■吉本興業「外部の方から情報の提供があった」
司会: それでは質疑応答に入らせていただきます。なお個人の名前を特定するご質問に関しましてはお答えを控えさせていただきます。
――会見をうかがっていますと、引退自体に関して納得しているのかと。
島田: 納得というより、「引退しろ」と言われたわけではないですし、おそらく、こんなこと言ったらなんですけども、僕が何も言わなかったら謹慎処分やったと思います。でも、謹慎処分では若い後輩たちに僕自身が「示しがつかん」と思いました。まあ、残った若い奴らになんかメッセージ与えなあかんし、僕も厳しく言ってきたので、一番重い処罰は、引退だと思いましたので、引退することになりました。
――平成17年6月頃から19年6月頃のメールということなんですが、かなり前のメールですよね。それは吉本興業のほうから写真とか、いわゆる内容は何か提示されたということですか。
島田: おとといの夜に「このメール、見覚えがありますか?」と、メールの文章を見せられました。「間違いありません、僕が送ったものです。Aさんに送ったものです」と。ただ、この部分だけ見ると、さっきみたいに「お2人がいてくれるから心強いです」というメールは、その時期を見てもらうと僕が謹慎してるときなんですけども、そしてそれは本当に僕の先輩が、いろんな方々、先輩が電話いただいて、メールされたときも、僕は同じ、まあもちろん謹慎してパニクってる状態なわけですから、失礼ですけども同じメールを返してました。「あなたが居てくれるから、僕は心の支えになってます」とか、「ありがとうございます、感謝してます。その言葉を胸に生きていけます」とか、あの時はそういう言葉を皆さんに、本当に心のそこから感謝したんで、いただいた方全員に、そんなメールを返させていただきました。ですから僕の中では、特別ではなく、本当に感謝の気持ちで6年前は、そうやって返させていただきました。ですから僕のなかでは、特別ではなく本当に感謝の気持ちで、6年前はそうやって返させていただきました。はい。
――なぜ今になってそのメールが、吉本興業側に情報として入り、提示されたか、理由は聞きましたか?
島田: いや、まったく聞いていないですけど、「こういうものがあるんだけど知っているか」といきなり言われたので、事実なので僕も別に隠す必要もありませんから。すいません、僕の中ではさっき言ったようにね、セーフだと(思っていた)。Aさんという方は、「ご自身が、あなたは暴力団ですか、やくざですか」と聞いても、「絶対に違うんだ」と、「グレーだと言われるけど、僕は違うんだ」と(答えた)。もともと真っ白な方でしたから。僕は真っ白な状態から、その方と20代前半から知り合いでしたから。その方がそうなっていっている状態も知りませんでしたし。
近年そういうことが噂されたときも、僕は確認したんですけど、「そんなふうに言われるんだ」と言われると、僕は「そうなんだ」と(思った)。僕自身もはっきり言いまして、付き合いがないのにそんなふうに言われたり、わけのわからない記事を書かれている自分自身にとって、その方の気持ちもわかりますから。僕は「そうじゃないんだ」と思って、その方を介してメールをしました。
――社長にもおうかがいしたいんですけど、そのメールは、随分前のものであるということは、写真か何かで撮ってあった可能性があるということですか?
水谷社長: メールにつきましては、写真等はございませんでした、メールでしたので。文章を確認しました。
――メールで送られてきたものを見せて確認したということですね?
水谷社長: はい。冒頭申し上げましたように、8月中旬頃、外部の方から情報の提供がありまして、その後、信頼性等確認しまして、本件に至っております。
――社長にもう一回お尋ねしたいのですけど、通常、携帯電話のメールというのは、自動的に時間が経つと消去されて、見えなくなるわけなんですよね。それが、この古いものが今見えたというとこは、何かの意図をもって、吉本さん側に持ち込まれたというふうに考えられるのですが、そこら辺の事情はいかがなのでしょうか。
水谷社長: 意図をもって持ち込まれたかどうかは、この場ではお答えかねます。
――持ち込んできた人物が何者かということも、(答えるのは)難しいですか?
水谷社長: 情報提供者にご迷惑がかかりますので、恐れ入りますが、この場での公表を控えさせて頂きます。