鹿児島県 温泉文化レポート |
鹿児島県の温泉はかなり大分県(別府)に近いものがあり、共同湯ファン、温泉ファンには心を動かされる場所が多いです。特に旧霧島・牧園町界隈(現霧島市)、吉松(現湧水町)・京町界隈、薩摩半島先端界隈には安価で無人・お賽銭式の共同湯が多く訪問が楽しみな地域です。 しかしあくまでも当研究所の好みに従わなければ(つまり共同湯という主観で見なければ)、鹿児島の本質というのは、安価な温泉水かけ流しの公衆浴場の数が圧倒的に多いと言うことです。数的には北の「青森県」、料金的には「山形県」もライバルといえると思いますが、青森県は数的には鹿児島と十分勝負できますが、一軒一軒の料金の多くが300〜350円とやや高く、生活温泉として毎日入浴するという観点で比較すると鹿児島に軍配が上がると考えます。(逆に浴場や泉質のバリエーション、またコストパフォーマンスでは青森県に軍配が上がると考えます)。また山形県は安価な浴場が多いですが、逆に数的には恐らくかなりのレベルで及ばないと思われます。あくまでも当研究所の経験した範囲内ですが日本一の共同湯王国は「大分県」ですが、日本一の公衆浴場王国は「鹿児島県」であると断言します。 |
★ 鹿児島県における当研究所の共同浴場調査は全く未熟の域を出ておらず、不完全極まりないものです。従って表示された浴場数等は他の地域と異なり当研究所の取材数の範囲と捉えて下さい。 また、冬にわずか一度の訪問箇所ばかりですので、画像が美しくない温泉地がとても多いです。御気分が悪くなった方はすぐに鑑賞を取りやめてください。加えて訪問は全てレンタカー使用によるもので、当研究所、移動研究室にての鹿児島訪問は未経験です。従って、他の県別リストと異なり、鹿児島県内におけるP可とは大型車を指しませんのでご了承下さい。 |
北薩摩 | 中薩摩 | 吉松・京町 |
霧島・牧園 | 現在入浴施設約100軒 | 南薩摩 |
大隅半島 | HOME | END |
※下記レポートのデータは2004年3月時点のものです。料金や時間などはしばしば改訂されますので、お出かけの際には改めてご確認下さい。
北薩摩エリア |
共同湯よりも正に公衆浴場王国『鹿児島』の名に恥じない、公衆浴場がひしめく温泉銀座となっているのが北薩摩です。複数の安価な浴場を持つ温泉地が目白押しなので何度通っても全制覇するのは大変です。 |
共同湯を持つ温泉地 |
温泉地名 | 概要 | 共同浴場数 |
入来温泉 | 北薩摩では圧倒的な存在感の入来温泉です。特に紫垣湯は素晴らしいです。この周辺では何よりも優先すべきです。鹿児島より国道3号で少し行き、328号へ乗り継いだ先にあります。 極上・お勧め。 |
4 |
川内高城温泉 | 鹿児島から国道3号をずっと川内市までいき、阿久根との境当たりにあります川内高城温泉。西郷さんゆかりの温泉としても有名ですが、なによりここは唯一の共同湯の素晴らしさとほぼ共同湯と同額で入浴できる数々のシブ系の湯治宿への入浴につきます。柔らかな硫黄が香る霊泉の様な湯がたっぷりとかけ流される様は共同湯ファンならば絶対に「やられ」ます。 6時から21時。200円。 極上・お勧め。 |
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市比野温泉 | 鹿児島県樋脇町、薩摩半島が最もくびれた付近にあたる部分でもあります。この狭いのに海には接していない場所に『市比野温泉』があります。この温泉、レベルが高い鹿児島の中でも更に飛び抜けた極上の共同湯と公衆浴場を有しており、当研究所接待お勧めのエリアとなっています。湯は癖のあるものではありませんが料金とそれに比する風情・規模は絶対にやられること間違いありません。とりわけ共同湯『昭和湯』はゲキシブの内装と湯船で、涙ものです。 極上・お勧め。 |
4 |
阿久根温泉 | 川内高城温泉を過ぎ、阿久根市に入るとやがて国道3号沿いに役場の案内が出ます。そこらへんが阿久根温泉です。左側に住宅と入浴施設が混在していますがその中に珠玉の温泉、ぼんたん湯があります。濃い濃〜い食塩泉はなめれば海水よりもしょっぱく感じ、見た目の色にもいかにも入浴感を誘います。訪問して間違いのない温泉ですので、はずさないようにプラニングしてください。 6時から22時。330円。=ぼんたん湯 極上・お勧め。 |
1 |
藺牟田温泉 | 藺牟田・入来・市比野の各温泉は2〜3キロの中に集中しています。藺牟田温泉の下ノ湯は入来町の隣の祁答院町にある安価でお勧めの公衆浴場です。美しい浴室と湯船をご堪能あれ。 6時から22時。150円。=下湯 |
1 |
紫尾温泉 | 紫尾温泉は旧鶴田町の紫尾地区にありました。(現さつま町、宮之城町役場の5qほど北)ここの区営「神の湯」は建て直しとなり、以前のシブイ感じはなくなりましたが、湯の良さは何も変わっていません。うっとりするような硫黄の香りがあなたを待ちます。 5時半から21時半。200円。 |
1 |
湯之尾温泉 | 北薩摩では最大の公衆浴場・共同湯王国湯之尾温泉です。湯之尾温泉は菱刈町役場の東南2〜3qに位置します。恐らく今回の当研究所のレポートでもまだカバーしきれない激安温泉はいくらでもあると思います。更に湯之尾は濁り湯というかクリアーなカラー泉が多く、湯はどれも個性的です。いかにも温泉ファンの心をくすぐる佇まいの浴舎を持つ共同湯・公衆浴場があなたを待ちます。 極上・お勧め。 |
