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2011-08-25 震災前後でがん保険料は変わったか?
■[日常]震災前後でがん保険料は変わったか?

「原発事故後のガンの発症率が上がったので、ガン保険の売り止めがかかってる」というツイートが流れてきた。既に100人以上にRTされている。
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この話が仮に事実だとすると、会社内でも営業部長職以上でないと知りえないような情報を、ツイッターで8万人以上にフォローされている知人にホイホイ流す外資系保険会社の社員が存在するということになる。大丈夫か、保険会社。
私には外資系保険会社の知人がいないので、この話が事実かどうか検証できない。しかし、がん保険料が震災前後で変化したかどうかについてなら、公表されている資料を調べたらわかるかもしれないと思ってやってみた。別に網羅的に調べる気はないので、たまたま「がん保険 保険料」でググってみて上位にきたアフラック(アメリカンファミリー生命保険会社)のがん保険についてのみ述べる。現在、公式サイトでは「■生きるためのがん保険Days(デイズ)」という商品の保険料が確認できる。
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震災前の保険料を調べる必要があるが、グーグル検索の検索オプションの「期間を指定」で、2011年3月11日以前の"生きるためのがん保険Days"を検索してみた。すると2011年1月31日付の■生きるためのがん保険Days(デイズ)>を発売というPDFファイルを発見した。以下に、保険料例を引用する。
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確認した範囲内では、保険料は現在の公式サイトに掲載されているものと一致している。「原発事故後のガンの発症率が上がったので、ガン保険の売り止めがかかってる」というのが事実だとすれば、今後は販売を差し止めるか、保険料を値上げするのであろうか。「汚染地域として指定されてる」北海道〜関西圏の人たちは、今ががん保険の買い時かもしれないヨ。正直に言えば、秘密情報を漏らした外資系保険会社の社員の存在については私は懐疑的ではあるが、もし存在するならば、癌に対する危機感を煽り、がん保険の売り上げ増を謀ったという仮説を提唱したい。
がん保険の保険料は各社公開されているので、今後も継続的にウォッチするのは面白いかもしれない。「知人に聞いた」というデマと区別できない情報と異なり、客観的に検証可能である。
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(いくら上げれば商売として成り立つのでしょうか)
でも風説の流布により増加率以上に加入率が上昇すれば値上げなしに死亡率上昇をカバーできます。
ただ、がんで死亡する割合が増えるということはその他の病気への保険料支払い(高度医療への保険はがん以外にもある)が減るので、がん死亡率が増えても保険料の支払いが増えると単純に言えないでしょう。
03年にがん死亡者が約31万人だったものが09年で34万4千人だとすると年間約5千人の増加ですから、03年と09年の比較をするといいかもしれません。
個人的には保険会社にとってはがん罹患率の変動より運用している環境の変化のほうがよっぽど頭が痛いんじゃないかと思います。
どうも「デマ」という話が一人歩きしているようですが、デマと断言することはできないでしょう。
だからこそ、この時期でのリークがマーケティング上の理由によるものだという可能性も否定できませんが…。
> 「今後のがん発生率の動向の不確実性が増したから、様子見のため、営業はほどほどにするように」
本当にそうならそのまま書くべきであって、そのまま書かない時点で意味のない情報で、それはデマ以外の何者でもありません。
たしかに、前者であると誤解されそうな書き方だと思いますが、保険についての話だという前提で読めば後者であると考えたほうがずっと自然です。
詳しくはリンク先に書きましたので、ご参考になると幸いです。
100歩譲って将来のことだとしても、言えるのは「ほっしゃんは日本語の不自由な人」でしかないですね。訂正もしていないので情報源としては全く信頼できません。
あと、「デマ」は辞書を引いてもらえれば分かりますが、「情報」にかかっているので、情報が虚偽なら、それが事実かどうかは関係ありません。
こう書いてあるんだから、契約数とか売上を見ないと、デマだなんて言えないじゃないですか。
長期的には、保険料見るのもいいけど。
デマかとうかは別にして、論証にはなってないような。
ほんと、そう思います。
元のツイートは事故後のある時点で、発症率が上がるリスクを考慮して、
売り止めにしたということだと思いますが、
現在では、そのリスクが低いと考えて、
通常営業に戻した…と言う可能性だってあります。
この場合、保険料率には影響しないはずですよね。
保険の仕組みを分かっていない人が多いのでしょうか…
「今後のがん発生率の動向が予測できないので、販促はほどほどにするように」という通達はあったかもしれませんし、なかったかもしれませんが、「知人に確認をとったら間違いなく確か」という検証不可能なツイートの信憑性については別途検討されるべきものだと考えます。
保険会社の社員の存在も肯定するつもりはありませんが、否定する材料もないということはお分かりいただけたでしょうか。
むしろ、他人が自分の体験を吐露したのに対し、「そんなのはウソだ」というためには、かなりのレベルの立証が必要なわけで、それをしないで「デマ」と言うのは軽率ではないかと思います。それでも、ウソだと思うなら、「本当かな〜」くらいの発言にとどめておけばよいのでは?
