株式会社よしもとクリエイティブエージェンシーは2011年8月23日22時ごろ、東京都内で記者会見を開き、同社所属のタレント・島田紳助さんが同日をもって芸能活動を引退すると発表した。同社の調査によると、島田さんは2005年6月頃から2007年6月頃まで、暴力団関係者とのあいだに「一定の親密さをうかがわせる」携帯メールのやりとりを行っていたという。同社が厳しい処分を検討するなか、島田さんより「引退」の申し出があったため、これを受け入れた。
以下、島田紳助さんの芸能活動引退会見を、全文書き起こして紹介する。
・[ニコニコ生放送]島田紳助 緊急記者会見 ノーカット放送 - 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv61239637?po=news&ref=news#00:00
島田氏は多数の報道陣が待ち構えるなか、同社の水谷暢宏代表取締役社長と原田裕弁護士に付き添われるかたちで姿を現した。
■「今日をもって芸能界を引退することにしました島田紳助です」
水谷暢宏代表取締役社長(以下、水谷社長): 本日は急なご案内にもかかわらず、お集まりを賜り、大変恐縮に存じます。株式会社よしもとクリエイティブエージェンシーの社長を務めております、水谷と申します。この度、島田紳助につきまして、本日限りで芸能活動から引退することになりましたので、ここにご報告を申し上げます。
これまで調査をいたしましたところによりますと、島田紳助について、平成17年6月頃から平成19年6月頃までの間に、暴力団関係者との間に一定の親密さを伺わせる携帯メールのやりとりを行っている等の交流関係を持っていたことが判明いたしました。係る事実につきましては、本年8月中旬ごろに外部からの情報を口頭で入手し、その後当該情報の信頼性、確実性を調査・検証しておりました。結果として、信頼の高い、という判断に至りましたので、直ちに本人と面談を行いまして事実を確認いたしました。ここにおります、本人にございましては、素直に事実を認め、なんら弁解することなく深く反省をしております。
次に、問題となっている行為のうち確認された部分についてのご説明をいたします。メールのやりとりを行っていた人物の個人名・団体名などはこの場で伏せさせていただきますが、島田紳助とは数十年来の友人関係にありました。その後、残念なことにその友人は暴力団関係者となってしまいましたが、友人関係を保っておりました。そのような折、本人が移動中にたまたま声をかけられた人物が暴力団関係者であり、かつ、先ほど説明いたしました島田紳助の友人と親しい間柄にあるということで、その後、友人を介してその関係者からも連絡を受けるようになり、その関係者との交流を開始されたものであります。
その後、友人とはメールや電話で励ましあったりする関係でありました。また、別の関係者とは友人を介して、言葉をかけたり、まれに電話をしたり、また当該関係者が、島田紳助が個人で営業する飲食店に来店する、という関係となりました。しかしながら、特に頻繁に会ったりするようなことはなく、もちろん本人において、違法行為に関わったり、暴力団の活動に協力したりするようなこともなく、経済的な利害関係が認められるということもございませんでした。
今回判明した行為は、ただ今説明させていただいたとおりでございますが、このような行為は社会的影響力の高いテレビ等のメディアに出演しているタレントとしましては、その理由の如何を問わず、許されないものと考えております。特に島田紳助は長年にわたり、多数のテレビ番組等にメインの司会者として出演しており、高いモラルが要求されるべき立場にあります。弊社といたしましては、今回の件に関して、厳格な態度で臨むべきであると判断にいたりました。このような事実を踏まえ、本人に対しマネージメント契約の解除を視野に入れた厳しい処分を検討しておりましたが、本人からは自ら「引退」と言う、タレントとしては最も重い決断の申し出があったため、弊社といたしましては、これを慎重に検討いたしまして、受け入れることといたしました。
弊社では、各タレントに対するコンプライアンス研修を毎年実施しており、その一環として暴力団を含む反社会勢力との関係遮断についても啓発に努めてまいりました。このような中で、本件が発覚したと言うことは誠に残念ではありますが、今後ともこれまでの取り組みを一層強化し、再びこのような事態が生じないよう全力を挙げたいと思っております。この場を借りまして、島田紳助のファンの皆様をはじめとして、関係各位の信頼を裏切り、多大なるご心配とご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。この度は大変、申し訳ございませんでした。
島田紳助さん(以下、島田): 今日をもって芸能界を引退することにしました島田紳助です。もう別に芸能界をやめるわけですから、守るべきものも何もありませんから、吉本興業にも全て正直に喋りましたし、今日も全て正直に喋ろうと全然思っております。ただし吉本興業からの、個人名等を出すと個人のプライバシーがかかることがたくさんあるのだから、個人名や他の方に迷惑がかかるような動きだけは、個人名を出したりしないように、という風に言われましたので、僕の言える範囲のなかで全て正直に話したいと思います。