花火師が我が子に付ける“玉名”
2011年7月8日 東京ウォーカー(全国版)
それぞれの花火には「変芯変化菊」など名前が付いている。これを「玉名(ぎょくめい)」という。
玉名は色彩、形状、変化など個々の花火の全体像を表しているので、あらかじめ分かっていれば、次にどんな花火が上がるのかだいたい想像することができる。
基本的には「上昇中の様子(昇、昇曲導付など)」+「芯部の有無とその様子(芯入、八重芯など)」+「開発後の変化の様子(変化、錦など)」+「玉の種別(菊、牡丹など)」+「消え際あるいは星の末端部の変化の様子(光露、遊星など)」から成りたっている。
花火師たちはひとつひとつの花火玉に、思い通りに咲いて欲しいという願いを込めて玉名を付けるので、打ち上げ前に玉名がアナウンスされたら、それに込められた願いに想いを馳せてみよう。花火が一層ロンチックに見えるかも?
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