2011年8月24日に行われた「鳩山由紀夫前首相主催勉強会『上杉隆氏ら自由報道協会による原発事故取材報告」の冒頭での、上杉隆氏の意見を文字に起こしました。2回に分けて掲載いたします。
前半:上杉隆氏「1カ国20兆円以上の国際賠償が日本に求められることが確定的」冒頭意見、全内容文字おこし(前半)(鳩山由紀夫前首相主催勉強会)
後半は続きを読むからどうぞ。
(書き起こし)
1つは、放射能事故、こういう形でもう起こってるのは仕方ないと。日本は今後50年100年放射能と付き合って暮らしていく国家ということが決定したわけですね。やはりその現実に直視してそこに向き合っていくしかないわけですから、そのことを前提として3つのお願いをしたいと思います。ちなみにチェルノブ イリ事故から25年たった今年、北イタリアの山々ではまだ放射能の汚染されたキノコが採れてます。えービオ・デミリアさんというイタリア人ジャーナリスト からそういった状況を聞きました。えー更にはスコットランド、かなり離れてますがそこではまだ牧草が汚染されて、えー乳牛などが輸出できない状況にありま す。これはセシウム例えば137だけ見ても半減期が25年ああ30年ということから考えれば当然のことで。まだ半減期まで達してないわけですから、汚染が 止まるわけではありません。
でこのように放射能事故というのは今起こったばかりで皆さん安心されていますけど、今後日本の国民が背負っていく非常に重い課題だと言う事を前提に3つのお願いです。
1つは放射線量をきちんと商品、値札に明記していただきたいと。これは是非とも法律でも何でもいいんですがやっていただきたいと。これはドイツ・フランス でもチェルノブイリ事故後一部のマーケットそれから市民団体等で、えーすべての食品に線量を書こうと。それによって当然ながら、口にすることが出来ないも のは捨てる。そして食べられるもの、安全なものはまあ全くゼロというのは恐らく今後日本ではなくなると思います。えーちょっと低めの食べられるものは、 えー子供たち。それからお母さんたちですね。胎児を抱えたお母さんたち。妊娠しているお母さんたち。あるいは今後妊娠する可能性ある女性、若い女性。セシ ウムは生殖器にもたまりますから、そういう意味での低線量のものはそういう人達に優先的に食べさせると。そしてやや高線量だけど食べられるものは、これは 特に60歳以上、新陳代謝のだいぶ落ちてるえーまあ前総理も60歳超えてますけど。特に菅さん、カイワレを食べて元気だったころを思い出していただいて。そ ういう風にですね60歳以上の方が、半ば若干高線量のものを食べるような習性を是非とも付けていただきたいと。これは本当に冗談抜きでですね。そうしない と食べるもの無くなってしまうので。是非ともそうした形で60歳以上の人がこういう国を作ってこういうことをしてしまったわけですか ら責任をもってそういうもん食べていただきたい。あ、50歳でも40歳でもいいんですけど。40歳だとまだ可能性、影響する可能性があるというリポート も出てますんで、まあ60、70の方が率先して放射能、食べていただきたいと。えープルトニウムは食べられますと山下教授やなんやら私教えていただいたん で。是非ともそういう風に言った人は率先してプルトニウムなどを食べるように実行していただきたいと、いうことですね。
2つ目は。ながくなります。だいたい話してると長くなりますけど。2つ目はですねそういう形でやったものは、今言ったように、子どもはR指定じゃないです けど。線量がわかればそれはなるべく地域、国、政府としても子どもを守ろうと。先ほど言ったように子どもを守んないとこれはですね、この国おかしくなって しまうんで。若い女性、お子さんたちを優先的に安全な食物を食べさせるようにして欲しいと。これが2点目です。
3つめは、えーこれはマスコミの方々、先ほどいらっしゃったんですけど、いなくなっちゃいましたけど。是非お願いしたいのは気象予報で、いわゆるですね、 あのー花粉情報とか毎日やってるんですが、花粉で人は死ぬこと殆ど無いんですけど、放射能は死ぬこともあるんですね。ですから天気予報で朝夕の天気予報 で、今日の放射能飛散状況というのをきちんと報じて欲しいと。これは、群馬大学の早川教授じゃないですけど。えーやはり風向きとか地形である程度予測でき ると。いうことになっているんで、是非ともそうしていただきたいと。そうすればですね線量明日高いねと。なったら、ちょっと子供たちは、えー家の中で遊ば せようとか。まそういうような賢い選択ができると。いう事になるわけですね。ですからかつて光化学スモッグみたいな形で、明日は高いよとなったら子供たち だけでも優先的に屋内に入れるとか、そういうような放射能と付き合っていく、日本人、日本という国を作っていただくしかないと、いうことで国会議員の皆さ んに、これはまあジャーナリストとしてよりも、まあ普通の一般の日本人として、あるいはゴルフジャーナリストとしてのお願いですね。ゴルフ場も非常に汚染 されてしまったんで私もちょっとゴルフが出来なくなるんじゃないかと気が気でないんですが。
えーここでくだらない話をしてるとえー自由報道協会の仲間たちが喋る時間がないんで。ちょっと、それから報告を、また時間があったあとに私のほうからもし ます。えーとひとりひとり紹介して行く時間がないんで、最初に今日ちょっとこれからリビアにですね取材に旅立たなくちゃいけないんで、田中龍作さんが、 ずっと現地にも入ってるんでちょっとひと言、えーひと言というか。
(書き起こし、ここまで)
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放射能予報は素晴らしい!妙案です。