を店員さんが行き来することがあるから面白いですね、各店舗の店員さんを知らないと「何が面白いの?」ではありますが。
厨房が見えるカウンター席に案内され、先ずはビール五百円で一人お疲れ様会、ふう、疲れました。
付き出しはなぜか新宿店仕様、胡椒がもっと効いていると好みなんですけどね。
ビールを飲みながら店員さんと話しをしながらラーメンの出来上がりを待ちます、お客さんはひっきりなしに入ってきて、ずっと店内待ちの状態ですごく流行っています。
さて、程なくして味噌卵麺八百五十円、サービスチケットでスライス玉子をお願いしました。
スープは乳化していて、辛さ、旨さ、どちらが特出することなくかなりの旨さ、思わず飲み干してしまいそうになりました。
モヤシには豚バラ肉とスライスガーリックの味が染みこんでいてたまりません、ビールのお代わり、しても良かったかも
麺少なめを言い忘れてしまってフルサイズですが、サッポロ製麺の中太麺は最後まで美味しく食べられました。
ご馳走様でした、そろそろゴモミの出番だと思うので楽しみです。
大宮から新宿まで戻って改札を出たところで今年の夏の青春18きっぷの旅は終了です。
また秋、さらには冬、身体が動く限りはあちこち食べに行きたいですね。
今日は夜間(徹夜)作業なので夕方から出社すればいいので、お昼に経堂の新店に行きました。
昨日は大安と言うことであちこちで新しいお店がオープンしたのですが、ここ経堂でも半径百メートル以内に三軒のお店がオープンしました。
内一軒は一週間前からプレオープンしていて、ラーメンブロガー東の横綱さんと食べログの辛口レビュアーさんが訪問されています。
先ずはその店へ、と経堂駅からまっすぐに南下して古墳ほどで経堂駅入口交差点、を右手に見るとまだシャッターが降りています。
営業開始は十一時半だから、残り二軒の内でやっている方を片付けておくかと、「より遠い」お店を目指すもそちらも十一時半から。
それではとはら匠@経堂(世田谷区経堂)、週に二日だけつけ麺専門店として営業するあいはらや@新高円寺(ホームページ)の姉妹店、こちらは終日つけ麺が発売されています。
黒を基調とした落ち着いた店内はカウンターのみで三席と七席、既に食べているお客さんが三人、後からもぽつりぽつりと入ってきます。
入ってすぐ左手の券売機で改めてメニューを見ると「とんこつ醤油スープ(太麺)」「とんこつ醤油スープ(細麺)」「つけめん」「あっさり塩スープ」と続き、後はサイドメニュー、トッピングが並びます。
券売機左上の法則はHSP(はら匠スペシャル)八百八十円だったので、間違えないようにスタンダードメニューのボタンを探して、食券を購入します。
ランチはサイドメニューが100円、150円と安く提供されていました。
厨房は店内奥で調理の様子は分かりませんし、カウンター台が高くて盛り付けの様子も分かりません。
数分でラーメン六百五十円、見るからに家系の麺相ですね。
スープを飲んでみると濃い豚骨ダシとハッキリした醤油ダレ、味の調整が出来るかどうかは分かりませんが明らかに若者向け、私と同年代のお客さんでは「しょっぱい」と感じるかも知れません。
夏だからこの味付けにしているのかも知れないな、と、思いながら中太麺を手繰って食べてみると中々美味しい、三河屋製麺とのこと。
大ききめで柔らかめのチャーシュー、大きな板海苔、分けネギの小切りが大量、はいいのですが、ほうれん草が見当たりません。
無ければいけないと言うことはありませんが、濃いめの豚骨醤油にはほうれん草がよく合うんですけどね。
サイドメニューのライスを後から食べたくなるほどでしたが、今日のところは我慢しました。
ネットの情報では新高円寺のお店とは味を変えているらしいですが、新高円寺とお店と味比べをして「こっちの方が好きだな」と通う人もいないだろうし。
ご馳走様でした、お客さんが帰り際にテーブルを拭いたとしてもお店側としても拭かないとダメなんじゃないでしょうか。
さて、本命のお店に行くもまだ開いていない。
店先から店内の明かりが漏れてくるので「遅れて」開店するだろうということは分かるのですが、三十分なら待てるけど一時間はなぁ。
と日陰に入って開店を待っていると十二時になってやっと開店したら〜めん桜食堂。@経堂(世田谷区経堂)、ネットの情報では十一時半開店からでした。
「営業時間(営業日)はお客さんとの約束事、契約である」と厳しく言う人もいます。
私はそこまでは言わないけど遅れるなら遅れるで貼り紙や説明が欲しいなぁ。
ちょっと引っ込んだ位置にドアがあって、その引っ込んだ位置に待ち合い席が二席、ドアを入ったスペースにも待ち合い席が二席。
なぜ店内を狭くして外待ちを作るのか、なぜ厨房を狭くしても中待ちの席を作ったのかはお店作りに詳しくないので分かりません。
券売機を見ると醤油味と塩味、トッピングにライスとこれ以上シンプルには出来ない構成、アルコール類が置かれていないラーメン屋は経堂ではこの店だけかも知れません。
厨房を取り囲むカウンターのみの店内で五席と二席、二席は入口に作られた外待ちスペースに押されて私のようなデブでは座れません。
押したくらいでは動かない丸木をくりぬいた椅子、座布団は桜模様でした。
厨房では店主さんと思われるスタイルのいい男性と、調理を手伝っている男性の二人組、なにやら色々と教えていたので「今日から働きます」みたいな感じですね。
ラーメンの出来上がりを待っていると手伝っている男性から「こちら、お箸です」と箸袋に入った箸を渡されました。
次から次へとお客さんが入ってきたので箸を渡すのを遅れたり忘れたりしていて、狭い厨房でやるには厳しそうな接客ですね。
程なくして塩ら〜めん七百円、醤油味はドンブリの外側が濃い朱色ですが塩味は真っ白と使い分けている様子。
スープを飲んでみるとどこか都内の有名店で味わったことがあるハッキリした鶏だし、ここまでの清湯(ちんたん)スープだとかなり手間暇がかかりそうです。
菅野製麺の極細麺はしなやかな柔らかさ、味わい的にはスープに僅かに追いついていない感じ、スープが最後まで冷めないので途中からダレてくる感じ、支那そばやや中村屋で最後まで麺がダレない凄さが分かります。
トッピングはサクッとした歯ごたえを残すチャーシュー、岩のり、なると、ドンブリを半周する長い穂先メンマが二本、全体に細切れの白ネギ。
スープが透明な塩ラーメンでこのトッピングでは全体的に白っぽくなってしまいますね(醤油ラーメンにはちょうど良いのでしょう)。
食べている途中であおさ海苔が全体に散らばってしまうので、見た目がちょっと綺麗でなくなるのも残念、まだまだ開店したばかりですから、これから改良されることでしょう。
ご馳走様でした、ラーメンとしてのレベルはかなり高いと感じましたが、経堂ではどうでしょうか。
もう一軒、食べても良かったけど、ちょっと気になることがあって次回にしました。
徹夜作業、終わったのは四時でもう倒れ込むように寝てしまいました。
今日はバスの時間があわなかったので駅まで歩きました。
朝早くはバスが走っていないんだよな、田舎から都会に通うのは色々と大変だよな。
今朝もゆで太郎神田駿河台下店、券売機で両替するような感じで食券を買います。
店内奥の受付に食券を出し、出来上がりを待つ間にチャリティークーポンを取って、百円を募金しました。
その場でトッピングを頼んでも大丈夫そうでしたがとりあえずやめて次回、使ってみようかなと。
今朝も食べたのは朝そば二百九十円、店員さんに「冷たいのでいいですか」と先に言われたので「はい」と答え、玉子については聞かれませんでした。
仕事が一段落して神保町界隈のラーメン屋さん巡りを再開したと思ったのもつかの間、またお昼はお弁当生活に逆戻りです。
久しぶりに食べるお弁当は新鮮だけど、買うお店が一軒しか無いので一週間もしたら味に飽きてしまう。
さりとて居酒屋や中華料理屋さんの店頭販売お弁当やコンビニ弁当では五百円を超えるのでとても買う気にならず。
仕事が終わったのは二十一時近く、今夜は神保町から三田線で乗り換えなしの目黒へ。
蒙古タンメン中本目黒@目黒(品川区上大崎)に着いてみると外待ち十人、いつ来ても目黒店は混んでいるなぁ。
