福岡県久留米市の指定暴力団道仁会会長宅襲撃事件で、手投げ弾とみられる爆発音の直後に、会長宅西側の道路を北へ走り去る不審な車を近くの住民が目撃していたことが、捜査関係者への取材で分かった。銃刀法違反容疑などで逮捕された巌野(げんの)平一容疑者(78)は機関銃1丁と拳銃2丁の他、会長宅侵入に使った脚立も所持しており、県警は巌野容疑者を現場に送り届けた協力者がいる可能性もあるとみている。
捜査関係者によると、近くの住民は手投げ弾が爆発したとみられる大きな音を2度聞いたが、2度目の音の直後に、ヘッドライト2個がついた車が走り去るのを目撃した。巌野容疑者は「一人でやった」と供述している。
毎日新聞 2011年8月27日 15時00分(最終更新 8月27日 15時02分)