NHK長崎県のニュース　長崎放送局

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九電相浦発電所　点検虚偽報告

佐世保市にある九州電力相浦発電所が、燃料油タンクの点検結果を市に報告する際、タンクに穴が空いていたことを隠して虚偽の報告を行っていたことがわかりました。九州電力によりますと、平成２０年からおととしにかけて、相浦発電所で、佐世保市消防局の指導を受けて、燃料油タンクの底の板の点検を行ったところ、厚さ８ミリの板の２か所で直径３ミリの穴が空いているのが見つかりました。しかし、九州電力は、点検結果を市消防局に報告する際、「底の板に不具合があった」と説明しただけで、穴が空いていたことを隠して虚偽の報告を行っていたということです。
さらに、現場の課長級のグループ長ら社員３人が、工事関係者に対して、穴が空いていたことを口外しないよう口止めしていたということです。
こうした事実は、ことし６月、当時の工事関係者から内部告発を受けて、九州電力で調査した結果、明らかになったということで、相浦発電所の久富洋一所長は、会見で、「法令を順守できず反省している。今後、再発防止に努めたい」と述べ、陳謝しました。
九州電力は、今後、本店に対策委員会を設置し、今回のケース以外にも虚偽報告などがなかったか調べるとともに、口止めをしていた社員の処分についても検討することにしています。

08月29日　21時17分

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