今月の目黒店は「冷し味噌やさい」「冷し味噌卵麺」の二つが終日販売されています。
冷し味噌やさいは町田店のレギュラーメニューと思っても良いくらいですし、冷し味噌卵麺は新宿店のレギュラーメニューだし、それならわざわざ食べに来なくてもとは言われそうですが。
目黒の冷し味噌卵麺は他店のとひと味違っていてオーダー時に辛めを受け付けてくれるのです、この日は忘れましたが。
夜営業なのに珍しく店長さんがいらっしゃって、強面なのにニコニコ顔で接客されていて。
二十分ほどして席に案内され、先ずはビール五百円で今夜は目黒で一人お疲れ様会。
付き出しは茹でモヤシの醤油和えに戻ってしまってガッカリ、前回のはまたいつか食べられるのかなぁ。
店長さんが直々に焼いていたような餃子(三つ)百五十円、気持ち小ぶりになったような気がしますが、そんなに食べていないのでよく分かりません。
個人的な好みですが、焼き餃子と揚げ餃子には辣油と酢を使って醤油は使わず、水餃子には辣油と醤油で酢は使わず。
で、ラー油と酢を掛けて食べようとしたらラーメンが運ばれてきました。
冷し味噌卵麺九百円の野菜大盛り六十円、今夜の調理は広瀬副店長さん、サービスチケットでプチ麻婆丼も合わせて運ばれてきました。
ラーメンドンブリにスープに浸された炒めモヤシがたっぷりと盛り付けられていて、ラーメンと替え玉、みたいな麺相ですが、違います。
真っ赤な炒めモヤシを食べてみると、かなりの辛さ、かなりの旨さ、かなりの辛さ、たまりません。
ビールのつまみにしながらしばらく食べて、もっと食べてから麺をスープに浸けてまたモヤシと一緒に食べて。
モヤシは豚バラ肉、スライスガーリックと一緒に炒めてあって調理人によって個性が出ますが、今日のはかなり旨いです。
旨い旨いと食べているウチに食べ終わってしまってご馳走様でした、また、食べに来ます。
ラーメンを食べている時にゲンから連絡があって、ロマンスカーで地元へ。
五郎兵衛は既に営業終了していたので、一軒目からJJへ、今日は彼女が出勤の日だった、忘れていた。
終電が行ってしまってからも飲んでいてタクシーで帰還、こんなはずじゃなかったのに。
駅まで歩こうかと思ったけど、朝からあまりにも暑かったのでバスに乗ってしまった。
バス停から駅まで歩くと十分弱なので、十分以内にバスが来るんだったらまあ乗ろうかと思ってバス停で時刻表を見ようと思ったら、踏切を渡ったところでバスが見えたのでバス停までダッシュ。
結局、朝から汗をかいてしまった。
お昼は少しで遅れてしまい、近場で済ますしか無いかと思ってつらつらと歩いていると、いつもは店先にお客さんが大行列なのに誰も並んでいないじゃないかと。
そうか、学生が夏休みだから並んでいないんだと気づいて店先へ向かいました。
ほん田@小川町(千代田区神田錦町)、神保町界隈では五本指に入るほど高評価なラーメン屋さんです。
スタンダードメニューのラーメンが三百五十円なのがウリのお店、さらに十五時から十七時は三百五十円以上のメニューは五十円引きになるのでラーメン三百円です。
それだけでも「凄いなぁ」と思いますが、さらに驚かされるのが大盛り無料なこと、いったいどれだけ学生向けだったら気が済むんだよ。
店内は歩くのに座っているお客さんの肩にぶつかるほどの狭さで厨房を囲むカウンターが十一席、四人掛けテーブルが一つに窓向きの三人掛けカウンター一つ、厨房に店員さんが三人もいますが、ホールにも一人います。
その狭さでも(狭さだからこそ)券売機が置いてあって、慣れるまでは食べたいメニューのボタンがすぐに見つからないほどの数です。
カウンター席に案内され、お冷やを飲みながら周りのお客さんを見ているとラーメンメニューとご飯メニューが半々ですね。
しばらくしてラーメン三百五十円、食券を渡す時に「大盛りにしますか」と聞かれて「はい」と答えてしまいました。
旨味調味料で出汁の出来具合をまとめた醤油スープ、値段の割りには、ではなく、この味で五百円、六百円を取るお店はいくらでもあります。
やや柔らかめの茹で上げられた太麺は大盛りだけあって200gオーバー、スープとの相性がどうのこうのという製法ではありませんが、本来、ラーメンとはこういう麺料理を言うのでしょう。
大きめのチャーシューに数本のメンマ、さっと一掴み乗せられたワカメ、縦長の板海苔、全体に白ネギ。
ゆっくりとお喋りしながらの食事は厳しいけど、それさえ容認できるのであれば十分な味と充分すぎる値段、いつも混んでいる理由が分かりました
ご馳走様でした、次はご飯物を食べてみたいです。
仕事が終わったのは八時過ぎ、さて、今日も今日とで中本通い。
帰宅する時は半蔵門線表参道駅で乗り換えるのですが、乗り換えずにもう一駅乗れば渋谷駅です。
ホーム先頭の階段を上って改札をでると渋東タワーの地下二階へは三番出口から直結しています。
蒙古タンメン中本渋谷@渋谷(渋谷区道玄坂)、夜営業では外待ちしていることが多く、今日もぐるりと十二人も並んでいました。
宮本店長さんが威勢の良い声で外待ちしているお客さんを応対されていました。
店先に貼ってある店員スター化計画の写真、僅かに増減していますがもう誰も気にしなくなっていますね。
少し待って店内へ、券売機で食券を買うと「こちらへどうぞ」と店内中央のカウンター席に案内されました。
先ずはビール五百円で今夜は渋谷で一人お疲れ様会、付き出しにはいつの間にか胡椒が振りかけられるようになりました。
ビールをグビグビと半分くらい飲んだところで、サービスチケットでお願いしたプチ麻婆丼が運ばれてきました。
続けて渋谷店限定メニューの海老ミソラーメン七百五十円にコーン六十円、チャーシュー二百円、誰も気にしなくなった店先の写真に今月から追加になった店員さんのコメントに「オススメ」とあったのでね。
今年の五月から発売になった海老ミソラーメンは一日三十食の数量限定、この時間で売り切れていなかったのはたまたまのようです。
白味噌と赤味噌の合わせ味噌と思われる味噌をベースにしたスープは辛味は殆ど感じることはなく、普通の味噌ラーメンのスープのゆでいて豚バラ、玉ねぎ、生姜など一緒に炒められていて、何口も飲んでしまいます。
麺は通常のサッポロ製麺で、スープに合わせて少し固めに茹で上げてあってとても美味しいです。
トッピングには彩り鮮やかな茹で青菜がこれでもかと乗せてあり、コーンとチャーシューの追加トッピングは絶妙です。
食べ進めるとしっかりと下処理されたむき海老が数個入っていてとっても美味しく、底の方には干しエビも沈んでいます。
いやぁ、旨かった、ご馳走様でした。
お店を出てあたりをぐるりと散策、井の頭線で下北沢まで出てから小田急線で帰宅。
特別に急がなくても良いのに早めに着いてしまった日は、久しぶりにゆで太郎神田駿河台下店に立ち寄ってみました。
この時間に食べるとしたら、朝そばか朝定食、朝そばの食券を買って店内へ入ります。
お客さんはぽつりぽつりと隣同士にならないほどに混み合った店内、奥の受付に食券を出して「冷たくて、茹で玉子で」と伝えます。
ゆで太郎の朝そばは「温かいお蕎麦」と「冷たいお蕎麦(ざるそば)」のどちらかが選べ、サービスされる玉子は「生」「温泉玉子」「ゆで玉子」が選べるので、こちらから言わないと聞かれることになります。
「冷やし」、つまりざるそばにすることで調理工程が一手間多くなりますから五十円を取るお店もあるのですがゆで太郎では同額です。
見慣れた二人の店員さんが手際よくお蕎麦を茹でたり、片付けモノをされていました。
サービスチケットがあればコロッケでも付けるんだけどな、と店内を何気なく見渡すとチャリティークーポンと称してトッピング無料券を百円以上で販売(?)していました。
チャリティークーポン始めました(ゆで太郎日記)、『ゆで太郎』が東日本大震災のチャリティクーポン展開
百円『以上』というのは、トッピング無料券に対して東日本大震災への募金ということです。
この日はあいにく細かい手持ちが無く、だからといって「お釣り」というのもおかしいので募金しませんでした。
さて、朝そば二百九十円が出来上がってきました。
タイミング良く空いていたテーブル席に座り、先ずはお冷や、続けてゆで玉子の殻を破って先に食べます。