だから、別に売るのを止めなくても、保険金を出す際の審査を締めればいいだけだと思う。
不幸にして平均値を大きく上回る被曝をしてしまった人はその分癌のリスクも増えるわけですが、保険会社の関心はあくまでも全体としてどれだけ癌が増えるかです。
放射線防護の目安であるLNT仮説をリスクの評価に流用するのは不適切(過大評価)ですが、この被曝レベルではLNTに従っても0.5%を下回る増加率ですから、職業集団によるばらつきより小さな値を有意と捉えることはないでしょう。したがって、癌保険の売り止め云々は保険会社の営業上の判断としてあり得ません。
売り上げ増を狙ったデマとしても、一営業担当が独断で流すにしてもかなりリスキーな行為だと思います。
ところで、原発事故で癌が増えて大変なことになる、と主張している人の中で具体的な数字を根拠付きで主張しているのを見たことがないのですが、不安で仕方がないという皆さんは具体的に何%くらい増えるのかというところは興味がないのでしょうか。
保険会社は、そうした計算が正しいかどうかということも含めて
リスクを判断するわけだから、
計算結果を出すことにはあまり意味ないと思いますよ。
たとえば、3/31の時点で、
公表されている情報を元に、がんの発症率が上がるリスクがどの程度あると
判断されるのか。
これを「科学的」に見積もれると考えているとしたら、
科学をなめているとしか思えませんね。
上にも書きましたが、自分は現時点でがんの発症率が上がるとは
考えづらいと思っています(これがfikserさんの計算に対応)。
しかし、事故後のある時点で、発症率が上がるというリスクが考慮されたとしたら、
それは当然のことだと思います。
ずいぶん詐欺師が住みやすい世の中になったものです。
そのようなことが行われたと考える必然性は十分にあるということも
繰り返し述べているのですが、そうやって話をすりかえますか?
ちなみに、自分は「幽霊を見た」「UFOを見た」と言うツイートに、
「デマ」とは言いませんけどね。
「本当はなんだったんだろう?」と考えるだけです。
もちろん、デマのケースもあるでしょうが、
たかがツイートで、そんなことを議論する価値があるとは思えません。
そもそも「がんの発症率」という言葉を、現在の発症率を指すのか、将来の発症率の予測を指すのか不明とすりかえたのはあなたの方ですよ。
通常は「すでに発発症したがんの率」を指すのが適当と思われます。
もしタイポだとしたらそれを訂正するのは発信者の責任であり
受け手のほうで「こうも読み取れる」というのはある意味曲解です。
その曲解を元にデマとはいえないと言われても前提が違うので会話が成り立たないのは当然です。
発信元が「さっき言った」
発信元が「さっき言ったがんの発症率ってのは発症率予測のことね」とアナウンスして
はじめてあなたの論に意味が出ると考えます。
がんの発症率が上がるリスクがどの程度なのか「科学的」に見積もることなく、保険会社はどうやってリスクを判断するのでしょうか。「よく分からんからとにかくしばらく売るな」ですか?実際に癌が増えるとしても統計で明らかになるのは何年も先だと思いますが、数ヶ月だけ販売を見送ったとして、そこにどういう合理的意味があるというのでしょう。
尚、私が書いたLNT仮説はICRPが採用しているものであり、数字は「生涯の」発癌率に対する上乗せです。つまり、合理的に判断すればこの事故による日本人という集団に対する発癌リスクの有意な上昇は将来に渡って考えられず、保険会社は保険料率の算定や加入条件の設定に於いては(政治その他に影響されない)合理的な判断をするはずなので、言われているような売り止めは考えにくい、ということです。
8月25日のツイートで、『「最近〜思わへん?」』『その外資系保険会社の知人に確認をとったら、間違いなく確かやと。』とあるところに
>たとえば、3/31の時点で、
>公表されている情報を元に、がんの発症率が上がるリスクがどの程度あると
>判断されるのか。
と、「たとえ」にしても約5ヶ月前の時点での話であるとの推論にどれほどの妥当性があると考えていますか?