8 |
折尾野温泉 平成20年5月現在 営業を再開 |
折尾野温泉は冷鉱泉を加熱して提供している共同湯です。にもかかわらず営業時間も長く、その隠し湯的な共同湯の風情は北薩では大変貴重です。湯川内温泉の入り口そばにあり、国道328号の宇都野々の信号から国道447号を目指す途中です。湯川内に宿泊して両方楽しむのがお勧めです。湯はやや濁った薄い茶色でいかにも鉱泉らしいです。 10時から20時。300円。(但し冬季は19時30分) 極上・お勧め。 |
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宮之城温泉 | 北薩最安の温泉かもしれません、宮之城の湯田区営温泉です。100円未満の温泉はもうそれだけでごまかしがなく、100パーセント天然温泉のかけ流しとわかります。(2004年2月) 当研究所の訪問から2年の月日が流れ、湯田区営温泉は生まれ変わりました。さすがに新施設では80円という鹿児島最安だった料金も改定されましたが、地元の方はきれいな上にシャワー完備なので、歓迎されているそうです。(2005年10月) 5時から22時。150円。=湯田区営温泉(建て替え後) ※この温泉は2005年10月全く新しい施設に生まれ変わりました。従って当研究所のレポートの施設にはもう入浴出来ません。 |
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大村温泉 | 藺牟田温泉そばにあります、福祉施設の温泉「大村温泉」です。150円という値段につられ引き寄せられましたが、中には水風呂もあり、鹿児島では貴重な存在です。 6時から21時。150円。 |
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大口温泉 | 大口市役所から国道267号を経由して木氏地区あたりを目指します。大口温泉は「高熊荘」という名前なので高熊山麓付近で看板を探してください。比較的大きな公衆浴場系の温泉ですが、一応営業形態は地域のコミュニティ=公民館温泉のようでした。 9時半から20時。200円 |
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かしはら温泉 | 大口温泉から267号で戻り、ずっと進んで国道267号が旧鶴田町(現さつま町)に入った辺りにあります、柏原地区の温泉「かしはら温泉」です。当研究所も柏原小学校の辺りを探しました。100円で入れる極上湯です。鄙びた外観やいかにもな雰囲気は温泉ファンをきっとしびれさせてくれることでしょう。 8時から21時。100円。 |
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湯川内温泉 | こちられっきとした湯治宿ですが鹿児島では安楽温泉や妙見温泉などを例に出すまでもなく湯治宿はイコール大変レベルの高い共同湯や公衆浴場であることが多いのです。そして湯川内温泉も近辺にお立ち寄りの際には絶対にはずすべきでない希有な温泉であり、最上の部類の日帰り湯でもあります。。本当は宿泊してじっくり堪能することをお勧めしますが、日帰りでもわずか300円であの極上湯に浸からせていただけます。 7時から21時。300円。 極上・お勧め。 足下自噴泉日本一(当研究所比) |
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白木川内温泉 | 湯川内と全く同レベルにある湯治宿です。場所も近くになります。湯川内温泉のほぼ真東の方向に10qほどです。出水駅より国道447号を進み、5qほどで県道48号にそれるとじき看板が出ます。行き方はわかりやすいです。かじか荘同様極上湯が溢れる温泉にこちらはなんとわずか150円で浸からせていただけます。絶対にこの2軒にはお立ち寄りください。 6時から21時。150円。 |
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吉松・京町エリア |
北薩摩と逆転して公衆浴場王国よりも、正にthe共同湯の名に恥じない安価な共同湯がひしめき合う温泉銀座となっているのが吉松・京町エリアです。本来京町は宮崎県なのですが、このエリアはまとめて考える方が見やすく考えやすいので一緒に載せます。安価で個性的な泉質を持つ数々の温泉にはまず間違いなくノックアウトです。 |
共同湯・公衆浴場 |
温泉地名 | 概要 | 共同浴場数 |
つつはの湯 | ひなび系で実にシブイ感じのつつはの湯です。無人のお賽銭式の浴舎は昔懐かしい木造の番台なども備わり、造りの端々まで郷愁を誘うものです。JR吉松駅前から県道102号をえびの方面へ、道沿いに1キロほどです。 7時から20時。250円。 |
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中野温泉 | 安価な値段で普通にかけ流しの共同湯があるこのエリアにあっては中野温泉は泉質にも癖がなく、やや没個性かもしれません。JR吉松駅前から県道102号をえびの方面へ、道沿いに0.5キロほどです。 6時から21時。200円。 |
