市民が行政・議会・一部のネット族を監視するための辛口情報紙・東村山市民新聞

「原発いらないネット東村山」のぺージ

  東村山市民新聞171号3面記事から
  どうする?「不安を煽る放送」と公言した責任
▼25年前、ソ連で起きた「チェルノヴイリ原発事故」は世界中に「反原発」の声を巻き起こしました。
▼ 私は「原発いらないネット東村山」代表として、原発事故の記事が新聞に出るたびに、地元FMラジオ局のニュース解説番組「ニュースワイド多摩」で、原発は不完全な商品、廃棄物処理ができない「トイレのないマンション」で「高速道路を暴走するブレーキのない車」と同じと、繰り返してきました。
▼ そして私は、事故の直後から当時の新聞記事を読み取り「風向きによっては
東京にも飛んでくる。福島はもちろんのこと、そこら一帯を放射能で汚染してしまうという事態になってしまう」「遂にチェルノブイリの2番目が日本で起こってしまった」と、強く指摘し、自己防衛を徹底することを呼びかけたい」とリスナーのみなさんに伝えました。その後、政府・東電も、今回の福島第1原発の事故はチェルノブイリと同じレベル7だと認めましたし、未だに大気中や海に放射能は漏れ続けている大事故です。
▼ が、ろくに、調べもせず、佐藤まさたか市議は、何と、ラジオ番組での私の上の発言について「不確かな情報を撒き散らし、不安を煽ることになったと言わざるを得ない」「放送免許を与えた総務省には、実態を直視してもらわないといけない」などと自分のブログに書いています。まるで、意味もなく無駄吠えするのら犬のような態度です。
▼ 東電の回し者のような人物が市議とは呆れます。
 「原発いらないネットワーク・東村山」は、1986年発足した反原発グループです。(矢野ほづみ代表)

    矢野ほづみ議員の2011年9月議会一般質問内容
   (1)放射能線量等の測定と内部被爆に関する認識について
@ 市立学校、市立保育園の測定結果(最高線量)はどうなっているか
A私立保育園の測定結果(最高線量)はどうなっているか
B 線量を測定する目的はなにか、外部被爆の可能性を見るのが目的か
C SPEEDI予測図及び実測値がすでに公表されているが、福島第1原発の放出放射能による汚染区域はどの範囲だと把握しているか
測定しているのはγ線だけか、α線、β線はなぜ測定しないか
D内部被爆は、α線、β線を測定しないと意味がないのではないか
E体から1m離れた場所にある放射性物質(空間線量)からの被曝と比較すると、放射線の強さは距離が近くなると2乗に比例するのでそれと同じ放射線でも、体内被曝の場合だと1ミクロンの距離にある放射性物質から受ける被曝量を計算した場合には「1兆倍」の被曝を受けてしまうといわれているが、放射性物質が体の同じ場所にとどまると、集中被曝の場所ができる。内部被曝には局所性と継続性があり繰り返し被曝することによってDNAが変性し癌になる危険が高まる。一部学者は、体内被曝しても線量がごく少量なので、健康に影響がないかのように根拠のない宣伝をしているが、汚染食材を摂取した場合の体内被曝のメカニズム、はどのようになっているか把握しているか、体内被曝でも被爆線量が少ないなら、外部被爆と同様に健康には問題がないという考えか
   (3)食材の放射能汚染と産地について
@ 都環境局が8月17日公表の都内各焼却施設での、焼却灰等の放射性物質の測定値を発表した資料が18日の全員協議会で配布されているが、それによると、国分寺では2100Bqを超えるセシウム、当市秋水園の場合、焼却灰等に1500Bq超のセシウムが検出されている。都内では千葉、茨城寄りの地域の焼却施設からたとえば江戸川清掃工場からは1万3千Bqものセシウムが検出されているが、このような高濃度のセシウム検出について、資源循環部所管は原因をどのように把握し、どのような注意が必要と考えているか
A すでに茨城鉾田市の稲の玄米から52Bq/kgのセシウムが検出されたとの報道がなされているが、日本の暫定規制値では500Bq/kg、WHOの規制値は10Bq、チェルノブイリ事故のウクライナの規制値は40Bqとなっている。50Bqのセシウムはシーベルト換算では約1マイクロシーベルトとなる。これが体内に入った場合、体内被曝するといわざるをえないが、500Bq/kg未満だから安全だという報道もあるが、どのように捉えているか
B次に給食の食材の産地を公表する場合、現在どれだけの食品から規制値を超えた放射性物質が検出されているかが問題となるが、4日現在で厚労省の集計によると、検査された1万380件のうち、約5%の531件で放射性ヨウ素とセシウムが規制値を超えていて、内訳は福島が354件で約7割、茨城が61件、宮城が31件などとなっており、野菜、水産物、牛肉などが汚染されていた。1号機から4号機まで大爆発を起し、いまだに放射能を放出し続けている福島第1原発の位置を基準にすると、どのくらい距離にある地域までの農産物、牛乳、バター等の酪農品、海産物が使用できるか、という問題になるが、当市の各給食の食材の仕入れ先の基準はどのようになっているか。福島にかぎらず、茨城、栃木、群馬、宮城、千葉でも高濃度の放射線汚染のホットスポットが指摘されて、神奈川、静岡の茶葉からも放射能が検出され、都内また東村山の焼却施設の焼却灰からも1500Bq超、が検出されている以上、給食使用食材は西日本産のものに限定して使用すべきではないか。
C 給食食材の産地表示している当市のHPには「給食の物資は、国の基準に基づき市場に流通しているものを使用しています。国の放射能検査により、国が指定した出荷制限地域からの調達はありませんのでご安心ください。」と記載されているが、国の発表を信用する人はほとんどいないし、現に当市でも福島産の野菜、魚は一切使用されていない。この件では、福島の学校給食担当の栄養士自身が「福島産の野菜は使用していない」と発言している事実が報道されているから、福島産野菜は東村山市の給食には使用すべきでないことは明らかだ。が、一方、HPには「国が指定した出荷制限地域からの調達はない」とあるが、福島は「国が指定した出荷制限地域」なのか?当市が福島産野菜を使用しない判断根拠はなにか。