私は、twitterというメディアの性格や、そこに書かれている文章から、ごく最近の話であると考えるのが妥当だと考えるのですが、いかがでしょうか?
それから、少なくともinfoglogaさんが書いたコメントより前の部分には、当のツイートを「デマ」としているものは無いように見受けられるのですが、ここで「デマ」批判をされた理由を教えていただけないでしょうか?
> 通常は「すでに発発症したがんの率」を指すのが適当と思われます。
保険の話をしているということを前提に考えれば、
過去のがんの発症率が問題ではないということが分かると思います。
たとえば、先月のがんの発症率(だけ)が10倍になったとしても、
今後新規で行われる契約には関係ありません。
一方、10年後のがんの発症率が1.5倍になれば、
保険会社にとっては大きな問題です。
そうした文脈と、「現時点で、がんの発症率が上がっているというデータがあるとは思えない」
という知識を合わせて考えれば、
将来のがんの発症率を指すと考えたほうが自然だと思います。
たしかに、誤解されやすい表現だとは思います。
自分も一瞬、何を言っているのかと思いましたから。
ただ、「誤解されやすいが良く考えれば分かる」というのとデマというのは、
指しているものの範囲がずいぶん違うのではないかと思います。
「科学的に見積もられるリスクの上昇」と、
「科学的な見積もりが正確ではなく、
実はリスクが高かったというときのリスク」は、
科学者にとってはまったく違うものかもしれませんが、
保険会社(や一般の人)にとってはリスクという点で同じです。
事故後、政府でさえも原発の状態を把握できていないという状況、
放射能の汚染状況についての情報の信頼性が確保できないという状況で、
がんの発症率に、科学では見積もれない大きな不確実性が発生していたのは事実で、
もしかしたら、売ったら売っただけ損失を被ることになった可能性だってあったわけです。
こうした状況で、「よく分からんからとにかくしばらく売るな」は、
合理的判断ではないかと思います。
指示とか通達というのは、
一朝一夕に変わるものではないので、
過去の通達が現在でも生きているという可能性については何とも言えません。
個人的には、そろそろ平常営業に戻しても良い頃だとは思いますが、
「絶対に戻っているはずだ」と断言することもできないでしょう。
また、ツイートにある「資料が回ってきた」の時期が明示されていない以上、
最近だと断定することもできないと思います。
それから、NATROMさんは以下のようにおっしゃっています。
> 「原発事故後のガンの発症率が上がったので、ガン保険の売り止めがかかってる」というのが事実だとすれば、
>今後は販売を差し止めるか、保険料を値上げするのであろうか
対偶を取れば、「今後、販売を差し止めないし、保険料を値上げなければ、
『原発事故後のガンの発症率が上がったので、ガン保険の売り止めがかかってる』
というのは事実ではない(=デマである)」となり、
条件付でデマであるという指摘をされていると言えると思います。
もう一度じっくり読みなおした方がいいように思えます。
何が言いたいか全く不明です。
>たとえば、先月のがんの発症率(だけ)が10倍になったとしても、
>今後新規で行われる契約には関係ありません。
先月のがん発症率が10倍だったなら今後も同程度の推移が予測され
契約条件の変更を行うというのは至極当然と思いますが何を言ってるのでしょうか?