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原口温泉 | 吉松温泉のエリアは、河を境にして前田・原口温泉側にはモール泉を思い起こさせる茶褐色の湯が多く、川の向こうつまりつつはの湯や中野温泉側は癖のない無色透明の湯が多いのだそうです。原口温泉はモール泉ぽい黒湯系の湯の中でも最も色が濃い一つ湯だと思います。ここはいいです。絶対お勧めです。JR吉松駅前から国道268号をえびの方面へ、道沿いに1キロほどです。 7時から22時。200円。 極上・お勧め。 |
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前田温泉 | 湯の濃さでは原口温泉に一歩譲りますが、ひな美系の浴場の中では風情ナンバーワンの温泉が此の前田温泉です。JR吉松駅前から国道268号をえびの方面へ、道沿いに1キロほどです。 7時から20時半。200円。 極上・お勧め。 |
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雪松温泉 | こちらは走行中偶然見つけました。外観からもいかにも一流レベルの共同湯のにおいがしましたので、滅多にないのですが急遽入浴しました。思った通り、すばらしい共同湯でした。無人の浴舎に実にシンプルな湯船。そこにかなり濃いめの茶褐色の湯が掛け流され、浴室は静寂に包まれていて全く人が来る気配がありません。ここ雪松温泉にはまむしの湯という別名があり、その由来は昔まむしにかまれた人はここの湯に治療に来た事に由来するそうです。ここの湯に浸かるとまむしの毒が吸い出され血清のかわりになったのだそうです。JR吉松駅前から国道268号をえびの方面へ、道沿いに1キロほどでJRの高架をくぐります。その次の信号を左折した付近にあります。 6時半から21時。200円。 極上・お勧め。 |
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般若寺温泉 | 前田や原口と並んで吉松温泉郷を代表するビッグネームが般若寺温泉です。効能豊かな温泉は日帰りも出来ますが、湯治宿泊も出来ます。意外に大きな湯船は宿もしている現れでしょうか。JR吉松駅前から県道102号をえびの方面へ、道沿いに1〜2キロほどです。 7時から22時。300円。 |
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鶴丸温泉 | 間違いなく吉松温泉卿の中で一番濃いめの茶褐色の湯であろう鶴丸温泉です。ここの湯は本当に美しい紅茶のようなクリアーな色です。光に反射し、また透過して様々な顔を見せる湯はわざわざ訪問するにふさわしい温泉です。 6時から21時。200円。 極上・お勧め。 |
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おとめがわ温泉 | こちらは道に迷って偶然発見しました。鶴の湯を探していたのです。実際にはお互いに100〜200メートル位しか離れていませんでした。前に雪松温泉も当たりだったので、ためらわず入りました。癖のない湯でしたが、かけ流しで気持ちの良い浴場でした。 9時から21時。250円。 |
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吉田温泉 | 吉田温泉は某国営放送の普段着の温泉にも登場した温泉です。非常に旅愁を誘う2つの共同湯は素晴らしい風情で共同湯の王道を行くものです。鹿の湯・亀の湯の2つがあります。 6時から22時。300円。=亀の湯 8時から22時。300円。=鹿の湯 |
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亀沢温泉 | 亀沢温泉はこのエリアでも当研究所が最もお勧めする共同湯です。お勧めという以上、当研究所のスタンダードにばっちり合致した裏路地系で無人・お賽銭式・ちっちゃな湯船と4拍子そろった温泉です。亀沢は吉松とえびの境の亀沢集落のバス亭前にあります。P可。 6時から21時。200円。 極上・お勧め。 |
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??温泉 (廃業) 2005.10. |
??温泉は民家の自家泉を開放したかのような風情の共同湯でした。自宅の敷地に源泉と浴舎が隣り合って建つ、ぬくもり溢れる温泉でした。モール泉のような黒湯に近い湯は檜の香り一杯でかけ流し、どう考えても個人宅にお邪魔して温泉に入れていただいてるような感覚を味わえたものです。 この温泉はもう入れません。 |
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えびの温泉 | ここも走行中偶然発見しました。国道268号より岡松温泉の岡松地区を目指して、真幸小学校方面に曲がると道沿いにあります。このエリアお約束の茶褐色のモール泉たっぷりの温泉で無人のほったらかし温泉です。 7時から20時。300円。 |
