Google+がGoogleの時価総額を200億ドル押し上げた
by Erick Schonfeld on 2011年7月11日

Googleにとって、ソーシャルにはいくらの価値があるのか。Google+が公開された6月28日から最初の一週間に、投資家たちはGoogleの時価総額を200億ドル増やした。7月8日のモルガン・スタンレーによる格下げ によって、金額は158億ドルまで下がった。これはGoogle+などの新サービスによってGoogleが本当に利益を得られるかどうかの懸念によるものだ。しかし、数十億ドルの上下があってもその中間あたりが、Google+公開前よりもこれくらいGoogleの価値は上がった、という市場の見方だ。

6月27日(発表先日)、終値は482ドル80セントだった。これが7月7日には546ドル60セントに上がり、時価総額が206億ドル増加した(発行済株式数3億2225万株)。そして、7月8日の終値は532ドルへと下がった。

もちろん、他の要因も働いている(Googleの中核である検索ビジネス、市場全体の動き等)。しかし、この1週間でGoogleにとって最も重要な新しい出来事は、最近のソーシャルへの参入だ。そして、Google+は未だに限定ベータテスト中であるにもかかわらず、市場はすでにそのソーシャル面を評価し始めている。

お見事だよ、Larry Page。もし彼が約束通りのソーシャルを実現できれば、Morgan Stanleyも見直して格上げするだろう。今からその時までの間に、Googleの時価総額がどうなるか、みんな予想してみないか。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)

  • 匿名

    今のところ、まだ価値上げるか疑問だな。
    google+を導入することによって、少なからず人々が検索に使う時間は少なくなってしまう方向へと進むだろう。上手く検索を融合でき、今までのように広告の表示を効率よく表示し、広告単価が上がっていかないと、逆に価値を下げてしまう可能性があると思う。

    ソーシャルに進むって、圧倒的な検索で広告表示、人々がクリックっていう効率的な流れから、フェイスブックとgooogle+とgoogle検索へと広告が分散し、クリック数も分散していくということだと思うんだけどな。
    世の中の流れは、ソーシャルだから避けられない動きだけど。

  • 匿名

    今のところ、まだ価値上げるか疑問だな。
    google+を導入することによって、少なからず人々が検索に使う時間は少なくなってしまう方向へと進むだろう。上手く検索を融合でき、今までのように広告の表示を効率よく表示し、広告単価が上がっていかないと、逆に価値を下げてしまう可能性があると思う。

    ソーシャルに進むって、圧倒的な検索で広告表示、人々がクリックっていう効率的な流れから、フェイスブックとgooogle+とgoogle検索へと広告が分散し、クリック数も分散していくということだと思うんだけどな。
    世の中の流れは、ソーシャルだから避けられない動きだけど。

  • http://twitter.com/seapollo Seapollo Prem

    実は Google+の機能:Sparks で記事を読むのが気に入ってます。
    これは、グーグルの新しいソーシャル・シェアリング型の検索ですね。

    Google+ を新しいものとして見ると間違えます。
    Google+ は、既にグーグルが持っているものを統合する基礎になるんです。

    Google+ を、Facebook に対抗するソーシャル・ネットワークと呼ぶ声が高いですが、
    これは、多分違います。

    いわゆる、ソーシャル・ネットワークはユーザや記事の囲い込みが中心的な戦略です。
    FacebookやMixiの記事を、公開のウェブから見ることはできません。

    それが、Google+ は、コンテンツの公開レベルを自由に設定できるんです。
    多くの記事が、一般公開で投稿されて、それは公開ウェブの一部になるでしょう。
    もちろん、コンテンツによっては、非常にプライベートな形での公開もできます。
    このプライベートの指定の自由度が非常に高いです。

    http://gplus.to/setu