ゆで玉子を食べ終わったら薬味の葱を少し噛んで、お蕎麦を二本そのままでいただきます。
立ち食い蕎麦屋でそこまでやらなくても、とは思うのですが、まあ、好きなので。
蕎麦つゆの味を確認してからお蕎麦を半分ほど浸けてからずずっと手繰って食べます、相変わらず美味しい。
時々山葵でさっぱりしたり、半分のかき揚げを食べたりしながら、あっという間にご馳走様でした。
お昼は美空@神保町(千代田区猿楽町)、今年の一月にオープンしたお店です。
店主さんは麺屋武蔵グループのお店での修行経験があるとのことですが、麺屋武蔵グループはお店によってラーメンのコンセプトが異なるので、食べたらどこのお店かが分かりそうです。
分かったからと言って「○○だろっ」と子供のようにブログやツイッターに書き込む人もいるでしょうけど、私としては店主さん自ら発信してなければ明らかにしません。
入口にメニューが掲げられているのでしばし検討、ラーメンとつけ麺の二本立てで麺量はそれぞれ180gと270gで多め、「生姜」ラーメンというのはオススメっぽかったですがとりあえず次回にでも。
夜営業(十七時半から)と土曜日には十食限定で和えそばが販売されています、食べてみたいですね。
店内に入るとすぐ左手に券売機、食券を買うと僅かな待ち合い席を経て厨房を囲むカウンターが手前に二席、奥へ八席の十席、空いている席は一つしかありませんでした。
ラーメンもつけ麺も中盛り、大盛りまで同額サービスなので、食券を渡すと「大盛りにされますか」と聞かれて断りました。
厨房は麺屋武蔵グループほど広くないけど、湯切りのパフォーマンスは「しなければならない」らしく、ちょっと窮屈そうでした。
これだけ暑いとつけ麺だよなと思いながららーめん六百五十円、今風の大きめで真っ白いドンブリによそられて運ばれてきました。
正統派豚骨魚介スープ(『正統派』などというジャンルも定義もありませんから、あくまでもイメージですが)にカネジン食品の太麺を合わせてあり、幅広い嗜好層に受け入れられる味わいですね。
客層も「ラーメンを食べに来た」と言うより「食事をしにきた」という雰囲気、この辺あたりに店主さんが池袋の駅からちょっと離れたお店から独立された意志が垣間見られます。
大きいけれども薄くスライスられた柔らかいチャーシュー、太いけれどもシッカリと下処理がされてサクサクと食べやすいメンマ、刻みネギに板海苔、どこにでもありそうでどこにもない麺相です。
途中で卓上にあった辛味噌をスープに溶かし入れて味変え、「辛いので少しずつお試し下さい」とテプラがあっても大抵は大したことがないので小さじ三杯をどさっと入れてみたら、これが結構辛い。
始めっからスープに溶かし込んだ「辛らーめん」も発売されそうですね。
ご馳走様でした、満席にはならないけどお客さんがひっきりなしに来店されていて、すっかり地に根付いた感じがあります。
夜は麺屋翔@西新宿七丁目(ホームページ)、随分と時間が空いてしまいました。
お店の営業時間が朝十時から夜二十時までとなってしまい、仕事が二十一時までかかってしまうのでずっと訪問できていませんでした。
まあ、土日も同じ営業時間なのだから休みの日に食べに来れば良かったのですが、このお店は平日に伺うべきだと思っています。
店内には以前にも増してポスターが貼られ、四月から始まった月替わりの「水曜日限定メニューデー」の告知もありました。
醤油らーめん、塩らーめんが香彩醤油らーめん、香彩塩らーめんと一新され、つけ麺は従来通りのようです。
先ずはビール五百円で今夜は新宿で一人お疲れ様会、付き出しが随分と豪華になっているじゃないですか。
とは言え、付き出しはその時々の店主さんの気分次第、その気分次第が楽しみなのですが。
一時期、販売されていなかった穂先メンマ、この穂先メンマこそが麺屋翔のウリであり、どのメニューにも合わせて欲しいトッピングなのです。
調理の腕は全く衰えておらず相変わらずの美味しさ、ビール一本だけではとても足りないのでレモンサワー三百五十円をお願いしました。
入口近くの席でのんびり店内を眺めていると、何人もお客さんが店主さんとお喋りしていて、なんかとても嬉しい気分です。
以前にも店主さんとお喋りしているお客さんはいましたけど、今夜は全員がお喋りしていているし、店主さんからも声を掛けているし、そういうお店になってきたんですね。
レモンサワーは半分ほど無くなり、時間も遅くなってきたのでラーメンをお願いしました。
塩味と醤油味、どちらから食べようかと思って塩味から、香彩鶏だし塩らーめん七百五十円。
店内のポップには「若き天才店主『麺処ほん田』本田店主と愛の貧乏脱出出演の『麺屋翔』大橋店主の異色のコラボ。今回の限定ラーメンのテーマは、”香り”と”彩り”です。」とあります。
やや黄色みが濃いスープはブレンドされた天然塩と鶏だしが存分に発揮され、香味油が効かされ、暑い夏でも美味しく食べられる味付けです。
カネジン食品の細麺が実に良くスープに合って美味しく、スルスルと食べられます。
低温調理かと思うほどの燻製チャーシュー、細切りメンマ、白髪葱の上には糸唐辛子があしらわれ、水菜の彩りがいいですね。
食べ進んでいくと鶏つみれが沈めてあり、ポップにはワンタンとも書かれているので、タイミングによって変わるのかも知れません。
ご馳走様でした、ここまで美味しくなっているのだったらお店が知られれば一気にブレークしそうなものですが。
今月の限定メニューは豚骨魚介つけ麺、麺はとみ田@松戸の自家製麺だとか。
食べてみたいけど次に夜営業に来られるのはいつの日になることやら。
雨が降らないうちに愛犬の散歩、最近にしては長いコース。
結局、戻ってくるまで雨は降らなかったけど、そういうこちらの気持ちとは関係なく、なぜか愛犬は道の真ん中を歩きたがり。
真ん中の方が涼しいのだろうか、聞いてみたけど答えはなかった。
今日は蒙古タンメン中本町田@町田市の一周年記念日。
中本恒例のクジ引きや開店記念限定メニューは無くて、枚数無制限のラーメン一杯無料券を配布するとのこと。
急いで行かなくても無料券はもらえるから開店時間を少し過ぎた時間にお店に着いてみると、十人、いや、二十人以上の行列にびっくり。
私はお店の繁盛に全く貢献できずに迷惑を掛けてばっかりなので、いかに地元のお客さんに愛されるお店に育ったのかが分かります。
曇っているけれど高い気温の中を三十分か一時間ほど待たされて店内へ、ふう、冷房がこんなに心地よいとは。
食券を買って店内で待たされること十分か十五分、やっと座れてビール五百円。
今日は町田店開店一周年、おめでとうございます。
ちょうど一年前もこうやってビールを飲んでいた、一年後もこうやって飲むとは微塵も思わなかったけど。
ビールを飲み終わった頃に冷し味噌野菜九百五十円の野菜大盛り六十円、久しぶりに大谷店長さん作。
黒木副店長さんのとは明らかに違うスープの色、野菜の炒め加減、荒々しさの中に優しさが見え隠れする極上のスープにシャキシャキとしたタンメンの野菜。
ほら、これが本物の冷し味噌野菜だよ、と語りかけてくる。
普段のよりバラ肉が多いような気がしますが、肉が多ければ旨い、なんて簡単な理屈だったら誰だって調理人になれますね。
麺は久しぶりに少なめではなく普通盛り、昼間に食べるのだったら決して多い量では無いですね。
最後まで冷めることないスープに麺を浸けて食べてご馳走様でした。
そろそろ鬼灯(ほおづき)も赤らむ季節。
二年目に向けて、お店がもっと繁盛してもらいたいので、週一を月一とか年一にしてみようかと。
蒙古タンメン中本の新店情報が中本の道に告知され、ツイッターで流れました。
「中本12店目の新店舗「高田馬場店」が9月中旬オープン、新宿区高田馬場1-26-5、高田馬場駅前「ドンキホーテ」の地下になります。店長は現池袋店副店長の豊田君、右腕は目黒店八幡君です。」
高田馬場って私が知っている限りでは新宿と池袋の間にあるんですけど、どうしてそんな狭い地域に出店されたんでしょうか。
遅い朝食、早めの昼食、レトルトの麻婆豆腐、豆腐は99SHOPで買ってきました。
フライパンで五分もあれば作れる料理でも、家族が残さず食べてくれると嬉しいですね。
ちっともブログが追いつかないので、今日は食べ歩きを止めて頑張って更新。