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城山温泉 2009〜無期限休業中 |
オレンジの夕日色の湯があふれるこのエリアでは珍しいしょっぱい湯。安楽温泉の湯に金気成分を大量に加味したような湯は湯船洗い場とも析出物におおわれ、やや不気味な模様を形成しています。見た目にも分かる濃い湯は熱湯と貸し切り感一杯の一人用湯船のぬる湯浴槽に分かれ、交互に入れば長湯も十分出来てのんびり入るのに適しています。城山温泉へは京町温泉駅から吉田温泉を目指していき、途中内堅の集落の方へ左折します。後は看板を頼りにするか、車を停めて地元の方に聞くのが速いと思います。 9時から21時。300円。 |
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岡松温泉 | 岡松温泉は亀沢と並びひな美・シブ系の温泉でした。過去形なのは完全新築されたからです。但し建て替えられたのは「うわもの」のみで湯船や洗い場は以前のままのようです。無人の湯小屋ですが、お賽銭式ではなく徒歩一分の「春山商店」という雑貨屋さんに料金を支払います。国道268号から岡松地区を目指し、真幸小学校の前を通るルートを選ぶと「えびの温泉」「湯の谷温泉」の前を通り、春山商店前に至ります。 6時から21時。200円。 極上・お勧め。 |
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湯の谷温泉 | ここも走行中偶然発見しました。えびの温泉から岡松温泉に向かう途中だったのでえびの温泉からすぐと言うことになります。ここもお約束の黄色いような褐色の湯です。 8時から22時。200円。 |
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鶴の湯 | 京町駅を背にしてまっすぐ川の方向に進み、橋を渡ったらすぐに左の細〜い路地に入ります。(車だとちょっと怖いくらい細いのでゆっくり進入すると良いです)この奧は広い砂利のPになっていて、ここに鶴の湯があります。ひな美を通り越してややくたびれた印象の共同湯のような銭湯のようなおんせんですが、当研究所的には○です。 6時半から21時半。200円。 |
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白鳥上湯 | 通常霧島から吉松方面への移動は九州道沿いつまり横川町、栗野町と経由していくのが速く走りやすいです。しかし、ルート的にはやや走りにくいですが、観光ルートとして眺望の良さを優先すれば新湯温泉からえびの高原温泉、霧島バードラインを経由して行くと素晴らしい景色を見晴らせます。その最高標高地点に近く存在するのが白鳥上湯・下湯です。どちらもえびの市側に面する温泉で、内湯・露天共に設備していますが、上湯の方が天空温泉とも言うべき眺望なのに対して、下湯は湯治温泉のような雰囲気です。 8時から20時。300円。 絶景眺望露天。 |
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白鳥下湯 | 通常霧島から吉松方面への移動は九州道沿いつまり横川町、栗野町と経由していくのが速く走りやすいです。しかし、ルート的にはやや走りにくいですが、観光ルートとして眺望の良さを優先すれば新湯温泉からえびの高原温泉、霧島バードラインを経由して行くと素晴らしい景色を見晴らせます。その最高標高地点に近く存在するのが白鳥上湯・下湯です。どちらもえびの市側に面する温泉で、内湯・露天共に設備していますが、上湯の方が天空温泉とも言うべき眺望なのに対して、下湯は湯治温泉のような雰囲気です。 8時から20時。300円。 |
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吹上温泉 | こちら城山温泉を探している時に入浴の予定なく立ち寄り道を聞きました。他の温泉にはいるのに道を聞いただけなのに実に親切な対応をしていただき、次回は絶対お世話になろうと思った次第です。湯治宿でもあり、一泊3千円とのことでした。もちろん日帰りも出来ます。JR吉松駅前から県道102号をえびの方面へ、道沿いに2〜3キロほどです。 8時から20時半。250円。 未湯の為レポートありません。 |
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霧島・牧園エリア |
選りすぐりの共同湯がそろう正に当研究所のストライクゾーンど真ん中の共同湯王国となっているのがこのエリアです。星の数ほど有りそうな安価な浴場群は訪問する方を魅了し、このエリアからの脱出を阻む強い引力を放つことでしょう。別府がお好きな方は鹿児島エリアはまずここからどうぞ。 ※平成17年に牧園町・霧島町は周囲の隼人町・国分市などを含む1市6町 と合併し、広大な面積を持つ『霧島市』に生まれ変わりましたが、当研究所 の表記は「霧島市牧園町」などとなるべき所を霧島市を省略して行います。 |
共同湯・公衆浴場 |
温泉地名 | 概要 | 共同浴場数 |
