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行政がサポート中に…大阪の7歳児虐待死、なぜ防げなかった?

 大阪市西淀川区の小学2年、藤永翼君(7)を死なせたとして両親が逮捕された虐待事件は、市こども相談所センター(児相)が母親の相談に対応するなど、行政のサポートが行われていた中で発生した。市は平成21年に松本聖香さん=当時(9)=が虐待死する事件の発生などを受けて、虐待防止の取り組みを進めていただけに、関係者のショックも大きい。翼君の事件は防ぐことはできなかったのだろうか。

 ●引き取りは適切だったか

 翼君は生後3カ月のときに「母子家庭で養育するのが困難。育てられない」として乳児院に預けられ、その後、児童養護施設で暮らしていたが今年3月に家庭に引き取られた。

 第1に、その判断は妥当だったのだろうか。

 市によると、母親の森田良子容疑者(29)は以前から翼君を「引き取りたい」と希望していたという。しかし、市は、即座に許可せず、外出や外泊などの手順を踏み、翼君の様子を確認しながら、両親のもとに引き渡したという。

 その手順も市のルール通りだったというが、市こども青少年局の森啓局長は「家に帰した判断、帰すまでのプロセスはどうだったのか、今後のやり方も含め重要なことだ」と語る。

 ●あざは見過ごされた?

 第2に、6月14日に翼君の額にあざがあるのを小学校の教師が発見していたこと。翼君は「父にたたかれた」と虐待をうかがわせる話もしていたという。翌日、校長はこども相談センターに「心配だ」と連絡。担当の児童福祉司が1週間後の21日に家庭訪問をしている。

 そこで母親の良子容疑者は「宿題ができないと怒ってしまう」と打ち明け、継父の森田勝智容疑者(44)も「何度言っても分からないと手を出すこともある」と語っていた。児童福祉司は、しかり方の助言などをしたというが、市の担当者は、事後も含めた対応が十分だったか、検証の余地があるという。

 ●「いっぱい、いっぱい」

 さらに、7月14日には良子容疑者から、児相に電話がかかっている。

 「ちゃんと『ごめんなさい』と言えないことにいらいらする。私の体調も悪いし、いっぱい、いっぱい」

 翼君は軽度の知的障害があり、小学校の特別支援学級に通っていたが、学校の担任も家庭訪問をしたり、母親に電話を入れるなどのサポートをしていたという。8月12日には良子容疑者が担任に「家族5人で楽しく過ごしています」と話していた。にもかかわらず、その約2週間後、翼君が虐待死するという悲劇が起きた。

 事件を重く見た大阪市の平松邦夫市長は担当部局に対し事態の全容解明を指示。市幹部の一人は「まだ実態把握は十分ではないが、関係機関の連携、スタッフの負担、学校の目が行き届きにくい夏休み中はフォローがどうだったかといった、きちんとした検証が必要だろう」と語る。

 森局長も「どこかで危険な兆候を見落とした。今はどうすべきだったか回答は持ち合わせていないが、まずは真実を察知する感性を磨くしかないのかもしれない」と話していた。

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児童虐待  大阪市  はしか  夏休み  平松邦夫  

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