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【プロ野球】

楽天 8連勝ならず 攻撃ほころび

2011年8月29日 紙面から

◆ソフトバンク2−1楽天

 ついに止まった。楽天の連勝が「7」でストップだ。1−1の延長10回2死二塁から、6番手の片山が本多に勝ち越しの左前適時打を献上。2人の走者を出した直後の攻撃も最後の打者・内村が投ゴロに終わり、球団新記録の達成は幻となった。

 「申し訳ないですね。(捕手の)嶋さんが考えてくれたことをできなかった。投げきれなかったというか」。無言の列が続く中、片山は唇をかみしめた。星野監督にも悔しさが募るのだろう。会見場は見向きもせずにスルー。クラブハウスに向かいながら、険しい顔で言い残した。

 「やっぱり、キチンとした野球をやらないとな…」闘将が指摘したのは投手陣ではなく、攻撃面のほころび。7連勝中はしぶとい攻めで武田勝やダルビッシュ、杉内といったリーグを代表する攻略したが、この日はその姿が影を潜めた。

 象徴が8回の攻めだ。先頭の嶋が右翼線への二塁打で出塁。だが、聖沢が送りバントを失敗、嶋が三塁で封殺され、後続も倒れた。傾きかけた流れをむざむざと手放してしまった。

 「見ての通りです」。1点を先制された直後の3回にもけん制死した聖沢は敗戦の責任を一身に背負った。

 久々の負けで、楽天ナインは1球の怖さ、ワンプレーの大切さを身をもって実感した。闘将が言う“キチンとした野球”は勝利への近道。30日の西武戦(秋田)から再スタートだ。 (川越亮太)

 

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