牧園町 | 温泉ファン垂涎のエリアです。共同湯、安価な湯治宿、公衆浴場、全てに個性的な場所ばかりです。 | |
ほたる温泉 | 坂本さんの超秘湯により一気に有名になった牧園町万膳地区には複数の共同湯がありますが、その中で当研究所が最もお勧めの共同湯がここほたる温泉です。全く何もない山の中に突然出現する湯小屋。無人の共同湯になぜか券売機がある入り口を入るとぬるぬるの温泉が満たされたちっちゃな湯船が待っています。 13時から21時半。100円。 極上。お勧め。 |
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中津川温泉 H18.08より 無期限休業中 |
牧園町役場から国道223号をのぼり、県道470号を経由して道沿いにあります中津川温泉は犬飼温泉と並んで湯が濃くて雰囲気の良い共同湯なのですが旅人にはやや利用時間に癖があります。 15時から21時。150円。 |
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RR温泉 (廃業) 2005.12. |
RR温泉は民家の庭にあり、立派な岩風呂は100円で入れて頂くには贅沢すぎます。 8時から20時。100円。 この温泉はもう入れません。 |
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平川温泉 | 牧園町役場から下ってすぐの平川豆腐店の敷地にあります共同湯が平川温泉です。進行左手に青い文字で屋根に大きく書いてありますのでまず見逃さないでしょう。 8時半から21時。100円。 |
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弘寿温泉 | 坂本さんの超秘湯で紹介された「ひろし温泉」が改装され、ものすごく立派になってこの弘寿温泉になったそうです。坂本さんの入浴された湯小屋に憧れていただけに古い状態の時に訪問してみたかったです。牧園町役場から県道50号で植村駅付近を目指し、万膳入り口の案内で右折し、そのままT字路にぶつかるまで進みますが、T字路の手前です。ちなみにこのT字路を左折するとすぐほたる温泉です。 10時から21時。200円。 |
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横川温泉 | 牧園町役場から県道50号で横川町方面へ、JR植村駅の前後の進行右手にありますのが、横川温泉です。特に隠し湯とか、秘湯系ではなく、大きな道沿いに普通に看板が出ている温泉が掛け流しでこの値段ですから、驚きです。そもそもこの界隈は温泉センターという名称でも、だいたい200円以内で掛け流しです。世の中はどうしてこうも違いがあるのでしょう。 7時から22時。150円。 |
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横瀬温泉 | 牧園町役場から国道223号をのぼり、県道470号を経由してすぐの横瀬集落にあります温泉でこちらも坂本さんの超秘湯で紹介されていました。以前の共同湯ファン垂涎のシブイ湯小屋は建て直され、今は150円では申し訳ないほど立派な湯小屋と湯船になりましたが、無人のお賽銭式は変わっていません。 6時から22時。150円。 |
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犬飼温泉 | 牧園町役場から県道470号で和気の湯方面を目指します。途中犬飼の集落の進行右手に突然出現します、犬飼温泉。この界隈では最も共同湯らしいすてきな佇まいで、湯も良く、何から何まで素晴らしいです。 15時から20時。100円。 極上。お勧め。 |
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関平温泉 | すみません。こちら気が付いたら看板があり、それに従っていったので、ここで詳しい道案内できません。まあ、でも野の湯に行く道(国道223号で霧島温泉郷に着く寸前を左)を行けば、必ず大きな看板でますのでそれに従ってください。保養型ののんびり温泉です。 9時から21時。300円。 |
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福寿温泉 | 牧園町役場から国道223号で霧島温泉郷方面に普通車で10分から15分進んだ辺りで進行左手に注意してください。確か案内が出ます。左折してちょっと入りますので、国道沿いには何もありません。 7時から21時。100円。 |
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丸尾前田温泉 | 牧園町役場から国道223号でのぼりきり、丸尾交差点まで進みます。ここで霧島方面に行き、走り出してすぐの進行左手に前田温泉があります。湯治宿のお風呂の部分が公衆浴場となっています。 9時から22時。200円。 |
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ラムネ温泉 仙寿の里 |