一通り目処がついたところで、先月リニューアルオープンした市内のイオンへ行きました。
以前、一階のフードコーナーにあった一の蔵は閉店してしまいました。
国道沿いを独立店を閉めて二階のフードコーナーに移転してのオープンのらあめん花月嵐イオン秦野SC店、他にはアイスクリームの31、すき家、リンガーハット、讃岐うどんの温や、中華の福秦厨房、そしてマクドナルド。
一階にあったスペースの倍はありそうで、端っこには子供を遊ばせるスペースもあって、色々と重宝しそうです。
何を食べるか悩みつつも毎回限定メニューを食べてしまうのですが、今日もらあめん黒武者七百二十円、五分もかからずに出来上がりました。
普通の食べられる味付けのスープですがニンニクが意外と効いていますね、細麺はちょっと弱々しい感じ。
大きなチャーシューが三枚に半熟味玉はお得感があります。
花月と言えばクラッシュニンニクと激辛ニラですが、各テーブルには置いておらず、店先で受け取る時にトッピングせざるを得ない形、残念です。
涼しくなってきてから愛犬の散歩、気温は下がったけど地面はまだ熱いんじゃないかな。
今日は代休、今までも代休を取れ取れとうるさかったけど、さらにうるさくなってしまった。
世の中の企業戦士は代休なんて取らずに頑張って働いているのに、お前は企業戦士ではないから休め、ということなのでしょう。
とりあえずゆっくり起きて、修理が終わって宅配されてきたデジカメを受け取って、家を出ました。
お店に行く途中の色々な思い出があるブックオフ、空いた後には何が入るんだろうか。
家を出た時間が圧倒的に遅かったので、蒙古タンメン中本吉祥寺@吉祥寺(東京都武蔵野市)に着いた頃にはお昼の混雑は過ぎ去っていて、店内は閑散としていました。
のんびりとマイペースで食べられるお店が好きですが、満席外待ちで混み合っているお店も好きです。
先月発売されたサラダラーメン、今月もまだ暑いので続投かと思ったらあっさり一ヶ月で終わってしまって、例年通りの北極四季シリーズと全店で発売されている冷しシリーズのみ。
食券を買って店内中央の空いていた席に着いて、お休みなので先ずはビール五百円、昼間っから飲むビールのなんと旨いこと。
以前にも思ったけど、ビールって夜に飲む飲み物じゃなくて、昼間に飲む飲み物ですよね。
とは言え普段は昼間は仕事なので中々飲めないんですけどね。
先にサービス券でプチ麻婆丼、麻婆丼の器がお店によって微妙に違いますね。
お客さんが少なかったので店員さんと四方山話をしながら出来上がりを待ちます。
先月はお会いできなかった店長さんが勢いよく鍋を振って調理された北極の夏九百円の麺少なめに北極玉子百十円、店長さん自ら運んできてくださいました。
仕込調理ではない都度調理の北極ラーメンが食べられるのは吉祥寺店だけ、北極スープの辛さを超えた辛さが味わえます。
旨いですねぇ、実に旨い、レンゲで一口だけ味見するつもりが三口、四口と味わってしまいます。
スープを味わってから麺、サッポロ製麺の中太麺はここまで熱くて辛いスープであっても伸びず、とても美味しいです。
北極の夏のスープと一緒に炒められている夏野菜はナスとニンニクの芽、挽き肉もたっぷり入っていて、ドンブリに穴あきレンゲが付いているのもうなずけます。
麺を殆ど食べたところで酢を回しかけ酸味を加えます、ここで生玉子があれば最高なんですがメニューにはないんですよね。
北極玉子は半熟で、なぜ北極玉子に半熟と固茹でがあるのか、分かったところで何がどうにかなるモノでもないし。
麺を全部食べてから、忘れずに作っておいた幸せの夏丼をいただきます。
以前は半ライスを別にオーダーして盛り付けていましたが、今では食が細くなり、プチ麻婆丼の上に盛り付けてみました。
美味しく頂いてご馳走様でした、北極の夏は今月一杯なのでなんとかもう一回くらいは食べに来たいです。
その後、久しぶりにヨドバシカメラ(ビックカメラでもいいんですけど、吉祥寺にはないので)をぶらぶらしようかと向かったら、途中の映画館で目に止まり、見たかった映画がちょうど一時間半後に上映、観ますか。
ヨドバシカメラを一時間ほどぶらついてスマートフォンのケースを買い、吉祥寺駅地下のチケットぴあで映画の前売り券を買って。
トランスフォーマーの第三作目、ダークサイド・ムーン、触れ込みでは最終章とのことです。
ここでは3Dのみの上映なので3D代三百円と3Dメガネ代百円を取られます。
ストーリーは第一作目から無理があるのが面白くて、第三作目は「そんなこと、あり得なさすぎる」とかなり無理がありますが、映像的には十分楽しめます。
映画を評価できるほど観ていませんが、ストーリーを楽しむ作品、映像を楽しむ作品、と色々とあった方が面白いですね。
てっきり一時間半くらいだと思ったら二時間半以上の大作、今日、行っておかねばならないお店に行っておきますか。
ここのところ、中本本店に行くのは電車代の安い新宿三丁目駅から副都心線で氷川台駅経由で向かっていましたが、今日は久しぶりに池袋、上板橋駅経由で。
というのも、ラーメンを食べる前に一杯飲んでいこうと思い立ったからです。
上板橋駅から歩いて数分のやきとんひなた@上板橋(店主さんのブログ)、入ろうと思ったら満席じゃないですか。
ここまで来て「じゃあ、いいや」と他の店に行くほど人間が出来ていないので、店先のベンチで待つこと十五分、壁側に無理矢理作ったスペースにご案内。
このスペースはカウンターやテーブルが空くまでのウエイティングシート的な位置付け、実際、ビールを半分も飲まないうちにカウンター席に案内されました。
先ずは生ビール、強烈に旨い。
ビールサーバの衛生管理、ジョッキの温度管理、注ぎ方、その全てがパーフェクトに近い生ビール、旨いです。
ここのビールにはつまみは要らないのですが、壁に書かれた生ものメニューを読めば頼みたくなってしまいます。
一品目はカツオの刺身、カツオ自身の産地とか鮮度とかよく分からないけど、包丁の入れ方と盛り付けが最高、やきとん屋なのに刺身も旨い。
半分くらい食べたところでタンとナンコツを塩で、やや小ぶりながら肉と骨をじっくりと味わえるやきとんです。
ビールが飲み終わったところで金宮をロックでお願いします。
金宮がここまで旨い焼酎だと教えてくれたのはこの店、旨すぎて飲み過ぎてしまいます。
最後にレバーとチレ、焼き方はお任せでいただきました、ご馳走様でした。
さて、線路を渡って蒙古タンメン中本本店@上板橋(板橋区桜川)、金曜の夜に来てみたら外待ち二十人といつも通りの大賑わい。
テレビで観ました的なお客さんがこんな時間に三十分以上も並ぶとは思えず、並んでいる時の会話を聞いていると何度か来ている感じです。
三十分ほどして店先まで来て、今月の限定メニューを確認すると十五日までは冷し味噌やさい、十六日から月末までは冷し味噌やさい秋Ver、値段はどちらも同じです。
しかしまあ、冷し味噌やさいはどの店舗でも人気のようで、ここまであちこちで販売されているとどこが限定メニューなのか分かりにくいですね。
単純に食べる側だけの私としては美味しいメニューがいつでも食べられて嬉しいのですが。
厨房では堀内店長が大きな中華鍋を振っていて、おお、それならば、と食べるメニューを決めました。
もう五分ほどすると店内へ、食券を買って店内待ちすること十分でカウンター七番席に案内されました。
以前は本店に来ると一人宴会な盛り上がりでしたが、しばらくは封印、またいずれ一人宴会が出来るようになるでしょう。
しばらくして冷し味噌やさい九百五十円の野菜大盛り六十円にサービス券でゆで玉子、メニュー名の「冷し味噌やさい」と「冷し味噌野菜」の違い、分かったところで何がどうにかなるモノでもないし。
本店には樺太丼(または冷しラーメン)のメニューがあるので、鋭角なドンブリに冷し味噌スープで炒めた五目味噌タンメンの野菜がたっぷりと盛りつけられています。
先ずは野菜、炒めたてのシャキシャキ野菜がどっぷりと激辛スープに浸っていて、金宮の酔いが醒めるほど辛い、やきとんの美味しさが吹っ飛ぶほど旨い。
しばらく野菜を食べて、レンゲでスープを飲み、少し減ってきたら麺を浸して食べます。
