ソフトバンクは26日、保有する米ヤフー株(発行済み株式数の約4%)の大半を米銀シティバンクに譲渡すると発表した。2004年2月にシティバンクから借り入れた11億3500万ドルの返済に伴うもので、12年3月期の純利益を約447億円押し上げる見通しだという。
ソフトバンクは借り入れの際に、ヤフー株を返済に充てる契約を結んでいた。ソフトバンクはヤフー創業から間もない1995年に同社株を取得していることから、その後の株価上昇によって含み益が生じており、今回の借入金返済に伴い約764億円の特別利益を今年度の連結決算で計上する予定。
ソフトバンクのヤフーへの出資比率は0.002%まで低下する。