06/29(水曜日)

B型肝炎、決着にあらず

 

昨日は、B型肝炎訴訟原告団の皆さんと官邸で対面し、国を代表してお詫びをしました。母子感染による悲痛な思い、いろいろな形での差別など、何人もの患者さんから直接お話を伺いました。

 

15年前、薬害エイズの時にも、厚生大臣として患者の皆さんにお詫びをしました。B型肝炎は予防注射の注射器の使い回しを国が長年放置したことによる感染拡大で、薬害エイズとは原因は異なりますが、またもこうした事態を防げなかったことは、行政の責任者として痛恨の極みです。

 

薬害エイズでは、和解が成立した頃、発症を抑える画期的な新薬が開発されて、亡くなる方は激減しました。昨日の席でも、広島原告団の方からB型肝炎の発症を抑える治療薬の研究開発に対する強い要望も受け、早速その場で、厚生労働大臣に強く指示しました。

 

和解のための基本合意書への調印だけでは、もちろん決着とは言えません。「まだこの問題解決へのスタートライン」だ、と昨日私が申し上げた時、患者の皆さんの席で、何人もの方が頷いていらっしゃいました。この言葉を実際の行動に表すことが、今日からの国の務めです。

 



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