麺を半分ほど食べたら卓上の酢を回しかけて酸味を足して自分好みの味わいにして、さらに食べ進めます。
旨いです、なんだかんだ言いながらやっぱり本店のは旨い。
なんだこれしかないのか、的にスルッと食べてしまってご馳走様でした。
時計を見ると十時を過ぎていて、スタートが遅かった分、帰りも遅くなってしまいました。
仕事が一段落したので朝七時過ぎに出社というのはお終い、八時半ころ出社。
お昼は最近開店したラーメン屋を探しに行くが見つからず、仕方ないから近くの未食店に行って何となく近くを見渡すと未食店発見。
急いで行ってみると外待ち十人の混雑ぶり、開店記念で安売りでのしているのかと思って後回しにしました。
麺処吉村家@小川町(千代田区神田美土代町)、ラーメン屋としての営業は昼だけで、夜は『ベジタブル酒場 MITOSHIRO SEVEN」』として営業されています。
ラーメン業界では「昼と夜で違うコンセプトのラーメンを提供する」営業形態を二毛作と呼んでいますが、「昼はラーメンの販売、夜は居酒屋など」の営業形態のお店はなんて呼ばれているんでしたっけ。
満席で店内待ちか、と店内を見渡していたら店員さんに「こちらへどうぞ」と奥のカウンター席に案内されました。
店内は三席のカウンターが二つ、テーブルは入り口側から四人卓が三つ、二人掛け、四人掛け、六人掛け、の三十席。
メニューを見るとラーメンとつけ麺のみでトッピングバラエティ、店先には夏季限定のぶっかけ冷麺も発売されています。
ネットの情報では麺の大盛りが無料とのことですが、開店当初のサービスだったようで、今は百円になります。
オーダーすると「お先にお願いします」と前金制、先に代金を払って出来上がりを待ちます。
まだメニューが出て来ていないお客さんも多かったので少し待たされるかなとのんびりしていると、「お待たせしました」とラーメンが出来上がってきました。
煮干し中華そば六百五十円、つけ麺や冷麺は調理に時間が掛かるようですね。
やや濃いめの醤油ダレベースの煮干し出汁のスープ、煮干しは千葉県九十九里の特製煮干しだそうで、今風の強烈な煮干し風味とは違ってお店の雰囲気に合わせた味わいです。
「永福町大勝軒で修行しました」と言われたらああそうですか、と答えたくなるような味わい。
スープを泳ぐようにスルスルと食べやすい細麺、ネットの情報では浅草開化楼製麺とのことですけど私には分かりませんでした。
少し短めで食べやすく、スープとの絡みもいい感じで、店内に女性客が多いのもうなずける美味しさ、食べていると柚子の香りも立ち上がってきます。
トッピングはメンマ、白ネギ、チャーシュー、なると、半身の味玉、煮干し出汁ということでワカメも乗せられていました。
ご馳走様でした、麺量は150g程度でしたので、開店当初の200gから改善されたんですね。
で、先のお店に立ち寄ってみると外待ち二人、何となく並んでしまう私。
刀削麺の王様小川町店@小川町(千代田区神田小川町)(ホームページ)、店先のA型看板にも書かれているとおり、XI’AN(シーアン)プロデュースの刀削麺のお店。
XI’AN神田西口店も近いのですが、こちらはXI’ANの品質を少し抑えて値段も抑えた廉価版という位置づけでしょうか。
店内に掲げられた営業許可証には7月8日営業開始とありましたが、ホームページでは11日オープンとあるので、開店前レセプションでも開いたのでしょう。
オーダーすると「パクチーは大丈夫ですか」と聞かれます、メニューは酸辣麺、麻辣麺、担々麺と一通り揃っていて、変わったところではつけ麺風の釜揚げもあります。
しかしなんと言ってもウリは刀削麺であること、刀削麺であるから私も食べてみたくなったわけで、しかしこの狭い店内ではどうなんだろうと、ひょっとしてと疑った私が悪かったです。
入口近くの麺茹で湯にシャッ、シャッ、と塊を削り取りながら麺を投げ入れているじゃないですか。
席数を数えてみるとカウンター二席、テーブルは四人席、二人席、二人席、四人席、壁を挟んで二人席が二卓と十八席。
店内は常時満席で女性客も多く、店内のテーブルが白木の木造というのも(行ったこと無いから分からないけど)西安の屋台って雰囲気が出ていますね。
程なくしてマーラー刀削麺六百五十円、すぐに「お使いください」と紙エプロンを渡されました。
麻辣麺といえばトッピングにお店の特徴がでますが、この店ではなんとアスパラガスの斜め切り、パクチーも添えられています。
丸い辛さでまとめられたスープには挽き肉が盛り付けられ、白胡麻も散らされていて、刀削麺と一緒に食べると美味しいですねぇ。
幅広い好みのお客さんに受け入れられる美味しさを難なく作り出せる料理人の腕の高さ、夜営業の点心なども食べてみたいですね。
肝心の刀削麺は私の好みからちょっと外れていましたが、まだまだオープンしたばかり、今後に期待したいところです。
ご馳走様でした、ああ、美味しかった。
夜は久しぶりに埼玉屋、今年初めてと言うことは無いけれどそのくらいぶり。
飲食店に居心地の良さを求める人は多く、私もその一人だけど、居心地も良すぎると少し離れたくなってしまいます。
店内はほどほどの混み具合、先ずは世界で一番旨いレモンサワーで今夜は新宿で一人お疲れ様会。
濃すぎず薄すぎずのこのレモンサワーには色々な思い出があるけど、今日のこの日も思い出になるんだな。
お通しのマカロニサラダを食べ終わったので、定番のタンとナンコツ、塩で二本ずつ。
お店に置かれていた粉唐辛子をたっぷり掛けてしまい、むせながらいただきました。
お酒を飲んで小腹が空いてきたところで蒙古タンメン中本新宿@西新宿七丁目、今月は新宿店からスタートです。
先月は地方出張がありつつも何とか月内全本支店巡りが出来ましたが、いよいよ今月は無理でしょう。
全本支店巡りは誰かに頼まれたわけではなく、誰かのためにやっているわけではなくなんとなく始めたことですから、やめると言っても誰かに報告する必要は無いし。
それに今では公式のメルマガもあるし、ミクシィのコミュも活気づいてきたのでお店に行かなくても情報共有できますしね。
店外待ち十人という感じの混み具合、新宿店の金曜夜にしては空いている方ではないでしょうか。
今月の新宿店の限定メニューは、以前も販売した吉祥寺店の限定メニューの五目ヒヤミです。
他の店舗は本店が冷し味噌やさい、目黒が冷し味噌卵麺、いずれも食べてみたいメニューです。
店先には「夏のお客様感謝月間」のポスターが貼り出されていて、全店で使えるサービス券を配っているとありますが、なぜ町田店と亀戸店では使えないのでしょうか。
三十分ほど待ってカウンター左端の十八番席に案内されました。
新宿店に限らず、御徒町店とか池袋店とか本店とか三十分待ちはザラですが、他のラーメン屋さんで三十分も待たされると「もの凄く待った」感があります。
座ると同時に赤城さんが「お待たせしました」とビール五百円を出してくれました、他店でもビールの提供が早くなりましたが、新宿店には敵わないですね。
付き出しの塩味の冷やし茹でモヤシに卓上に置かれていた紅生姜を乗せていただきます。
この付き出し、私の想像では店長裁量で調理方向を決めているらしく、付き出しを見たら「ああ、ここの店長さんは池袋店出身なんだな」とか分かって面白いですね。
金額調整のためもあって半熟玉子百十円、続けて夏のお客様感謝月間で配られているサービス券でプチ麻婆丼、プチ麻婆丼以外にゆで玉子、ウーロン茶、各種大盛り(麺、野菜、麻婆、ライス)などが選べます。
麺は少なめ、柔らかめでお願いしたので何人かのお客さんに抜かされて冷し味噌卵麺九百円、今月の目黒店で限定メニュー発売されているので味を比べるために食べてみるかと。
このメニューは平たく言うと味噌卵麺のつけ麺バージョンですが、単に麺とスープを分けただけではないところはさすがです。
ややとろみを感じる味噌卵麺のスープ、飽和点まで唐辛子が溶かし込んであり(あくまでもイメージです、唐辛子は水に溶けません)、思わず箸が止まるほど辛いけれども旨い。
モヤシもスープ同様の辛さ、ここまで辛くする必要は無いとは思うのですが、一度食べたらもう止められない辛さです。