安楽温泉から役場方面に国道を進み、牧園の市街地に出るまでの間にあります。看板に従ってください。いかにもこのエリアらしい、緑色の金気の湯が露天に掛け流されています。 9時から21時。300円。 |
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塩浸温泉 2009廃止 |
坂本龍馬夫妻が新婚旅行に訪れたことで名高い塩浸温泉には実際に龍馬が浸かったとされる湯船が現存しています。ここには入浴施設としては2軒の温泉があり、到着して最初に目にはいるのは福祉の里のほうです。が当研究所のスタンダードからするとこの裏手の鶴の湯の方をお勧めします。 福祉の里は廃止され、鶴の湯は組合員専用化され入浴できなくなりました。(2009.06) |
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平落露天 2009現在露天が 消滅したとの情報あり。 要確認のこと。 |
有名な無料露天『平落露天』です。安楽温泉から国道223号をさかのぼると日之出温泉キノコの里のやや手前付近に天降川に沿って複数の湯船があります。湯船は適当に離れて点在していますので、サイトによって紹介している温泉(湯船)が違う可能性もあるかもしれません。(当研究所は5つの湯船を発見)。この中で最も一般的に入浴に利用されている湯船は『城山観光研修所』への橋の袂にあるものでここのみ階段が付き、比較的アプローチも簡単です。安楽温泉の暗緑色の炭酸泉に若干アブラが浮かんだような熱い湯が掛け流しの湯船(アブラは日によってアブラ臭のみの時とアブラの幕が浮いている時有り)は加水用の水も何もない、自然の岩盤に近い状態に湯が注がれているだけなので状態によっては熱すぎて入浴できないときもありまた苔だらけの時もありますが概ねこの手の温泉を好んで訪問される方には許容範囲だと考えます。またブユに注意。ショウジョウバエみたいに見えますが、さされると一週間は痛がゆさが続きます。 24H無料。(明かりは全くなく、暗いと危険箇所有り) |
1 |
安楽温泉郷 | 炭酸土類泉系の湯がじゃんじゃん湧いている温泉の宝庫安楽温泉郷です。6軒の宿泊施設の内5軒は実に安価で、まるで共同湯のように湯浴みを楽しめる場所です。又宿泊しても激安地帯で最安の場合、2200円ぽっきりで泊まれます。日本で一番お勧めの湯治温泉地帯の安楽温泉です。 極上。お勧め。 |
5 |
隼人町 | 日当山温泉郷、姫城温泉などをはじめ、どちらかというと公衆浴場が目立ちますが、極シブの共同湯もあるエリアです。ただ当研究所恥ずかしながら研究不足のため、未だ『日当山温泉郷』と『姫城温泉郷』の区別がつきませぬ。 | |
千石温泉 | 妙見温泉から隼人町方面に国道223号を進み、国道504号と分かれた付近でだいたい日当山温泉・姫城温泉のエリアとなります。狭い住宅密集エリアに公衆浴場がひしめいていますので、交通安全に気を配って探してください。千石温泉はたまたま通りかかりにものすごく寒くて湯に飢えていたので入りました。掛け流しで十分なスペックの上、この辺(霧島市)の相場からすると少し料金お高めの日当山温泉郷にあって当研究所スタンダードなお値段で嬉しかったです。 6時から21時。150円。 |
1 |
山野共同温泉 | このような公衆浴場にいつでも浸かれるというのはこの地域に生まれた方は本当に幸せです。毎日の利用にふさわしい癖のない湯でこの値段でシャワーも完備、湯はかけ流し!!! 5時半から22時。200円。 |
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岡元温泉 | 安価な湯を求めていったのですが、基本的に重曹泉のような感じのぬるぬる湯でこの辺では一番個性的な湯に感じました。お勧めです。 6時半から22時。200円。 |
1 |
前田温泉 | 雰囲気的に公衆浴場が多い日当山温泉郷や姫城温泉に対して、極上の共同湯の雰囲気を持っているのが、前田温泉です。鹿児島に土地勘がないと、丸尾の前田温泉と混同してしまい、少しややこしいです。妙見温泉から隼人町方面に国道223号を進み、国道504号との交差点で左に県道2号が分かれます。之を進み、すぐに今度は県道475号に進みます。だいたい、この道沿いに前田、T曲、S、小鹿野と続きます。 7時半から21時。250円。 |
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小鹿野温泉 | 隼人町でもはずれにある温泉ですが、妙見や安楽と同じような泉質でとても楽しめます。こちら真剣に病と闘う方がご利用になっている場面に遭遇してしまい、何となく物見遊山のこちらが気まずかったのですが、こういう方がいらっしゃることで分かるとおり、この温泉はとにかく湯がよいです。 8時から21時。250円。=幸荘 |
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妙見温泉 | 新幹線が通り、更に「石原荘」「雅叙園」が大当たりし、もはや妙見温泉は全国区となりました。しかし、「きらく」や「たじま」など安楽に負けないシブめの湯治旅館もまだまだ健在で、安楽とこことどちらに泊まるか悩みます。 概ね8時から21時(厳密にはファジー)。200円。=秀水湯 和気の湯=24H。寸志。 極上。お勧め。 |
