陸自、東海地震で初の大規模演習 活動用食料を輸送陸上自衛隊東部方面隊は17日、東海地震発生を想定し、自衛隊員が救援活動に使う食料や燃料などを輸送する演習を、静岡県御殿場市の陸自駒門駐屯地で報道関係者に公開した。 陸自が東海地震を前提に、独自に大規模演習をするのは初めてという。 14日から18日までの予定で行われている演習では、大型トラックなど約520台と航空機約20機を使用、隊員約3400人が参加している。 防衛省の防災業務計画では、東海地震発生時には陸海空の自衛隊員計約11万人を動員する。 演習はこの計画に基づき、発生から4日間の自衛隊の救援活動に必要な食料約250トン(大型トラック約70台分)と、食料輸送用の燃料約1730キロリットル(ドラム缶約3250本分)を輸送。 陸自関東補給処(茨城県土浦市)などから、食料や燃料が搬入された駒門駐屯地では、ドラム缶約1300本が山積みにされ、箱詰めされた非常用食料などがテント内に集積。陸自隊員らは、静岡県内の自衛隊施設や運動公園など約20カ所の活動拠点へ輸送するため、フォークリフトを使って大型トラックに運び込むなど作業に当たった。 【共同通信】
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