麺は定番のサッポロ製麺ですが、柔らかめでお願いして茹で時間を長くするとグルテンが固くなり、デンプンの粘りが強くなり、何とも言えないコシが産まれます。
このコシを味わうのが大好きで、新宿店では必ず麺の茹で加減を柔らかめでお願いしています。
ご馳走様でした、今夜も美味しかった、また、食べに来ます。
小滝橋通りを散策してから新宿駅へ。
とんこつらぁめん翔が閉店して九州料理たもいやんせというお店に変わっていました。
店先には沢山のお花があって開店したばかりのようです、渋谷にも同名店があってチェーン店のようですね。
北海道ラーメン貫が閉店してお寿司屋さんに変わっていました。
回転寿司ではなく握ってもらうお寿司、外から見た感じでは居抜きっぽかったです。
駅に着いたら何となくロマンスカーに乗ってしまいました。
始発近くまで仕事をして帰る予定にしていたけど、作業が順調で二時間くらい早く終わってしまった。
休憩室でどんよりするといっても二時間は長すぎるので、あたりのお店を探してみると二十四時間営業しているファミレスを発見。
ぶらぶらと十分くらい歩いて向かい、私はドリンクバーだけにしましたが、皆はガッツリと食べていました。
新幹線で帰りますが指定席を並びで買うのは難しいので、駅にて解散。
仕事で疲れたので私も新幹線で、と思ったけど、ひかりの始発まで一時間以上あるので、帰りも青春18きっぷしますか。
朝飯をどうするか全く考えていませんでしたが、ちょうど来たのは快速京都行き、そうだ京都へ行こう。
京都止まりなので寝過ごしも無いだろうし。
京都駅ビルには綺麗な景観がいくつもありますが、私はこの北口近くの空間が一番好きです。
なんと朝日が差し込んでいて、アイフォーンのカメラで撮るではなしにそれなりのカメラと機材でシッカリと撮りたかったです。
その朝日を右手に見ながら京都駅を出て、ほぼ前路沿いに東に向かっていくと、「京都に来たらこの店にいけ」の超有名店が見えてきます。
京都たかばし本家第一旭@京都府京都市、隣の新福菜館でも食べたかったのですが水曜定休日です。
ガラッと戸を空けて店内に入るとテーブル席で酒盛りをされている団体さんが二組もいて、何とも羨ましい限りです。
四年ぶりの訪問ですけどおそらく店内は全く変わっていないことでしょう、カウンター三席、四人掛けテーブルが六卓に二人掛けが一卓というやや狭めな店内です。
前回はテーブル席で食べた記憶がありますが、今回はテーブル席が空いているにも関わらずカウンター席、厨房がよく見えるカウンター席に座りたかったのでラッキーでした。
オーダーはシンプル、食べるか飲むか、電車移動ですしこのあと仕事もないので飲んでも構わないのですが、電車の寝過ごしが怖いので我慢しました。
お冷やを飲みながら厨房を眺めていると、大きな羽釜(っていうんですか)で茹で湯をグツグツと煮立てていて、麺箱から杯数分の麺玉を掴んで少しほぐしてから茹で湯へ。
店員さんは麺が茹で上がるまっで窯の前を離れず、(菜箸ではなく)平ザルで茹で湯をかき混ぜながら麺をゆがいていました。
麺の茹で上がりは麺を一本食べることで確認し、タイミング良く平ザルで麺をすくい上げてドンブリに分けていました。
ラーメン六百五十円、ミニラーメンや肉無しラーメンも用意されています。
レンゲでスープを飲んでみると豚骨の随から煮出しに煮出した旨味爆発、もの凄く旨い、この地で五十年営業されているのだから旨くて当たり前かも知れませんが、それにしても旨い。
無化調で食材の旨味を引き出したラーメンも美味しいけど、そういうラーメンは和食の達人に任せて、ラーメン屋はラーメンでなければ実現できない味であって欲しいな。
細麺は一本たりとも絡むことなく食べられます、スープがハッキリした味わいなので、少し固めの茹で加減がちょうどあっています。
トッピングはドカッと九条ネギ、その下に茹でモヤシ、ドンブリ全体を覆う薄切りチャーシュー、どれ一つ取っても旨いですねぇ。
最後に卓上に置かれていたおろしニンニクを二さじ入れて味変え、旨かったスープがさらに旨くなって、こんなことなら始めっから入れたら良かったと思いつつ、始めっから入れる勇気はありません。
ご馳走様でした、ああ、美味しかった。
さて、時間的に頑張れば行かれる宿題店が二軒あって、梅田にするか堺にするか、悩みどころです。
気持ち的には堺の宿題店に行きたいのですが、帰宅が二十一時近くになってしまいます。
ですが、今日行かないと次いつ行かれるか全く見当がつかないので、悩みに悩んで石津川駅に向かうことにしました。
新今宮駅から初めての南海線(間違えて今宮駅で降りて南海線を探したのは内緒)、なんか真っ青な凄いヤツが走っているんですね。
石津川駅に着いたのは開店一時間以上、とりあえずお店まで行って営業状況やお客さんの待ち状況を確認してきます。
これが駅から徒歩十五分となると行ったきり並ぶしかないのですが、駅から徒歩五分なので戻ってきて一休みするお店を確認しながらお店に向かいます。
お店に着いてみると営業準備中、並びは無し、最近店内改装したらしい店先をよくよく見ると営業開始時間が十一時半ではなく十一時に早まっていました。
三十分早くこの地を出られるなら梅田の宿題店も行かれるかも、と、駅高架下の喫茶店でアイスコーヒー四百円を飲みながら、電車の乗り継ぎを何度も確認しました。
さて、龍旗信堺本店@大阪府堺市西区(ホームページ)、ショップカードや公式ホームページでは昼営業の十一時半となっていますので、今日だけ十一時開店かも知れません。
なんば店に引き続き本店詣で、総本店にも行かなければなりません。
カウンター席は奥に六席、入り口側に四席、ポツンと一席、と十一席、およそラーメンを食べるようには思えない小綺麗な店内ですが、イタリアンとかフレンチのお店でカウンター席だけのレイアウトはあり得ません。
カフェならばカウンター席があってもおかしくないですけど、テーブル席が無いことは考えられず、ラーメン屋の居抜きはラーメン屋、なんでしょうね。
せっかく本店に来たんだから本店限定メニューを食べようと思ったら他店でも食べられることになっていて、しかも一杯千二百円もするのでやめました。
男性店員さんが一人で厨房を仕切り、ホールやお会計を女性店員さん二人でこなしていて、レジだけは旧店舗のを使っていて、何か思い出があるのでしょう。
テーブルにカスターセットが用意されていないのはなんば店と同じ、味を見ないで胡椒を振りかけるお客さんは戸惑ってしまうのではないでしょうか。
程なくして龍旗信ラーメン七百円、前回食べたのと寸分違わない麺相に龍旗信のレベルの高さが垣間見られます。
スープは(説明がないと分からない)ムール貝の味わいが一杯に広がる塩味、美味しいと言えば美味しいけど、毎日食べられるかというとどうなんでしょう。
なんば店のスープよりさっぱりした味わいに感じましたが、こちらが本店、なんば店が濃い味付けにしているのでしょう。
ツルンとした極細麺の美味しさは格別、ホンのわずか固めに仕上げてあり、熱々スープでちょうどいい茹で加減に変化していきます。
とろっとろの柔らかいチャーシュー、たっぷりの白髪ネギ、焦がしネギの香りがスープの美味しさを持ち上げます。
さっと添えられた豆苗の苦さが引き立つほど、美味しく頂いてご馳走様でした。
三十分ほど時間に余裕が出来たので、終点のなんばから御堂筋線に乗り継いで梅田へ、梅田から歩いてお店へ。
シビれるカラさのシビカラ、前回はなぜか閉まっていましたが今日は営業していました、が、自分の思っていたイメージとあまりにも違っていたので、入店しませんでした。
そのままくるりと踵を返して大阪駅へ向かう、のではあまりにも悔しいので、梅田駅コンコースにある松葉という立ち食い串カツやさん(食べログのページ)へ。
串カツやと串揚げやは何が違うのかなぁと調べたことがあったけど、関東では串揚げ、関西では串カツ、と呼び名が違うだけで実質は同じ、だったけど本当かなぁ。
松葉は大勢の人が行き交うコンコースの脇にあって、私が知っている限りでは昼前でも昼でも昼下がりでも夕方でもいつでも混み合っています。
必ず飲まなければいけないと言うことは無いだろうけど、基本的にはビールとか焼酎とかを飲みながら串カツをつまむ、というお店。
自分の頭の後ろにある暖簾の先は大勢の人が歩いていますけどね。
