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2011年8月27日23時30分

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近畿で大雨 大阪で道路冠水、神戸では一時1万戸停電

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写真:激しい雨で路面が見えにくくなった中を急ぐ人たち=27日午後3時24分、大阪市北区、諫山卓弥撮影拡大激しい雨で路面が見えにくくなった中を急ぐ人たち=27日午後3時24分、大阪市北区、諫山卓弥撮影

 近畿など西日本は27日、大気の状態が不安定になり、局地的に激しい雨や雷に見舞われた。大阪などで道路冠水や家屋の浸水などが相次ぎ、神戸市では大規模な停電も起きた。

 気象庁によると、大阪市は午後4時過ぎまでの1時間で、降水量が観測史上最多の77.5ミリを記録。兵庫県三木市でも、午後6時ごろまでの1時間降水量が8月では最多の54.0ミリに達した。堺市や神戸市でも夕方に1時間あたり40ミリ前後の激しい雨が降った。

 大阪府羽曳野市大黒で同日午後3時半ごろ、増水した石川の中州に中学1年の男子3人が取り残されたが、約30分後に消防隊員に救助された。中学生の一人は「雨が強くなり、すぐに水かさが増えた。怖くて死ぬかと思った」と話した。愛媛県久万高原町西谷の黒川でも同日夜、増水で岩場に一時取り残された釣り人の男性1人が救助された。

 大阪市では午後9時までに、家屋の床上・床下浸水が321件、道路冠水8件が確認された。

 東海道新幹線は同日午後6時すぎから、大雨のため米原―京都間の上下線で約30分間運転を見合わせた。計17本が最大39分遅れ、約1万3千人に影響した。JR和歌山線や南海高野線も一部で運休や遅れが出た。

 関西電力によると、同日午後5時ごろから、神戸市西区を中心に約1万戸が一時停電した。落雷が原因とみられるという。

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