石川県の海水浴場で、夫婦が落とし穴に落ち死亡した事故です。夫婦の友人たちが穴を掘った際は、前日の雨で砂が湿っていたものの事故当時は砂が乾き、崩れやすくなっていたことが新たに分かりました。

　この事故は２７日午後１０時ごろ、石川県かほく市の海岸で金沢市の会社員、出村裕樹さん（２３）と妻の里沙さん（２３）が砂浜の落とし穴に埋まり、窒息死したものです。

　警察などによりますと、事故当日の午後、妻の里沙さんや友人が穴を掘った際は、前日に降った雨で砂が湿っていたものの、事故当時は砂が乾いていて２人が穴に落ちた際、大量の砂が一気に崩れたとみられています。

　「あの日はあとから天気が良く、上にシートをかけ砂をかければすぐ乾く」（近くのキャンプ場の管理人）

　警察では業務上過失致死の疑いもあるとみて、引き続き友人らから事情を聴いています。（29日11:40）