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2011年8月28日22時59分

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中間貯蔵施設「受け入れられない」 福島県大熊町長

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 細野豪志原発担当相は28日、東京電力福島第一原発がある福島県大熊町の渡辺利綱町長と会談し、放射能で汚染された廃棄物の中間貯蔵施設を同県内に設ける方針について説明した。細野氏は施設の具体的な候補地は絞っていないと伝えたが、渡辺町長は「とても受け入れられない」と町内への設置を認めない考えを示し、釘を刺したという。

 細野氏は会談後、報道陣に「中間貯蔵の問題を乗り越えないと、除染が進まない状況に追い込まれている。政府としては前に進むしかない」と語った。また、「自治体、地域のみなさんの理解なくして政府が強引に物事を運ぶことは絶対にしない」と強調した。

 会談で渡辺町長は細野氏に、原発周辺地域の除染や、住民の生活支援を優先するよう求めたという。町長は取材に「急に、思いつきのように言われたら、住民も納得できない。(政府には)順序だてて話をしてほしい」と語った。

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