Googleにとって、ソーシャルにはいくらの価値があるのか。Google+が公開された6月28日から最初の一週間に、投資家たちはGoogleの時価総額を200億ドル増やした。7月8日のモルガン・スタンレーによる格下げ によって、金額は158億ドルまで下がった。これはGoogle+などの新サービスによってGoogleが本当に利益を得られるかどうかの懸念によるものだ。しかし、数十億ドルの上下があってもその中間あたりが、Google+公開前よりもこれくらいGoogleの価値は上がった、という市場の見方だ。
6月27日(発表先日)、終値は482ドル80セントだった。これが7月7日には546ドル60セントに上がり、時価総額が206億ドル増加した(発行済株式数3億2225万株)。そして、7月8日の終値は532ドルへと下がった。
もちろん、他の要因も働いている(Googleの中核である検索ビジネス、市場全体の動き等)。しかし、この1週間でGoogleにとって最も重要な新しい出来事は、最近のソーシャルへの参入だ。そして、Google+は未だに限定ベータテスト中であるにもかかわらず、市場はすでにそのソーシャル面を評価し始めている。
お見事だよ、Larry Page。もし彼が約束通りのソーシャルを実現できれば、Morgan Stanleyも見直して格上げするだろう。今からその時までの間に、Googleの時価総額がどうなるか、みんな予想してみないか。
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(翻訳:Nob Takahashi)