広告を見ましょう

user-pic
0

アフィリエイト初心者の方は、まずどのような広告が存在するのかをしっかりと見ていかなければなりません。かなり時間はかかりますが、どのような広告が存在するのか、すべて目を通していきましょう。

ただ、広告を見ていきましょうといっても、漠然とひとつずつみていくだけでは、せっかくみた内容も右から左へと消えていくだけです。ちっとも頭に残りません。そこで、広告を見る際には、どこを重点的に見ればいいのかを解説いたします。


稼げる広告を探す

まず、なんのために広告を全部見ていくのかわかりますでしょうか?
これは稼ぎやすい広告を見つけるためです。稼ぎやすい広告というとピンとこない方もいるかもしれませんが、たいした労力をかけずとも稼げる広告がある一方で、どんなに頑張ってアフィリしても稼げない広告もあるのです。

でも全部の広告を扱ってサイトをつくることはできませんから、広告をまず最初にじっくりとみて、稼ぎやすい広告だけをピックアップすることが広告を全部みる作業の目的なのです


獲得しやすい広告とは

ただ、広告を全部みていっても、なかなか稼ぎやすい広告は分かりません。 どの広告が稼ぎやすいかはどこにもかかれていないので、自分でいろいろな要素から総合的に判断しなければならないのです。

そして、この稼ぎやすさの判断基準となる要素ですが・・・・、

  1. 成約しやすいかどうか
    ・ 商品の認知度
    ・ セールスページのクオリティ(LPO・デザイン)
  2. 単価と成果地点
  3. 悩みの深さ
  4. 差別化ポイント
  5. 価格

です。これらもどこかにメモして暗記しましょう。


成約しやすいかどうか

まず、成約しやすいかどうかという基準で判断します。
これは、諸事情から総合的に「類推」するしかありません。

この点、ASPによっては、成約率が公開されているところもあるかもしれません。ですが、ASPが公開される数字はあまりあてにはなりません。というのは、ASPが嘘をついているという意味ではなく、アクセスアップの手法によって、成約率なんてものはいとも簡単に10倍以上かわってくるからです。例えば、メルマガ広告で成約率がいい広告だとしても、SEOでも同様の成約率が叩き出せるとは限りません。そこで、結局は多くの要素から自分なりに判断するしかないのです。

この時に、商品の認知度とセールスページのクオリティという2点を意識すれば成約しやすいかという点を比較的容易に判断できるでしょう。 当然ですが、商品の認知度が高く多くの方に知られていて、セールスページのクオリティがいい場合に成約率はUPします。


商品の認知度

商品の認知度を判断するのはなかなか難しいです。 自分の感覚でこれをやると、けっこうな確率で失敗するのです。

意外と個人が認知している範囲というのはせまいので、自分の思いの寄らないものが世間では数多くの方に認知されていたり、逆に自分では有名と思っていた商品が多くの方に知られていないということもあります。

そこで商品の認知度を客観的な要素からなるべく判断するようにしましょう。
そして、その判断方法はキーワードの検索回数を調べるときの手順と同じです。


このような手順で認知度の類推をしていくことで認知度を判断しましょう。このフローチャートは、丸暗記しておくか、印刷していつでも目につくところに貼っておきましょう。


Google insight for searchをつかおう

では、ひとつずつ詳述していきます。まずは、google insight for searchを利用します。


赤で囲ったフォームに認知度を調べたい広告名や商品名を入力します。

例えば、酵素ダイエットに関する商品が最近増えてきていますが、そもそもそのキーワードが認知されているのか調べたいという場合には、「酵素 ダイエット」とか「ダイエット 酵素」なんてキーワードを入力してみて、その言葉が検索されているのかを調べます。


赤で囲ったフォームに認知度を調べたい広告名や商品名を入力します。

このように検索回数がどのように変化しているのかを見ることができます。もちろん検索回数が増えている状態のものであれば、商品の認知度・ジャンルの認知度は高いのではないかと推察できます。そして認知度が高いものであれば成約率があがりますす。(今は検索回数について考えているのではなく、成約率のお話であることに注意してください)。

  
リアルタイム検索

ただ、google insight for searchでは、検索ボリュームが少なすぎると、「検索ボリュームが十分でないためグラフを表示できません。 」と表示されるだけでグラフが出てきません。

また、検索ボリュームが多い場合も、厳密には商品・ジャンルの認知度が高いとは言い切れないことがあります。検索ボリュームが多いからといって商品・ジャンルの認知度が常に高いと言いきることはできないからです。

そこで、google insight for search以外の手法でも商品・ジャンルの認知度を推測する手法をしっておかなければなりません。その手法の一つがリアルタイム検索です。

リアルタイム検索は簡単です。認知度を知りたい商品名やジャンル名をgoogleで検索します。

 

サイドバーの「もっと見る」をクリック

 

リアルタイムをクリックすると、現在ツイッターでどのくらいつぶやかれているかが表示されます

原則的には、たくさんつぶやかれているものであれば認知度が高そうだなと判断していいのですが、中にはアフィリエイターのつぶやきが多いこともあるので注意が必要です。アフィリエイターのつぶやきはカウントしないようにしましょう。(あまりにたくさんアフィリエイターがつぶやいている場合には、そのつぶやきにより認知が多少高まっている可能性はありますが)


