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06/08(水曜日)
「この大震災、原発事故に対して一定のメドが付くまで、ぜひとも私に、その責任を果たさせて頂きたい。(中略)一定のメドが付いた段階で若い世代への引き継ぎを果たして、《次の時代》を、(中略)国民の皆さんの理解を、あらためて築き上げて頂きたい」
---先週木曜の党代議士会で、私はこう訴えました。この中で述べた《次の時代》という言葉で私が思い描くものを、前回から順次綴っています。
昨日、第9回「新成長戦略実現会議」を開きました。震災による中断を経て再開後2度目の会合で、経済人、学者なども加わり、《次の時代》のエネルギー政策について活発な議論を戦わせました。
従来、化石と原子力が中心であったエネルギーの柱に、「再生可能な自然エネルギーと省エネルギーを加える」という私の提案には、誰も異存はありません。しかし、議論参加者の間でかなりニュアンスに差があったのは、将来のエネルギー全体に占める自然エネルギーと省エネの[ウェイト]についてでした。
会議メンバーのお一人である小宮山宏・前東大総長は、「21世紀のエネルギーの中心は、自然エネルギーと省エネだ」と強調しておられ、ご自宅を太陽光発電や省エネのモデルハウスにしています。私も以前、実際に見せていただきましたが、省エネでエネルギー消費量を大幅に落としても快適な生活は可能であることを、身をもって実証されています。
私も、20世紀型の発想から大きくパラダイム転換を図ってゆくことが重要だと思います。ただ、省エネや自然エネルギーの大きな特徴は、「一つ一つは小規模である」ということです。ですから、多くの人の参加がなくては、政策自体が実現しません。
エネルギー政策の、転換。《次の時代》に向けてそれを現実のものとするには、国民の参加が不可欠なのです。