少なくとも出所不明な「10年後のがんの発症率が1.5倍」よりは確かなリスクです。
さらに言えばnatromさんの仰っているように、
社外秘、しかも部長以上との事なので極秘の情報を8万人に向けてつぶやくはずがないでしょう。
「一瞬何を言ってるかわからない」+「社外秘の情報をベラベラとしゃべる」=完全なヨタ話というのがもっとも自然な解釈といえるでしょう。
東北地方太平洋側における、現時点および近い将来のがんによる死亡率は、わずかに低下しているはずです。
2万人ものかたが事故死されますと、平均年齢がわずかに下がり、その結果、がんの死亡率も(残念ながら)ごくわずか低下することになります。
言いかたを替えますと、何もなければがんで死亡するはずだった人が、先に溺死してしまったということです。
ほっしゃん。氏のツイートについては、最大限に好意的に解釈しているようですが、その好意の10分の1でもこのエントリーの解釈に向けていただければ幸いです。
妥当なことを書けば、悪意で解釈されるので(「今後は販売を差し止めるか、保険料を値上げするのであろうか」を「今後は販売を差し止めるか、保険料を値上げするはずである」と解釈)、明白な間違いを書けば好意的に解釈してもらえるんじゃないでしょうか?(「がんの発症率が上がったので」を「将来、がんの発症率が上がると推測されるので」と解釈)他の読者の支持を失いますが。
結構大変な手続きなはずです。
某生保のシステムに携わっていますが、値上げも売り止めの話も全くないです。
純粋保険料ってのはガンになったときに払うためにいただくもの。(ガン保険の場合)
付加保険料はTVCM・人件費・システムなどの管理費としていただくもの。
で、今話題になってるガンになる人が増えるから値上が云々というのはこの純粋保険料部分なわけです。
さて、ここで問題。各保険会社はこの内訳を公表しません。
あと、ガン保険、医療保険というのは、売れば売れるだけ儲かるのです。
死亡保険と違って、必ずしも払わなくていいから。
そしてその確率が数%増えようが、ちょっとコストカットすれば何とかなる程度だと思いますよ。(所詮ガンになったからといってせいぜい払うのは数百万です)
今回の震災被害だって生命保険会社からすれば誤差ですよ。
>指示とか通達というのは、
>一朝一夕に変わるものではないので、
>過去の通達が現在でも生きているという可能性については何とも言えません。
>個人的には、そろそろ平常営業に戻しても良い頃だとは思いますが、
>「絶対に戻っているはずだ」と断言することもできないでしょう。
質問にきちんとお答えいただきたいものです。
私の質問は、その「推論にどれぐらいの妥当性があると考えていますか?」です。
NATROMさんも何度も書かれているように、「デマ」でない可能性は0では無いですし、それを検証することはおそらく不可能であることは、ここにいる人は百も承知だと思います。それなのにこのようなコメントをし続ける理由は次のうちのいずれでしょうか?
1.自分の推論の妥当性が高いと考えている。(本気で反論している)
2.自分の推論の妥当性が低いことは承知している。本気で反論している訳では無く、注目を集められればそれで良いと考えている。
3.自分の推論の妥当性が低いことは理解したが、自分の間違いを認めるのが嫌なので反論しつづけている。
4.それ以外
私は、以前infoblogaさんのブログエントリやそこでの議論を見たり自分も議論した経験を踏まえて、2である可能性が高いと考えておりますが、いかがでしょうか?
なお、もしかして本気でご自分の推論の妥当性が高いと考えているのであれば、
約5ヶ月間も多くの保険会社で主力商品であろうがん保険の販売を差し止める事ができると考えるinfoblogaさんは営業部門との関わりを持つ業務の経験が無いのでしょうね。
会社の業績への影響もさることながら、新規契約数に応じたインセンティブが収入の中心となるであろう保険代理店や末端営業さんへの影響は計り知れないだろうなんて、私なんかは思ったりするんですが。