実際に検索をしてみる

さらに、リアルタイム検索はツイッター情報のみを検索しているのですから、あまりに鵜呑みにしてしまうと危険です。例えば、実際には一部で高い人気をもっている商品でも、ツイッターをやっているようなある程度パソコンを触る人達にはまったく人気がないもの・・・・というものもあるでしょうから。ツイッターでは全然話題になっていないのに、実際には認知度は高いなんて可能性も充分あるのです。

そこで、実際に検索してみたり、詳しい人にお話をきいてみることも大切です。
ここは完全に勘の世界になりますが、検索をしてみて知恵袋や掲示板などいろいろとアフィリエイターが発信しているわけではないサイトが出てきた場合には、私は「認知度あるかも」と判断します。また、一番良いのは詳しい人にズバリ「知ってる?」と聞いてみることですね。これが一番正確です。

ここまでで商品・ジャンルの認知度を判断が終了です。


セールスページのクオリティ

次にセールスページのクオリティを見ます。 ページがしょぼいと売れないですからね。また、申し込みページへの導線も見ておいた方が良いです。 例えば、申し込みボタンが目立たないならダメ、購入するのに会員登録が必須ならダメ、申し込みから申し込み完了まで5クリック以上必要ならダメ、などです。

ここは購入者の気持ちになって考えてみるといいでしょう。このページで申し込むかな?途中で面倒くさいとおもわないかな?すぐに申し込みページがわかるかな?このデザインをみて「欲しい!」とおもうかな?と自分の感覚に訴えるしかないです。


成果地点と単価をみる

次に、成果地点をチェックします。
成果地点が手前にあるものほど稼ぎやすくなります。 例えば、会員登録のみで成果となるものは、やはり稼ぎやすいです。客にお金を払わせることなく、アフィリエイターは報酬を受け取れるのですから。
他方で、フレッツの「工事開通で成果となります」とかエステの「資料請求後、来店したところで成果となります」なんてものはちょっとハードルが高いです。

ただ、成果地点が遠くても、単価が高ければOKです。
フレッツなんてその典型ですね。工事開通で成果となるのですから、申し込ませただけではダメです。申し込みをもらっても半分くらいは連絡とれなくなってしまうのが現実ですから。当然その場合は否認されます。ですが、1件獲得で15000円くらいもらえることも珍しくありません。そのくらい単価が高ければ、半分否認されても1申し込みの実質単価は7500円くらいありますね。申し込ませただけで3000円のものと比べると、遥かに稼ぎやすいです。

そのように実質的な単価で比べる必要があります

成果地点が遠いものは半分程度は否認されると考えて、1申し込みあたり実質的にいくらもらえるのかを考えてみてください


悩みの深さ

次に、悩みの深さがひとつ指標となります。 一般的に悩みが深いところを狙った商品は非常に売れやすいからです。

例えば、消臭石鹸です

匂いが消えない!と思っている方は、悩むがあまりよく知らない商品であってもあっさり購入します。高くてもOKですね。悩みが深いところを狙っているところであれば、「これは成約しやすいかも=稼ぎやすいかも」と判断していいでしょう。


差別化要素

次に差別化要素をチェックすることも大切です。
たとえば、単なる洗顔で「泡立ちがすごいよ」なんてうたいもんくのものは売れにくいでしょう。別に泡立ちがすごい洗顔なんて珍しくありませんし、泡立ちネットをつかえばたいてい泡はしっかりでるものです。
そのように「この商品でなくても別にいいや」と思われてしまうと、あとは認知度の勝負となってしまいます。キャッシングはその典型例です。どこから借りても大した差はありません。なので、認知度が高いところにまずは行くのです。コスメでも、他のジャンルのものでもそうです。差別化ポイントがなければ、認知度だけの勝負になりますね。

ですが、認知度がそこまでなくても、ものすごく売れるものもあります。それは差別化ポイントがしっかりしているものですね。今は認知度も出てしまいましたが、ジャバラがそうです。
ジャバラは三重県のある村がつくった単なるみかんです。ですが、口コミでいろいろと話題になったのが・・・花粉症にきくというものでした。その点で、他のみかんよりも好まれたのです。さらに、みかん同士での競争だけでなく、花粉症グッズにも負けませんでした。天然成分なので副作用がいっさいない!という売りで圧勝できたのです。薬だと頭がぼーっとしたりしますしね。でも、ジャバラはもともと普通のみかんですから、副作用などあるわけがないという売りで人気をはくしました。

このように差別化ポイントがしっかりとしているものであれば、売れやすい=稼ぎやすい可能性はあります


価格

次に価格です。 今は不景気です。あまり高いものは売れません。
ゴルフ用品とか、投資商材など比較的お金をもっている人をターゲットとした商品であればそれなりに高くてもうれますが、そのような例外的なものを除けば、今は高いものは売れません。3000円~5000円くらいのものでなければちょっとハードルが高いかなと考えてください。


合計点を出しましょう

以上の要素をふまえて、エクセルなどに各広告の「稼ぎやすさ」を点数にしてまとめていきます。

この作業は大変ですが、日々繰り返しやることで広告知識がどんどんとついていきます
なお、各広告の特徴メモも一緒にエクセルにまとめておくとなおよいでしょう。「このジャンルはやりたくないな」とか、「こっちのジャンルが好きだからここだけつくろう」といった偏りを最初はつくらず広く浅くみていくのが良いでしょう。