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霧島町 | 霧島町は隣り合う牧園町とはうってかわって共同湯はほとんどありませんでした。一般的な公衆浴場「神の湯」には何となく食指が動かず訪問しませんでした。 | 1 |
湯之谷温泉 | 霧島温泉郷の一角を占める湯之谷温泉は国道223号で丸尾の交差点(信号)から神宮方面に若干下った場所にあります。このようなタイプの入浴施設に当研究所がなぜ飛び込んだかと言えば、名にしおう「自遊人」の無料パスポートが利用可能だったからです。しかしこちらは300円ならおつりが来てあまりある付加価値の高い温泉でした。万人にお勧めします。 10時から18時。300円。 極上。お勧め。 |
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中薩摩エリア |
中薩摩エリアは全く研究が足りていない状況です。訪問日数を北部と南部にほとんど振り分けたせいです。 |
共同湯を持つ温泉地 |
温泉地名 | 概要 | 共同浴場数 |
吹上温泉 | もはや助代温泉を始め当研究所が改めてコメントすることは何もないほど有名なクリアーグリーンの硫黄泉、吹上温泉です。吹上温泉は鹿児島県の海沿い地方の中でも有名な砂丘ライン「吹上浜」にそってあります。余談ですが、こちら元々「吹上町」という温泉名ずばりの自治体にありましたが、平成の大合併により平成17年5月より「日置市」という全く新しい自治体に生まれ変わりました。(これは下記の湯之元温泉も同様です)。いかにも硫黄泉らしいグリーンのうっとりするような香りの湯はとにかく入浴していて楽しいのですが、吹上の温泉街全ての湯に入浴しコンプリートしようとすると意外と早く飽きてしまい、はしごが辛いことが分かりました。故に助代温泉は未湯です。 10時から21時。250円。=老人福祉センター(町営公衆浴場) |
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湯之元温泉 | 国道3号線に沿って展開する湯之元温泉。国道の喧噪が嘘のような安価でシブイ共同湯・公衆浴場がひしめいています。数多くの浴場があると思われますが、今回の遠征では2軒しかいけませんでした。 6時から22時。120円。=田之湯温泉 6時半から21時半。120円。=湯之元株式温泉 極上。お勧め。 |
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南薩摩エリア |
開聞岳山麓に展開する地上の楽園。それが南薩摩エリアです。指宿も実力派がそろいますが、当研究所の研究対象はもっぱら開門、鰻、岡児が水、浜児が水、成川などです。 |
共同湯・公衆浴場 |
温泉地名 | 概要 | 共同浴場数 |
成川共同温泉 廃業 2006 |
JR山川駅から指宿とは反対方向へ国道226号線に出るように進みます。国道までの丁度中間地点ほどの集落の中に成川温泉があります。進行右手に曲がります。ここも良いです。脱衣所と浴室を隔てる大正モダンぽい古い洋館のようなピンクのガラス戸が何ともいえない味を醸しています。 14時から20時。200円。 極上。お勧め。 |
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徳光温泉 | 徳光温泉は岡児が水区の共同湯です。JR大山駅から県道242号を長崎鼻方面へ進んですぐの所にあります。しかし、生活道路の脇にある湯小屋は少し見つけにくいかもしれません。地元の方の生活に溶けきって一体化したこの共同湯は正に生活温泉で旅人の訪問は地元の方に一発で見破られます。 16時から19時半。(但し季節により30分前後します)100円。 極上。お勧め。 |
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くりや食堂 | 薄い黄褐色の湯の大浴槽を持つ激安旅館部がついた食堂です。どちらが本業かよく分からないくらい食堂がはやっているこの温泉ですが、くりやの旧館は一泊素泊まり1580円で温泉付きですから、この界隈に泊まるならためらいなくここが良いです。夕食は食堂部の極上の945円の鰹のたたき定食をどうぞ。驚くべき鰹の切り身の量におなか一杯の幸せが訪れます。JR山川駅の駅前です。 食事が極上。お勧め。一度お試しあれ。 |
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川尻温泉 | 川尻温泉というと国民宿舎開聞荘が有名なのですが、ここにも地元の方のための共同湯があり、しかも全くの生活温泉でありながら、なんと一般にも開放されています。私はオレンジの夕日色の湯でここほど美しい色の温泉を見たことがありません。なめれば海水よりも塩辛いほどの温泉とダブル源泉の炭酸泉の上がり湯があなたを待ちます。国民宿舎の隣の老人福祉施設です。 13時から18時。120円。 極上。お勧め。 |
