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落とし穴“誕生日前に驚かそうと”

8月28日 14時22分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

27日夜、石川県かほく市の海岸で、砂浜に掘られた穴に23歳の夫婦が転落して死亡しました。この落とし穴は、誕生日を迎える夫を驚かせようと、妻が友人と一緒に掘ったものだったということで、警察が友人から話を聞いて、さらに詳しい状況を調べています。

27日午後10時すぎ、石川県かほく市の大崎海岸で、金沢市の会社員、出村裕樹さん(23)と妻の里沙さん(23)が、砂浜に掘られた直径2メートル40センチ、深さ2メートル50センチほどの穴に転落し、砂に埋まって死亡しました。警察や消防によりますと、当時近くにいた友人からの通報で消防が駆けつけたとき、2人は上半身が砂に埋まった状態だったということで、窒息死だったとみられています。警察に対して友人らは、「近く誕生日を迎える夫の裕樹さんを驚かせようと、妻の里沙さんがきのうの昼すぎから友人と5、6人で穴を掘った」と話しているいうことです。夫婦は27日夜、自宅で食事をしたあと、およそ9キロ離れた海岸に来て砂浜を歩き、シートと砂で覆われた落とし穴に落ちたということです。警察は、友人から話を聞いて、2人が転落した当時の状況をさらに詳しく調べています。