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秋の味覚、熱々 被災地に笑顔 名取・さんま祭り

秋の味覚サンマを炭火で焼く来場者ら=28日午前6時30分、名取市のイオンモール名取エアリ

 東日本大震災の津波の直撃を受け朝市会場が壊滅した宮城県名取市閖上のゆりあげ港朝市協同組合は28日、市内陸部のイオンモール名取エアリに会場を移し、恒例の「さんま祭り」を開いた。
 「被災地に秋の味覚を届け、まちを元気にしよう」と、組合が北海道産生サンマの無料提供分3000匹を用意。開始時刻の午前6時には、約300人が列をつくった。
 来場者が1人1匹ずつサンマを受け取り用意された炭火コーナーで焼き始めると、会場は香ばしい煙に包まれた。即売も行われ、市価の2〜3割安い値段で提供された。
 岩沼市から家族6人で来たという自営業男性(41)は「初めて来たが活気があって、サンマもおいしい。早く元の場所で朝市が復活するといいですね」と話した。
 さんま祭りはことしで26回目。組合の桜井広行理事長は「震災後も欠かすことなく、祭りができてうれしい。来年は必ず、閖上で開催したい」と張り切っていた。


2011年08月29日月曜日


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