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【プロ野球】祐 連敗止めた 大満足の5勝目2011年8月28日 紙面から ◆日本ハム4−3西武本塁打を浴びた直後とは思えない、すがすがしい表情でマウンドを降りた。プロ初完封の予感が漂い始めた8回。1死一、二塁から中村に左翼席にたたき込まれ、増井のリリーフを仰いだ。「フォークが落ちきらなかった。完全な失投で、僕の力不足。でも、まだチームが負けているわけではなかったので」。リードを守っての降板に満足感が勝った。あくまで勝利が第一。斎藤らしい方法論で、4連敗中のチームに、待望の60勝目をもたらした。 西武ドームでの登板は早大時代の2008年3月に行われた米シカゴ大との親善試合以来。プロ入り後は関東初見参となった一戦で壁を越えた。これまで自身最長は7イニングで、先発した11試合の平均投球回は5イニング。大事に大事に使われてきたが、この日は違った。6回終了後、吉井コーチから続投を打診されると、即答でうなずいた。最後は力尽きて「行けるかって聞かれて行けますって…。そしたら行けなかった。まだまだスタミナ不足」と苦笑いしたが、プロ最長の7イニング1/3を3失点。大満足の自己最多115球で、次のステージに足を踏み入れた。 ソフトバンクとのゲーム差も4に縮め、チームに立ち込めていた暗雲も吹き飛ばした。サヨナラ負けを喫した前夜(26日)は「明日は持っている佑ちゃんでなんとか」と漏らしていた梨田監督。“佑頼み”が実ると「連敗を止めてくれて何より。今度は完全試合だな」と口も滑らかだった。 自身3連勝で5つ目の白星。「5勝」はひそかに目標に掲げていた数字でもあった。「5勝を1つの目安にしていた。ここまで来られたのはうれしい」。黄金ルーキーとして鳴り物入りで入団。開幕ローテの座をつかんでも浮かれることなく、現実的なターゲットを定めていた。 もちろん早期達成により、ゴールは上方修正される。2桁勝利こそ「きついんじゃないですか」と笑ったが「6勝、7勝と積み上げて、優勝目指して頑張りたい」と言い切った。成長を続けるルーキーは優勝争いのキーも“持っている”のかもしれない。 (臼杵秀之) PR情報
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