◇ALL TOGETHER
「オール・トゥゲザー、愛してマース!」。1979年以来32年ぶりのプロレスオールスター戦。最後を締めたのは棚橋弘至の雄たけびだった。
IWGP・棚橋(新日本)、3冠・諏訪魔(全日本)、GHC・潮崎豪(ノア)のヘビー級3王者がそろい踏みのメーンの6人タッグは、中邑真輔(新日本)、KENSO(全日本)、杉浦貴(ノア)組のすきを突き、棚橋がポスト最上段から鮮やかなハイフライフロー(ダイビング・ボディープレス)を決め、22分50秒、KENSOを押さえ込んだ。
ノアの若きリーダー、丸藤正道の大会宣言で始まった“真夏の夜の祭典”は、第1試合から異常な盛り上がり。26選手によるバトルロイヤルでは、昨年80歳を迎えたザ・デストロイヤーが優勝者の志賀賢太郎に白いマスクをプレゼント、大喝采を浴びた。
全試合後、3団体の王者が募金箱を手に玄関前に立った。第2弾は来年2月19日、仙台サンプラザホールで行われることが決まった。 (門馬忠雄)
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