D最近、茨城県鉾田市で取れた玄米から、52 Bq/?のセシウムが検出された。
 米の産地表示は、コシヒカリと表示されていても、通常ブレンドされており、ブレンド米については、国内のどこの産か表示しなくてもよいことになっている。当市のHP上で公表されている産地表示では、米は産地表示がない。 なぜか。産地の実態はどうなっているか。
E 農産物のうち、福島のハウス栽培のしいたけが最近でも出荷停止になったし、牛肉の例もある。野菜の食材産地として、当市のHP上では、千葉産が、市立保育園はトマト等11品目、各学校はきゅうり等5品目、茨城産が市立保育園はミニトマト等11品目、各学校が水菜等13品目、群馬産が市立保育園は生しいたけ等12品目、学校が小松菜等8品目、栃木産が市立保育園はなす等3品目、学校はきゅうり等5品目が公表されているが、千葉、茨城、群馬、栃木は福島原発の放出放射能雲が飛来し数多くのホットスポットのあることが報道されている。政府発表を信じているだけで、放射能検査はしているのか、どのように安全を担保しているのか、明らかに。放射能の検査はしたか、安全だといえるか。また私立保育園での対策の実態はどうなっているか
F最近、中国の関係所管から、海産物の汚染の実態は報告されているよりもはるかに深刻で、中国領海にも影響が出かねないとの報道があるが、海産物の放射能汚染をどのように認識しているか。魚の食材産地として、当市のHP上では、市立保育園では、千葉県産のいわし、神奈川産のちりめんじゃこ、静岡産の白すぼしが使用されている。魚は、産地表示は、直接獲れた魚場ではなく、水揚げされた港の所在地でも許されている。福島沖でとれ、通常は福島のいわき港で水揚げされていた魚が、現実に千葉の銚子港で水揚げされている。千葉県産のいわし、神奈川産のちりめんじゃこ、静岡産の白すぼしが、水揚げされた港ではなく、漁船が実際にどの海域で獲った魚かを確認しているのか、うかがいたい。市立各学校、市立各保育園では、どこの産のものを使用するか、基準はどうなっているか明らかに。私立保育園の実態は。
G 次に牛乳についてだが、日本の暫定規制値200Bq/gはゆるすぎる。すでに出回っている牛乳には4Bq/g程度の汚染牛乳はざらにあるとの報道がある。チェルノブイリ原発事故で実際に多数の小児がん患者が出たウクライナ基準だと2Bq/gで、日本の規制値は2倍も緩いが、これを安全だといえるのか、先ず暫定規制値の妥当性について窺いたい。
H  原子力委員会の委員を担当した中部大学武田教授は、日本で市販されている牛乳は、メーカーの各工場で汚染原乳と汚染されていない原乳がブレンドされ、規制値未満に薄められて出荷されているとの情報を公表し騒然となったが、政府厚労省は具体的な反論を出していない。原発爆発事故以前から実際に大手メーカーの牛乳は、福島は10箇所、茨城、宮城は各3箇所など各県10〜3箇所のクーラーステーションの大型タンクに酪農農家から集荷され、そこから各メーカーの工場に運ばれてブレンドされているのが実態で、メーカー出荷の牛乳の場合、メーカーは原乳産地をノーコメントの態度をとっており原乳の産地牧場は特定できないとされている。市立各学校、市立各保育園ではどこの産地牧場の原乳を使用しているか、確認したか。また、市内で使用している給食用牛乳は、個々の酪農家、クーラーステーション、各メーカーの工場のどの段階で放射能検査がなされているか。またその頻度、検査結果を、確認したか。また私立保育園の対策実施の実態はどうなっているか。また私立保育園での対策の実態はどうなっているか
I 低線量の体内被曝でも、とりわけ乳幼児、集中学生、妊婦などに重大な影響が出るとされているが、検査した全員の福島の子ども達かの尿からセシウムが検出されたとの報告があるが、問題をどのように捉えているか各所管の認識を窺いたい
J 食材産地を表示している当市のHP上に、市民から所管宛のメールが送信できるようになっているが、どのような内容のメールが届いているか、メール以外にも、市民から届いている意見等窺いたい。
K基本的な認識だが、セシウムの外部被爆が3.8マイクロシーベルト/毎時だと年間累積線量は20ミリシーベルトとされている。セシウム500Bq/kgという野菜等の日本の暫定規制値は、子どもも成人と同じ規制値となっているが、シーベルト換算ではどうなるか、うかがいたい。これと同じ線量の市内公共施設はあるか、明らかに、外部被爆線量と内部被爆線量を同等に扱ってよいと考えているか、健康上問題はないと考えるか
L町田の剪定枝をチップにして堆肥化したものからセシウム400Bq/kg が検出されたが、7月28日付けで「JA東京みらい農業共同組合」が、組合員に配布した「堆肥等施用の自粛について」という文書の内容を明らかにしていただきたい。これについて、資源循環部は、これをどうように受けとめ、どのような指導をしたか。
 


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