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浜児が水温泉 | 隠し湯系の生活温泉で全く旅人のにおいはありません。集落と地元の方の生活に完璧に埋もれたこの共同湯は集合墓地と同じ場所に建っており、まるで信仰の対象かご先祖様の英霊に守られているかのようでもあります。自称日本一安い温泉の看板も旅人の心をくすぐるものであります。 13時半から19時半。80円。 極上。お勧め。 |
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開門温泉 | 長崎鼻と川尻を結ぶ県道沿いにある開聞温泉。一見温泉には見えない濃いクリーム色のコンクリートの建造物の中には海沿いらしい濃いオレンジ色のしょっぱい湯がこんこんとわき出ており、浴室のほとんどを占める湯船に注がれています。車でこないと来られないロケーションですが比較的人が多い共同湯でトドる方が多いです。 9時半から18時。200円。 極上。お勧め。 |
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鰻温泉 | 有名な鰻池畔にひっそりと佇む鰻温泉は温泉の噴気の景色でも知られています。共同湯の鰻区共同温泉は小さな小判型の湯船のこぢんまりとした温泉です。 6時半から20時。200円。 |
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湯穴温泉 この温泉は休業中です |
ある意味本当の秘湯かもしれません。JR枕崎駅から国道270号で加世田方面を目指します。1キロほどで右手にジョイフル、すぐに中州川を橋で越えます。ここから慎重に行きます。GSを左手に見たら後ゆるい坂のアップダウンを2回繰り返しますが、2回目の坂を下りきったときに卵の自販機を右に見つけたら左折します。入ってすぐです。湯は薄いオレンジ色の冷鉱泉の加熱ですが、無人のお賽銭式で湯は管理人さんがマキで沸かしており、裏にはマキの山があり、浴舎自体も非常にユニークな感じです。 8時から20時。330円。 無期限休業中。 |
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なぎさ温泉 | こちらはどちらかというと観光的な保養温泉です。大きな湯船の内湯と露天の温泉で、通常ならまず当研究所の優先順位は下位になる場所なのですが、利用時間の長さ、源泉かけ流しの上、個性的な湯、そして高台の海岸に立地するが故の露天からの眺望が実に素晴らしく、だまされたつもりで一度行くと目から鱗が落ちるような経験が出来る温泉なのです。 6時から23時。330円。 絶景眺望露天。 |
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指宿温泉 | 砂蒸しで有名な指宿温泉ですが、共同湯・公衆浴場の数も非常に多く、只一度の限られた訪問時間の中で全て消化し更に探索を行うことは無理でした。 極上。お勧め。 |
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喜入漁港温泉 | 喜入漁港温泉は漁港の一角に置かれたポリバスに注がれる分類のしようがない温泉です。未利用泉なのか廃棄泉なのかも分かりませんが、とりあえず入浴用に利用するのは難しそうです。 | 0 |
大隅半島エリア |
中薩摩同様、おいしい所のつまみ食いをした程度の掘り下げしかしておりません大隅半島。ただ海潟温泉の共同湯・江ノ島温泉とテイエム温泉牧場に入りたい一心でした。 |
共同湯を持つ温泉地 |
温泉地名 | 概要 | 共同浴場数 |
江ノ島温泉 | 様々な方のHPに紹介されている画像を見るたび、この温泉への気持ちが募っていきました。鹿児島への温泉初遠征の時には絶対ここだけはスケジュールをルーズにとっておこうと決めていました。裏路地系だと聞かされていた江ノ島温泉はその噂に違わない細〜い路地を行き止まりまで入った処にありました。そして神々しいまでの輝きを放つ湯面は柔らかな硫黄の香りを放ち、体をどぼんと沈めれば霊気に満ちた湯に包まれました。 ここは全ての共同湯ファンに送る桃源郷です。 7時から18時半。200円。 極上。お勧め。 |
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テイエム温泉牧場 | 湯の濃さにおいては他の追随を許さないテイエム牧場です。しょっぱい湯は大地から咳き込む様にはき出され、巨大な湯船に満たされます。成分の濃さから来る析出物は湯船をものすごい早さで小さくしていっており、石状のなめらかな固形物に埋め尽くされています。外には内湯からオーバーフローした湯が更に露天に注がれていますが、この露天がまた野趣溢れるもので素晴らしい眺望が望めます。 平日=13時〜20時。 休日=10時〜20時。330円。 極上。お勧め。 |
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現在入浴数 | |
一般施設=94 | ジモ自家=8 |
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