生ビール(中)四百五十円、メーカーは分からないけどゴクゴクと飲みながら、昼間っからビールは旨いなぁと。
一応メニューが用意されているのでオーダーしても良いけど、基本的には目の前に揚がっている串カツを物色して食べます。
ソース二度付け禁止の貼り紙はありませんが、一度、口にしたのを皆が使っているソースに付けるのはダメに決まっていますよね。
今日はカウンターに正面を向けて食べられるほど混み合いでしたが、混んでくると右手だけカウンターに置いて左手は後ろに引く、いわゆる「ダークダックスのバックコーラス」の立ち方になります。
そこまでして食べるか、飲むか、と聞かれると、変な一体感があって混んできたからと言って帰る人はいないんですね。
ざっと周りを見渡しても玉ねぎが無かったのでオーダーし、ソースを半分ほど浸けて美味しく頂きました。
キャベツは好きなだけ食べても構わないので、そのまま食べても良し、ソースを付けても良し、塩を掛けても良し、です。
飲み食い終わったら会計、手元のお皿に残っている串の数で計算するので、串を片付けたり捨てたりしたらダメです。
よく見ると串カツの値段によって竹串だったり、少し平べったくなっていたり、鶏の骨だったりしてますね。
ご馳走様でした、十分、十五分、立ち寄るお店です。
大阪から東へ、ちょうど豊橋駅の乗り換えになり、いつもは十分程度の乗り換え時間なのですが今日は十五分あったので、ずっと気になっていたコンコースにあるラーメン屋さんへ。
中華そば憩@豊橋駅、駅にある駅そば屋さんは日本蕎麦、うどんをメインに販売してラーメンは一種類か二種類しかないのが一般的ですが、この店はラーメンのみの販売。
メニューは醤油、塩、味噌、だけではなく『濃厚しょうゆブラックラーメン』『レモン塩つけめん』、サイドメニューにカレー、どて丼、おでん、串カツ、唐揚げ、とコンセプトがありそうでなさそうな。
店内はコの字型のカウンター席のみで、五席、五席、三席と十三席、ちょっと変わったメニューをオーダーしてみたら、一人前のスープと具の入ったパウチを湯煎して出来上がり。
激辛地獄らーめん六百円、真っ白く厚手のしっかりしたドンブリにちょっと驚いたりして。
期待した私が悪かったのですが、唐辛子を溶かし込んだだけの分かりやすいスープにはニンジン、ジャガイモ、バラ肉、とカレーと同じ具が入っていました。
細麺は冷凍物で、総じてよくある駅そばクオリティなのですが値段が納得いきません。
ガタンゴトンと各駅停車を乗り継いで小田原で青春18きっぷの旅はお終い、もう一回残っていますけどね。
今夜の小田急線は箱根登山鉄道カラーの赤い車体、戻ってきましたよ。
仕事が終わって戻ってきたのはあたりも明るい四時半過ぎ、とりあえず寝て、と。
ホテルのモーニングサービスの時間帯に目が覚めたので、食べなきゃ損、とばかりに食べに行って、と。
起きられたらお昼を食べに行こうと寝たら、十一時過ぎに目が覚めたので、食べてくるか、と。
今日はお昼を食べて帰ってくるだけなので青春18きっぷは使わずに普通に切符を買うため、ちゃんと電車代を気にしながらルートを決めます。
一軒目は六甲道(ろっこうみち)駅へ、明石に出張が決まった時に兵庫県のラーメン屋を探したのですが、食べログの兵庫県ラーメンランキングで上位にランキングされていたお店です。
駅を南側に降りるとなんか中途半端な芝生の広場があって、その広場が途切れたあたりを右に曲がっていくと、ビルの一階にお店があります。
しゅはり@兵庫県神戸市灘区(お店のブログ)、ブログによると初代店長は常連客にお店を譲って違うお店をオープンする準備に入ったそうです。
ちょうどお昼時間だったので外待ちを覚悟していましたが一人も並んでおらず、店内に入るとお客さんは一人もおらず、それでも急に混み出すかも知れないので半円状に並んだ九席のカウンターの右端に座りましたが、一人しか来ず。
各席のテーブルに角盆が置かれ、その角盆の中にパウチされたメニューが置かれているのですが、まさかこのパウチに上にドンブリを置くんじゃないでしょうね。
メニューは「当店は化学調味料など一切使用せず天然素材の旨みと栄養たっぷりで身体に優しい潮らあめん専門店」とあるように潮らあめんのみ、チャーシューの枚数が違うメニューと夏季限定メニューが用意してあり、トッピングは味玉だけです。
しゅはりとは『守破離』のことで武道や華道を極めるまでの成長段階を表す言葉で、、、と店内に説明書きがありました。
男性店員さん二人が黙々と調理されていて、なんでもかんでも大声を出せば良い接客と言うことは無いけれど、もう少し元気というか覇気があった方がお客さんは嬉しいと思います。
五分ほどして潮らあめん七百円、パウチに上にドンブリを置かれてしまいました。
スッキリ澄んだスープを想像していたら茶褐色に濁っていて、飲んでみると鶏ガラや豚骨を丁寧に煮出し、昆布や干し貝柱などの魚介出汁を合わせてあるダブルスープ。
美味しいですねぇ、実に美味しい、先代のころはもっと美味しかったのでしょうか、それとも殆ど変わらなかったのでしょうか。
全粒粉の細麺は角が立っていて日本蕎麦のよう、スープに合っていてとっても美味しいです。
スープと麺がこれだけ美味しいんだからトッピングは少なくても良いと思うけど、それはたまに食べるお客さんの考えで、週に何度も食べているお客さんにとってはトッピングのバラエティは大切だと思います。
低温調理かと思われる濃いピンク色のチャーシュー、細切りメンマに板海苔、魚介の香りを調整するために生わかめ、白髪ネギに干しエビ、と。
メニューがこの一品だけというのは潔すぎます、つけ麺も食べてみたいし醤油味、味噌味も食べてみたいですね。
ご馳走様でした、美味しいラーメンをいただきました。
続けて戻る途中で途中下車、降りたのは神戸駅。
ラーメン屋さんの最寄り駅は神戸市営地下鉄大倉山駅になりますが神戸駅からも歩いて十分ほどです。
青春18きっぷではないのでJRにこだわる必要は無かったのに、ついついJR駅から歩くことにしてしまい、曇っているとはいえ暑い中をなだらかな上り坂を登っていきました。
もっこす総本店@兵庫県神戸市中央区、二十四時間営業のお店なので朝に食べに来れば良かったと後悔しきり。
入ろうとしたら店内満席、どうしたらいいか呆然としていると「ちょっと外でお待ちくださ」いと店外に出ることになり、日陰とは言え暑い店外で待っていると後ろに十人くらい並びだして人気店であることが伺えます。
店先に置かれたクーラー室外機から熱風が浴びせられながら待っているウチに店員さんからオーダーを聞かれ、皆同じメニューでした。
十分ほど待って店内へ、見ると家族連れが何組も入っていてワイワイと楽しそうにラーメンを食べていました。
真っ赤な合板が貼られた大きなテーブルが三卓、椅子の数で言うと八席、八席、十二席、十二席の隅っこの席に案内されました。
テーブルの上には真っ黄色なたくあん、辛子ネギ、特製ニンニク、その他にも調味料が沢山置かれています。
なぜか無言で運ばれてきた中華そば七百円、百円プラスして中華そばセット八百円にすると中華そばに餃子とライスがついてきてかなりお得です。
見るからに第一旭、どこまでが同じで、どこが違うかが楽しみな麺相ですね。
レンゲでスープを飲んでみると意外にも薄めの豚骨醤油味、豚骨の旨みはシッカリ出ているのですが全体的にぼやけた感じです。
どっさりと乗せられた青ネギの下にはどっさりと茹でモヤシが乗せられ、その下に細麺、ドンブリにギュウギュウに入っているようで150g以上ありそうです。
薄くスライスられたチャーシューは三枚も乗せられていて、麺と一緒に食べる感じなのが第一旭と同じですね。
ライスは中華スープの器にこんもりと入っていて、真っ黄色なたくわんと一緒に食べます。
餃子は五個、こんがりと焼き上がっていて、セットで食べるにしてはかなりお得です。
ご馳走様でした、お店はずっと混み合っていて繁盛しているんだなぁと思いました。
来た道を歩いて戻り、神戸駅から西明石まで。
ホテルで仮眠を取って、いざ、二日目の夜間作業へ。
せっかく岡山に来たので大きな駅の周りのラーメン屋さんを探していたら笠岡駅を見つけ、さらに笠岡といえば広島まで目の鼻の先、広島と言えば尾道の超有名老舗店があります。
電車のルートを色々と探していると、順調に乗り継げば食べて戻ってきて夜の仕事に間に合います。
ということで八時前にホテルをチェックアウトして岡山駅に向かいます。
ホテルのモーニングバイキングを食べられないのでもったいないなぁと思ったけど、有料だったら別にいいや。
岡山駅から山陽本線で笠岡駅へ、笠岡と言えばカブトガニの街。
ホーム脇にカブトガニの紹介がされていて、海沿いにカブトガニ博物館もあるようですが、歩いていける距離ではありません。
駅北口を出てアイフォーンのマップ機能に導かれて海沿いのラーメン屋さんを目指します。
住所を示す場所まで来ましたが海沿いの道は大きく左に曲がっていてお店らしき建物が見つかりません。
もう少し歩いて見るかと結局は駅から十五分歩いて笠岡ラーメン山ちゃん@岡山県笠岡市、朝五時から営業されている漁師さん向けのラーメン屋さんです。
ガラッと戸を空けるとカウンター七席に小上がり一卓のこぢんまりとしたお店、店主さん一人で切り盛りされているようです。
カウンター席に座って壁に貼り出されたメニューを見るとラーメン、ラーメン大盛り、ライス、おにぎりとシンプルメニューです。
貼り紙にはジュースしか書かれていませんでしたが、店内には焼酎のボトルが置かれていたので、飲まれる方もいるのでしょう。
九時半前の来店でしたので一人客かなと思っていたら、先客一人、後客一人でした。
そんなに待たされることなく笠岡ラーメン(並)六百円、一杯々々、丁寧に平ザルで麺の湯切りをされていました。
見るからに真っ黒なスープは醤油強めながら強すぎず、てっきり肉体労働者向けのラーメンなので塩っ辛いと想像していたら全くそんなことはなくて鶏ガラ出汁主体の美味しいスープです。
真ん丸い細麺はホクホクしていてとても美味しく、スープで食べさせるラーメンかと思っていたら麺で食べさせるラーメンでした。
チャーシューは豚肉ではなく鶏肉、食べやすく細めに切り分けていますが食べやすいだけではなくスープを吸って全体として味に一体感があります。
笹切りの青ネギやメンマもたっぷりで、味に飽きることなく最後まで食べられます。
が、卓上のガーリック粉が気になって仕方ないので、少しだけ麺を残してパッと振って食べてみると、コクもキレも倍増、この味ならば若者にも受けそうですが、若者がわざわざここまでラーメンを食べに来るかというと疑問ですね。
ご馳走様でした、お会計を済ませてお店を出ようとすると「お気を付けて行ってらっしゃい」と声を掛けてくださいました。
さて、新横浜ラーメン博物館にも出店している笠岡の有名店へ足を急ぎます。
お店を前にして「おお、ここかぁ」と店先の写真を撮ると店先に白い貼り紙が目に入りました。
朝九時半から営業なのでとっくに営業していなければならないのに、ひょっとして、、、と近寄って貼り紙を読むと今日と明日は臨時休業とのこと。
うーん、ピンポイントでお休みですか。
この地にもう一回来るのは非常に困難で、もう来られないかも知れない。
気を取り直して笠岡から山陽本線で尾道(おのみち)、一時間以上かかります。
広島を知るには尾道だけじゃなくて広島にも行く必要があると思うけど、そうそうあちこちに行けるわけではありません。
今夏は初めての広島県ということで、ホンのさわりだけになりますね。
線路と平行な商店街を歩いて東に向かいます。
シャッター商店街ほどではありませんが、ちらほらと閉まっているお店があります。
むっとする陽気の中を潮の香りを僅かに感じながら、十分ほど歩いて行くと商店街が終わってパッと陽の光が広がり、ゆっくりと首を右に回すとこのお店に向かうために商店街があるかのような趣のある建物が目に入ってきます。
朱華園@広島市尾道市、ラーメンの食べ歩きをし出したころに買った本に載っていて「生きているウチに訪問してみたい」と思ったお店。
尾道には尾道ラーメンとカテゴライズされるラーメンがありますが、ここ朱華園は尾道ラーメンではないとその本には書かれていました。
お店の前でしばらく立ち尽くして外観を眺め、意を決して店内へ、って戸は開け放たれていて店員さんに「いらっしゃいませ、ご注文をお願いします」と前金制です。
その店員さんの目の前の壁にメニューの短冊が飾られていて、中華そば、叉焼麺、焼きそば、ワンタン、焼餃子、ビール、お酒、と一回で全て覚えられるほど。
長く営業しているお店のほとんどはメニューを一種類か二種類に絞り込んでいて、ここ朱華園も例外ではありません。
オーダーしてお金を払うと、番号の書かれたプラ券を渡され、壁向きのカウンター席に座りました。
店内は沢山のテーブル席と壁側にずらっと並べられたカウンター席、合い席のお客さんや店員さんと親しく話しをされているお客さんもいました。
お冷やを飲みながら待っていると三分もしないうちに中華そば五百五十円、夢にまで見た中華そばが今目の前に、、、って手が震えて写真がピンぼけしちゃったよ。
尾道ラーメンとは瀬戸内海で捕れた小魚をスープの出汁に使い、麺は細麺、背脂をたっぷり浮かせた醤油ラーメンのこととのこと。
朱華園のラーメンは小魚をダシに使っていないらしいので尾道ラーメンではないらしい、確かに魚介の風味はあまり感じられないけど、旨味たっぷりで夢に見た以上に美味しいです。
こんなに美味しいのか、日によっては外待ちするほどお客さんが並ぶのもうなずけます。
細い平打ち麺を固めに茹で上げてあり、スープとの一体感からは少し離れるけれどもとても美味しい麺です。
ドンブリの半分くらいを占める薄手のチャーシュー、コリッとしたメンマが数本、青ネギの薬味が添えられていて、食べ出すとあっという間に食べ終わってしまいます。
ラーメンを食べ終わったころに焼餃子4個二百三十円、八個だと四百六十円です。
餃子のタレとラー油で美味しく頂きました。
夢は叶ってしまうと夢ではなくなってしまうけれども、焼きそばを食べに来る、という夢を残してお店を後にしました。
ご馳走様でした、美味しいラーメンをありがとうございました。
通りに出て緩やかな坂を下り、突き当たった信号を右に曲がるとすぐにつたふじ@広島県尾道市が見えてきます。
お店の裏手はすぐに海で、海が荒れたら大変だろうなぁと余計な心配をしてしまいます、瀬戸内海だからあんまり荒れないのかな、どうかな。
戸を空けて入ろうとするとカウンターのみの狭い店内、まっすぐ奥に八席、手前で二席が満席、どこで待ったらいいのか分からないまま入口近くで突っ立って店内奥のテレビを眺めていたら、目の前のお客さんが帰ったので、その席に案内されました。
荷物を置く場所が足下にも確保できないほどの狭さで、なんとか置いてはみたものの、友達連れでの訪問は難しいですね。
狭いけれども男性店員さんは大きな茹でがまで丁寧に麺を茹でており、女性店員さん二人で配膳やお会計を対応していました。
メニューは中華そばと中華うどん、『中華うどん』という言葉を始めて聞いたので是非食べてみたいところですが、初訪で食べるのは躊躇してしまいます。
おむすびは二百円で、高いなぁと思いながら食べている人のを見てみると普通のおむすびの倍の大きさはあろうかと思うほど。
オーダーしてから数分で中華そば五百円、スープが並々と注がれたドンブリを店員さんがテーブルに置いてくれました。
魚介の味わいをこれでもかと感じられる醤油スープ、美味しいですねぇ、この美味しさでこの値段は尾道の人が羨ましいです。
大きな茹でがまで茹でられた細麺は平ザルで湯切りしていましたがなぜか絡んでいて、絡みをほぐしながら食べるのも悪くありません。
大きなチャーシューが二枚、青ネギにメンマ、背脂は殆ど感じられませんでした。
ご馳走様でした、いやはや、美味しかったです。
お店を出て、しばらく瀬戸内海を眺めて、駅へと戻ります。
十分後に上り電車があって、その次の便でも仕事の集合時間には間に合うのですが、先発に間に合うならここで一時間過ごさなくてもいいから。
前回、群馬ではすんでの所で乗れませんでしたが、今回はすんでの所で乗ることが出来ました。
余裕を持って西明石のホテルにチェックインし、少し身体を休めてから朝までの夜間作業に突入です。